陸船車
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この「門弥式陸船車」は、「新製陸舟車(久平次式陸船車)」と違い、踏車と歯車の原理を応用した足踏み式自走で推進した。構造上、久平次式の様にハンドル操作による方向転換はできず、体を傾け重心を移動したと考えられる。踏車や舟など身近な道具からの着想による発明で、近代の自転車とは構造が大きく異なる。また、三輪車の久平次式に対し、門弥式は四輪車である(立って搭乗する点は共通)。
車軸の中心にはめ込んだ小歯車が、上方の足踏み式大歯車(踏車の応用)とかみ合い、足で漕ぐ事により、歯車が連動して走行する仕組みとなっている。大歯車の側面には乗木という板が放射状に設置されて、これを踏んで回転させた。門弥式はこの踏車型機構が前輪側に設置されている。そのシンプルな機構ゆえに短期間で発展を遂げたと言える。
外観について
庄田門弥について
将軍への献上
その後の発展と終わり
享保15年には「竹田式陸船車(構造は門弥式に近いが踏車型機構を後輪側につけたため三輪で、方向転換も可能、外装を飾っている)」が見世物として京都竹本座で民衆の噂となる。これらの噂に触発されて、自走のカラクリを研究した彦根藩藩士の