闇の覚醒
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| 闇の覚醒 The Impossible Planet | |||
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| 『ドクター・フー』のエピソード | |||
| 話数 | シーズン2 第8話 | ||
| 監督 | ジェームズ・ストロング | ||
| 脚本 | マット・ジョーンズ | ||
| 制作 | フィル・コリンソン | ||
| 音楽 | マレイ・ゴールド | ||
| 作品番号 | 2.8 | ||
| 初放送日 | |||
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「闇の覚醒」(やみのかくせい、原題: The Impossible Planet)は、イギリスのSFテレビドラマ『ドクター・フー』の第2シリーズ第8話。2006年6月3日に BBC One で放送された。本作は二部作の前編であり、次話「地獄への扉」は6月10日に放送された。
本作の舞台はブラックホールの恒久的静止軌道上に位置する惑星クロプ・トールである。惑星をドリルで調査する人間のグループがビーストと自称する存在に脅かされ、人間の基地で奴隷として使役されていたウードがビーストに精神を干渉され反乱を起こす。
配役
脚本家マット・ジョーンズは、マシュー・ジョーンズ名義で、7代目ドクターと Chris Cwej を取り上げた Virgin New Adventures の小説 Bad Therapy も執筆した。彼はラッセル・T・デイヴィスのチャンネル4のシリーズ Queer as Folk の脚本編集も務めていた。
エグゼクティブ・プロデューサーかつチーフライターのラッセル・T・デイヴィスは、脚本の初期草案はウードの役割をスリジーンと同種のラキシコリコファラパトリアス人で埋めていたと述べた。奴隷化された彼らは人類から自らを開放してくれると信じたビーストの覚醒を望む予定であった[1]。デイヴィスは「奇妙な」という意味の odd との言葉遊びも意図してウード (Ood) という名前を選んだ[1]。対応する Doctor Who Confidential のエピソードで、デイヴィスは初代ドクターの The Sensorites (1964) に登場したセンソライツの母星近くにウードが起源を持つとの考えを好み、両者に似た面があることを示唆した[2]。これはシリーズ4「囚われの歌」で確定された。
クラシックシリーズでは地球以外の天体の採掘場が頻繁に登場したが、新シリーズでは本作が初めてとなった[1]。デイヴィスは制作決定に賛同しなかった[3]。ウードのマスクは人間のものと異なる位置に目があったため、演者はマスクに開いたピンプリックサイズの穴から外の様子を確認しなくてはならなかった。
ビーストの声はガブリエル・ウールフが担当し、彼は4代目ドクターの「火星のピラミッド」(1975年)で破壊者スーテクも演じていた[1]。ウードがビーストを呼称した名前の一つにサタンがあり、4代目ドクターもスーテクがデュポンの野獣やサタンといった数多くの異名で知られていると主張した。しかし、ウールフはエピソードが執筆・撮影された後にのみキャストされた[4]。本来プロデューサーはビリー・パイパーの夫クリス・エヴァンスを本人役で登場させようと探していた[5]。
ジェファーソン役のダニー・ウェブはオーディオ The Girl Who Never Was[6]、The Dark Husband にも出演した[7]。ザッカリー・クロス・フレイン役のショーン・パークスはかつてラッセル・T・デイヴィスが脚本を担当したBBCの2005年のドラマ『カサノバ』でデイヴィッド・テナントと共演していた[1]。ウードの声を担当したサイラス・カーソンはかつて「地球最後の日」で様々な異星人の声を担当しており、 ウード役のポール・ケイシーは『ドクター・フー』と『秘密情報部トーチウッド』で数多くのモンスターを演じるベテランである。