2001年に、アメリカのノースダコタ州のグランド・フォークス交響楽団の定期演奏会で数年間かけて行なってきたモーツァルト協奏曲全曲演奏シリーズ最終回のコンサート前日に、ソリストが出演不可能となった同楽団より必死の依頼があり、まだ一度も弾いた事が無かったモーツァルトのピアノ協奏曲第22番(変ホ長調、K.482)を実に一日で学び,翌日飛行機で現地にかけつけて演奏、超満員の観客全員が総立ちするという快挙をなしとげた。その模様は各新聞,音楽雑誌で取り上げられ、世界各国で絶大な人気を誇るイギリスの「The Strad」誌もこの偉業を「今年音楽界で最も驚かされた出来事はアメリカのノースダコタ州で起きた。グランド・フォークス交響楽団が3年越しで催して来たモーツァルト:ピアノ協奏曲全曲演奏の最終回の前々夜に、思いもよらぬハプニングから、当初予定していたソリストのピアニストが演奏できなくなってしまった。絶体絶命の危機の中、大幸運にも ピアニストの長島達也氏がコンサート前日に大役代行を引き受けてくれた。ただ、彼には2つ問題があった。一つは、その日シカゴでコンサートが予定されていたため、コンサート前日のリハーサルに参加できないという事。もう一つは、彼がその協奏曲を今まで弾いたことがなかったという事!コンサート当日に到着した彼は、その優雅な演奏で皆を騒然とさせた。彼は気さくで謙遜であっただけでなく、とても美しい演奏を披露した!」と、その年最も驚かされた出来事として取り上げている(2001年7月号、721ページ)。