陸軍船舶兵
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古くから上陸戦に対し関心が高かった日本陸軍は、1920年代には上陸用舟艇(小発動艇(小発)・大発動艇(大発))を実用化し、さらに1930年代には揚陸艦たる特殊船(「神州丸」・「あきつ丸」など)を開発、これらは第一次上海事変や支那事変(日中戦争)の各上陸戦において威力を発揮し活躍した。当時、これらの船舶兵器を実戦において運用していたのは工兵(「船舶工兵」・「上陸工兵」と呼称)の一部であったが、太平洋戦争(大東亜戦争)の激化により、1943年(昭和18年)に船舶兵として独立した兵種となった(兵科区分自体は1940年に廃止済)。なお、船舶を運用するすべての陸軍部隊が船舶兵となったわけではなく、工兵として存続したものもあった。
太平洋戦争後期には、航空部隊とともに船舶部隊将兵に対し矜持を持たせるため、船舶胸章が1944年(昭和19年)5月9日に制定された。意匠は紺青色の台地に、錨・鎖および星章が付された形状で、船舶関係の部隊に属する将兵全てが軍服の右胸に佩用した。
