青峰山
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標高は低いものの伊勢湾、遠州灘、熊野灘から見通せるため、古くから沖合いを行く廻船の船乗りたちから目印とされてきた。このため、山頂付近にある正福寺は海の安全を守る仏様(鯨の背に乗った黄金の観音様)を安置し、古くから船の安全祈願を行う寺とされてきた。山にはシイやカシが繁っており良好な景観を形成していることから、近畿自然歩道が設定されている。また、森林自体もグローバル・ポジショニング・システムの発達により存在価値は低下したものの、航行目標保安林として保護されている。山頂付近には展望台のほか、デジタルテレビ放送の中継施設(磯部中継局)が存在している。
山麓の港町・的矢出身の嶋田青峰の俳号はこの山に由来する[3]。2016年(平成28年)5月25日、第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に来日中だったカナダの首相・ジャスティン・トルドーが妻のソフィー・グレゴワール・トルドーとともに青峰山を登り、正福寺境内を散策するなどして結婚記念日に合わせた休暇を楽しんだ[4]。
地形・地質
青峰道
青峰山の登山道は「青峰道」と総称される。鳥羽市側からの登山道は、松尾道と堅子道の2ルート、志摩市側からの登山道は、的矢道・磯部道・五知道の3ルートある。近鉄が作成し、駅などで配布している「てくてくまっぷ 青峰山正福寺コース」では近鉄志摩線松尾駅を起点とし、松尾道(旧道)を経て青峰山正福寺に至り、磯部道を通って同線沓掛駅を終点とするコースが紹介されている。自動車利用の場合は、お船祭りの際に通行規制がかかり、鳥羽市側の松尾道(新道)を利用して登り、志摩市側の的矢道を利用して下る一方通行が実施される[9]。
- 松尾道[10]
- 鳥羽市側からの登山道。1962年(昭和37年)に開通した自動車で登ることのできる新道と、以前からの徒歩で登る旧道の2つがある。鳥羽市松尾町の松尾交差点(国道167号交点)を起点とし、松尾集落を抜けて山頂に向かう。26丁ある[11]。
- 堅子道[9]
- 鳥羽市側を起点とする登山道。鳥羽市堅子町を起点とし、志摩市磯部町山田の奥部地区で的矢道と合流する。
