把手には磨耗跡が無く、懸垂のためと思われる孔が設けられていることもあり、内面にすす状炭化物右の付着や黒色変化が認められる出土例があることから、内部で火が燃やされた灯火具(ランプ)であると考えられている。用途に関して『諏訪史』では鳥居により当時有力であった篝火台説が紹介され、八幡は懸垂用の燈火器や篝火台、防虫香炉などの可能性を想定した。宮城により祭祀に関係のあるものとし、藤森栄一は農耕社会と関係した神の火を移す呪術具としての意味があったと推測している。
また、神話学的アプローチから用途を推測する研究もある。縄文中期には土偶や人面装飾付土器など女神信仰が見られ、神話学者の吉田敦彦は人面装飾付の釣手土器を胎内に火の神(カグツチ)を宿し、母体を焼かれる女神(イザナミ)を表現しているとし、オセアニアからアメリカ大陸に及ぶ火と食物に関わる神話文化圏の西北端に属すると位置づけられている。また、日本神話の源流を縄文文化に求める小林公明や田中基も同様の推測を行っている。これらの神話学的アプローチを受け、考古学者の渡辺誠らは釣手土器や有孔鍔付土器などに見られる動物文様の意味に関しても推測を行っている。