野球・文明・エイリアン
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 野球・文明・エイリアン | |
|---|---|
| ジャンル | 野球、ファンタジー漫画、恋愛[1] |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | へじていと |
| 作画 | 山岸菜 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載サイト | 少年ジャンプ+ |
| レーベル | ジャンプ・コミックス |
| 発表期間 | 2025年5月17日[1] - 2026年2月28日 |
| 巻数 | 既刊3巻(2026年3月4日現在) |
| 話数 | 全34話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『野球・文明・エイリアン』(やきゅう・ぶんめい・エイリアン)は、原作: へじていと・漫画:山岸菜による日本の漫画。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2025年5月17日から2026年2月28日まで連載された[1][2]。話数カウントは「第〇打席」[3]。へじていと・山岸菜コンビとしては前作「全部ぶっ壊す」完結から2年5か月ぶりの連載となる。
単行本第1巻が発売された際には、とよ田みのるからコメントとイラストが寄せられた[4][5]。
扉絵は古屋にいなが実在の野球選手を模したポーズが多い。
大学生・高次はある日、熱狂的な野球ファン古屋にいなと出会い、たちまちカップルとなる。にいなから野球の知識を教わりながら、高次とにいなの関係は深まっていく。付き合いはじめてから1年後、デートで野球観戦に訪れた2人はある出来事がきっかけで地球とは別の惑星に行ってしまう。
登場人物
- 高次(たかつぎ)
- 理系の大学生。黒髪眼鏡。20歳。大学の先輩に誘われて行った野球観戦がきっかけでにいなと出会い、恋に落ちる。熱く野球を語る彼女に可愛さをかんじている。にいなの影響で高次自身も野球にハマり、ふたりはアパートで同棲していた。謎の黒い物体に誘われ、にいなと共に別の惑星へ行ってしまう。遭難し行き倒れてしまうものの、そこで暮らすエイリアン・ヤルルに救助された後に言語や野球をはじめとする様々な知識を伝授し、ヤルルの文明を発展させていく。にいなと一緒に温泉に入るなど、異星でも二人の仲は健在。
- 古屋にいな(ふるや にいな)
- 女性。職業不明。ピンク髪長髪。19歳。プロ野球チーム東京スパローズの大ファンである日、野球観戦で隣にいた高次と出会い、付き合い始める。すべての事柄を野球にたとえたり、野球に結びつけ語る熱狂的な野球ファン。知識は現在のものに限らず、にいなが生まれる前と推察される野球エピソードにも非常に詳しい。実家暮らしだった頃には、自転車でスパローズ2軍スタジアムまで群馬県太田市の自宅から行ったことさえあった。女子硬式野球部に所属した経験からか野球の実践や練習方法にも詳しく、地球にいたころから高次に野球の技術指導をしていた。高校時代、学業のために親が部活以外で野球に関わるのを禁止したところ1か月で12キロやせたこともあった。ある日高次と共に飛ばされた惑星に、野球がないことを知り涙を流して悲しむ。高次の豊富な知識で次第に文明が発達していくなかで、ヤルル達にも野球を伝授。野球にハマっていくヤルルたちを見て、意欲を高め、異星暮らしな奮闘している。ヤルル達の野球リーグを作ることが現在の目標。野球について語ったり、興奮している時の擬音は「やきゅ」
- ヤルルの長
- 高次・にいなが飛ばされた惑星に住むヤルルの集落の長老。背中に無数の突起物がある。当初、野球場を作るために土地を借りたいという高次達の頼みを労働時間が減少するという理由で断るが、むしろ労働効率が上がると高次らに説得され認めた。
- トルテン
- 高次・にいなを救助し、自身の棲み処で二人に食料や水を与えて介抱したヤルル。二人が歩けるまでに回復すると集落を案内し、壁画前で祈りを捧げる。高次の「これなんだろ」という発言をヒントにして人間の言葉(日本語)を習得し、集落に言葉が広まるきっかけを作った。
- 集落では農業や狩猟など様々な仕事に携わりつつ、高次・にいなからの知識や技術を率先して実践し、野球や野球場作りにも積極的な働き者。野球ではなぜかデッドボールを頻繁に受けている。番外編では高次による野球以外の遊びにも付き合っている。
