長秋詠藻
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『長秋詠藻』(ちょうしゅうえいそう)は、平安時代末期の歌人・藤原俊成の家集。3巻。六家集の一。仁和寺の守覚法親王の求めに応じ、治承2年(1178年)3月に自撰し、同年夏に進献された。名称の「長秋」は皇后の唐名「長秋宮」に因む(俊成の極官は皇太后宮大夫)。
- ↑ 上巻は久安百首・述懐百首、中・下巻は四季・賀・恋・雑・釈教・神社・雑に部類。
- ↑ 治承2年3月の俊成奥書を有する。伝姉小路基綱筆。俊成奥書は「治承二年三月随思出注之。尚落失多歟。後見有恥早破々々。沙門釈阿」。画像。
- ↑ 寛喜元年(1229年)定家奥書を有する。冷泉家伝来の原本を冷泉為満・為頼父子が交筆書写した本。影印は冷泉家時雨亭叢書第28巻『中世私家集四』(2000年、朝日新聞社)として出版されている。
- ↑ 冷泉家所伝本の転写本。岩波古典大系80『平安鎌倉私家集』(1964年、岩波書店)や私家集大成3『中世Ⅰ』所収「俊成Ⅰ」の底本となっている。画像。
- ↑ 永仁四年(1296年)の奥書を有する。二条為世自筆本。影印は専修大学図書館蔵古典籍影印叢刊(1979年、専修大学出版局)として、翻刻は古典文庫第577冊(1994年)として出版されている。
- ↑ 末流の一本は六家集本の板本として広く流布したが、本文的には最も欠点が多い[要出典]。
- ↑ 『国歌大系 10』、『続国歌大観(歌集部)』、『日本古典全集(平安詩歌)』に活字化されている。
- ↑ 現・日本大学蔵。松野(1973)は「大島雅太郎氏蔵伝為相筆本」として、「巻軸歌は479『思ひきや』で、寛喜奥書・右大臣家百首は無いというから、A歌群のみということになるが、巻末に修復の跡があり、この後にも本文が付加されていた可能性もあるという。従って、どの類に属するかは判然としないが、本文対校の結果は寛喜本((2)書陵部甲本)と殆ど相等しいとのことなので、恐らく第二類本に属するものと思われる」と述べつつ、詳細不明として分類からは外している。