長征7号
中国の運搬ロケット
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概要

長征7号は打上げ重量10-20tをカバーする中型ロケットとして、長征2号Fをベースに開発されている。暫定的に「長征2号F(換)」(CZ-2FH) と名づけられ、早ければ月探査機の嫦娥計画中に使用される可能性もあった[5]。
長征7号は、第1段に長征5号用に開発されているYF-100ロケット・エンジンを2基装備するK3-1を使い、その周囲にYF-100を1基装備するK2-1をブースターとして装着することで構成される。第2段にはYF-115ロケットエンジンを4基持つ。YF-115は推力15t (147kN) ほどのケロシン/液体酸素エンジン。また2基のYF-75Dを持つ第3段を追加でき、静止トランスファー軌道や月探査機などの打ち上げにも使える。YF-75Dは現在、長征3号シリーズの上段として使われている液体酸素/液体水素エンジンYF-75の改良型とされる。 長征7号の打ち上げ能力は地球低軌道に13.5t、太陽同期軌道に5.5t、また有人宇宙船なら地球低軌道に12.5tとされる。これまで長征2号、3号、4号ロケットが担ってきた主力ロケットの座を引き継ぐ予定[6]。
改良型の長征7号甲 (CZ-7A) は2020年に運用が始まった。最初の打ち上げには失敗しており、中国の主な宇宙開発が全般的に遅延する可能性が指摘された[7]が、2021年には長征7号改の名で打ち上げに成功している[8]。
打ち上げ一覧
→「長征の打ち上げ一覧」も参照
| 機体番号 | 打ち上げ日時 (UTC) | 形式 | 発射場 | ペイロード | 軌道 | 成否 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 遥1 | 2016年6月25日 12時00分07.413秒 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 遠征1号甲 天源1号 多用途宇宙船サブサイズ再突入カプセル 遨龍1号 翺翔之星 天鴿飛行器 |
LEO | 成功 |
| 遥2 | 2017年4月20日 11時41分35.361秒 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 天舟1号 | LEO | 成功 |
| 7A-遥1 | 2020年3月16日 13時34分 |
長征7号A | 文昌衛星発射センター LC-2 | 新技術験証衛星6号
(Xinjishu Yanzheng-6)[7] |
GTO | 失敗 |
| 7A-遥2 | 2021年3月11日 17時51分28.409秒 |
長征7号A | 文昌衛星発射センター LC-2 | 試験9号衛星 | GTO | 成功 |
| 遥3 | 2021年5月29日 12時55分29.373秒 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 天舟2号 | LEO | 成功 |
| 遥4 | 2021年9月20日 07時10分 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 天舟3号 | LEO | 成功 |
| 7A-遥3 | 2021年12月23日 10時12分 |
長征7号A | 文昌衛星発射センター LC-2 | 試験12号衛星01 試験12号衛星02 |
GTO | 成功 |
| 遥5[9] | 2022年5月9日 17時56分 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 天舟4号 | LEO | 成功 |
| 7A-遥5[10] | 2022年9月13日 13時18分 |
長征7号A | 文昌衛星発射センター LC-2 | 中星1E衛星 | GTO | 成功 |
| 遥6[11] | 2022年11月12日 02時03分 |
長征7号 | 文昌衛星発射センター LC-2 | 天舟5号 | LEO | 成功 |
| 7A-遥4 | 2023年1月8日 22時00分 |
長征7号A | 文昌衛星発射センター LC-2 | 実践23号 | GTO | 成功 |