- 頭部や体格は標準的で、音叉に似た形の一対の角が特徴。ヤルル年齢で約30歳。
- テス
- トルテンと行動を共にすることが多い働き者のヤルル。高次・にいなの活動にも非常に協力的。
- ラグビーボールに似た楕円形の頭部と、クランク形の一対の角が特徴。ヤルル年齢で約5歳。
- ジンズウ
- 働き者のヤルル。野球で遊んでいる際に転倒して出血してしまい、高次からの手当てを受けた後にトルテン・テスに抱え上げられ家まで送り届けられる。なめし革や樹脂の加工が得意で、これらの技術を活かして後に野球道具を作成する。
- 頭部が丸っこく、短い角を多く生やしている。
- コウガ
- 主に鉱石採掘を行う働き者のヤルル。高次から教わった断片的な知識を繋ぎ合わせ、独自の『炉』『筒型ふいご』『銅合金』を作る。『筒型ふいご』を改良してからは金属道具を作り出し、合金の成分を変えての試作・強度比較や『テンパリング』までこなす技術者肌。
- 野球場が完成した際には「孔雀石球場」の名を提案し採用されるなど、鉱物や金属に対する感覚が優れている。
- 大きく平たいコブが乗ったような頭頂部と、ステッキの柄が3本連なったような一対の角が特徴。
- ヨウス
- 捕手志望で左利きのヤルル。一人称は「せっしゃ」。事あるごとに「自しんない」「ほ手むいてない」と言う気弱な性格で、『左利きは捕手にとって不利』と聞くとさらに落ち込みはするものの、捕球自体は左右どちらの手でも上手い。『右投げが苦手で、左投げでは返球が遅れて不利』という弱点に対しては、左手のミットでボールを受けても持ち替えず、腕のプッシュスロー&ジャイロ回転を組み合わせて即座に射出する返球法を編み出し、にいなから自信を持つようにと賞賛された。
- 気弱な性格を反映してか、目尻と角が垂れ下がっている。
- ビオビオ
- ドラッグのような依存性がある『禁断の実』を栽培する、怠惰で堕落したヤルル。通称『禁断の実陣営』のリーダー。
- ピッチング能力に長けている。
- 顔の中心を斜めに走る傷跡と、大量の細長い角が特徴。ヤルル年齢で約40歳。
- ラサ
- 『禁断の実陣営』の一員。
- 打席に立つと大きな鼻息を鳴らす癖がある。打撃力と優れた選球眼を併せ持つ強打者。
- 大柄な体格で、岩山のように立派な角が多く生えている。ヤルル年齢で100歳超え。
- トゥボン
- 『禁断の実陣営』の一員。
- 木の実に手が届かない子供の目の前で木の実をこれ見よがしに食べる、対立する相手を必要以上に煽るなど、あまり素行が良くない。
- 細長い顔と体格、上方に絡まって伸びる一対の角が特徴。
- アサハン
- 『禁断の実陣営』の一員。
- 縦向きで板状に生えた角が特徴。
- トロシー
- メスのヤルル。他のヤルルと比べてハキハキ喋り、一人称に「わらわ」を使い、語尾に「~なのだ」を多用する。
- イナ
- メスのヤルル。トロシーとは対照的におっとりしたテンポで喋る。高次からは良い声の持ち主と認識されており、作中でも吹き出し内の文字フォントの違いで表現されている。会話の中でヤルル語の『ヤッビソ』と言い出すことが多い。
- ロウトウ
- トロシーとイナの護衛を勤めるヤルル。
- 長身と、槍のような一対の角が特徴。
- フヨウ
- 海の里のヤルル。サイドスローの使い手。
- ジト目が特徴。
- スイフン
- 海の里のヤルル。機動力と盗塁技術が優れている。
用語解説
- 東京スパローズ
- 明治神宮野球場を本拠地に置くプロ野球チーム。モデルは東京ヤクルトスワローズ
- ヤルル
- 高次・にいなが飛ばされた惑星に住む地球外生命体。高次が教えた日本語をすぐ覚えたり、行動をまねて物を作るなど知能が非常に高く、次第にヤルル自身で新しい文明を発見、発達させたり、高次の説明に対し非常に的を射た質問をしたりする。夜になると外に出てこない。嬉しいと胸から謎の液体が噴き出す。背中から生える角は個体差が大きい。雌(メス)の個体数が少なく卵生。
書誌情報
- へじていと(著)・山岸菜(漫画)『野球・文明・エイリアン』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊3巻(2026年3月4日現在)
- 2025年9月4日発売[4][6]、ISBN 978-4-08-884681-1
- 2025年12月4日発売[7]、ISBN 978-4-08-884820-4
- 2026年3月4日発売[8]、ISBN 978-4-08-884885-3