金子由里奈

From Wikipedia, the free encyclopedia

生年月日 (1995-10-27) 1995年10月27日(30歳)
出生地 東京都[1]
ジャンル 映画
かねこ ゆりな
金子 由里奈
生年月日 (1995-10-27) 1995年10月27日(30歳)
出生地 東京都[1]
職業 映画監督
ジャンル 映画
活動期間 1995年 -
主な作品
監督
『眠る虫』
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
テンプレートを表示

金子 由里奈(かねこ ゆりな、1995年10月27日[2] - )は、日本の映画監督東京都出身[1]

父は映画監督の金子修介、兄は俳優・脚本家の金子鈴幸[3]。家族映画会が定期的に開かれる家庭で、反発を覚えながら育つ[3]。祖父は輪島塗の販売を行っており、祖母は画家であった[4]

立命館大学映像学部に入学し、映画製作を学ぶ[1]。卒業論文はホセ・ルイス・ゲリンシルビアのいる街で』をテーマに執筆した[5]

2018年、山戸結希監督プロデュースの企画のオムニバス映画『21世紀の女の子』に、唯一の公募枠として選出され、『proection』を制作する[6]。同作は金子自身の過去の体験をさらけ出したような作品であると語っている[7]。同年5月には、監督が自ら主演と撮影も担当する映画を集めた「自撮り映画祭」を主催した[2]

2019年、自主製作の映画『散歩する植物』がぴあフィルムフェスティバル2019に入選する[6]

2020年、ムージックラボ2019に参加し、『眠る虫』でグランプリを受賞する[6]。同作は、盗聴癖のある主人公が、老婆の口ずさむメロディに導かれ、知らない街の知らない家にたどり着く話で、「死んだ祖母と喋ってみたい」という動機から制作された[8]

2023年、大前粟生の原作をもとに、映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を制作し、大学のぬいぐるみサークルを舞台に、「男らしさ」「女らしさ」のノリが苦手な大学生を描いた[9][6]。脚本は兄の鈴幸との共同制作[10]。同作は第25回上海国際映画祭アジア新人部門に選出された[4]

「チェイマンのヤンキー」名義で音楽活動も行っている[11]ゆっきゅんのファンであることを公言しており、2024年には『ログアウトボーナス』のミュージックビデオを製作した[12]。また、ライターの高島鈴とシェアハウスをしていた時期がある[13]

人物

思想

映画は革命の一つの手段であるととらえている[14]。ここでいう「革命」とは、短時間での権力の解体というより、「最近生まれた友だちの子どもが、将来、夜道を歩くときに怯えない世界であった欲しい」というような、身の回りのものをじわじわと変えていくものであるという[14]。『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の製作では、細田佳央太に主演を打診する際に「映画で革命を起こしたい」と発言した[15]

また、新自由主義自己責任論が広がるなかで、声を上げられない人の声を想像できるようにしたい、そして「変わることに疲れた社会」の変化をもう一度後押ししたい、と語っている[9]

『眠る虫』の製作では、観た人の視線を拡散し、鑑賞後の日常生活で今までよりも視線が動くようになる作品を目指した[8]。その背景には、映画のフレーミングを決めることは、その外側の世界を映さないと決めることでもあり、世界を作ることと諦めることが同時にあり、そこに映画の亡霊性があるという考えがある[16]

作風

社会規範の間隙に潜んでいる「見えないもの」との共生をテーマとし、人間/非人間、可視/不可視、生者/死者、規範/逸脱といった境界を揺さぶる作品が多い[17]

自身の映画製作に影響を与えた作品として、ハイポジ「僕でありたい」、カート・ヴォネガット『国のない男』、内藤礼の水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示[5]ロラン・バルト『明るい部屋―写真についての覚書』[18]などを挙げている。

作品

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI