静粛に、天才只今勉強中!
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| 静粛に、天才只今勉強中! | |||
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| ジャンル | 歴史漫画 | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 倉多江美 | ||
| 出版社 | 復刊ドットコム | ||
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| 掲載誌 | コミックトム | ||
| 発表号 | 1983年8月号 - 1989年4月号 | ||
| 巻数 | 全11巻(新装版は全8巻) | ||
| 話数 | 69 | ||
| テンプレート - ノート | |||
| プロジェクト | 漫画 | ||
| ポータル | 漫画・アニメ | ||
『静粛に、天才只今勉強中!』(せいしゅくに、てんさいただいまべんきょうちゅう!)は、倉多江美による日本の漫画作品。『コミックトム』(潮出版社)もて、1983年8月号から1989年4月号まで連載された。
フランス革命期の政治家ジョゼフ・フーシェをモデルとする、ジョゼフ・コティという人物の目を通して、フランス革命の勃発からロシア遠征の失敗までを描く。コミックスは潮出版社から1984年から1989年にかけて全11巻が刊行された。その後、復刊ドットコムで復刊希望投票が200票以上集まり[1]、2017年に復刊ドットコムより全8巻の新装版として復刊された。
オラトワール修道院(en)付属学校の物理学教師、ジョゼフ・コティは風変わりな科学実験に明け暮れ、修道院幹部からは白眼視されていたが、生徒たちからは人気があった。コティはアラスの学校に転任になったのを機に、マクシミリアン・ロベスピエールやチフス・ド・ラ・ブルトンヌと交流を深める。
1789年、三部会が召集されることになり、ロベスピエールとチフスは平民議会議員に選出される。コティも僧侶議会議員に選出される可能性があったが、自らその機会をつぶし、教師の職にとどまる。しかし、パリでは革命が進行し、その様子をチフスから報告されたコティは「政治家になりたい」という希望を持つようになる。生まれ故郷のナントの学校に転任になるや、コティは教師を辞め、地区委員会に出入りしたり、地元の名士の娘と結婚したりして政治的基盤を固める。
1792年、コティは国民公会議員に選出され、多数派だった穏健派(ジロンド派)に属す。しかし、次第に急進派(モンターニュ派)の勢いが増していることを感じたコティはルイ16世の刑罰を決定する投票で死刑に投票し、急進派に寝返る。その後、パリの政争を嫌ったコティは派遣議員としてヌーヴェルとリヨンに赴き、反対派の粛清・キリスト教会の破壊・市民からの財産徴収と暴虐の限りを尽くす。すべては「共和国に必要なものは現金だろう」という考えのもとの行いだったが、公安委員会委員長として権力を握ったロベスピエールはジロンド派に続いて、モンターニュ派内の穏健派と急進派の粛清を画策する。コティは自らが粛清される危険を感じ、ロベスピエールの打倒に動く。
テルミドールの反動によって、ロベスピエールは倒されるが、テルミドール派内部ではジロンド派が主導権を握り、モンターニュ派から転向した者たちに対して白色テロを起こすようになる。身の危険を感じたコティは民衆蜂起を画策するが失敗し、一労働者に扮して身を隠す。
総裁政府総裁のポール・バラスの情報屋になったのを機に政界復帰したコティは警察長官に任命され、ナポレオン・ボナパルト政権下でもその地位を保つ。しかし、皇帝就任後も対外戦争を絶え間なく続けるナポレオンをコティは見限るようになり、イギリスとの和平工作を独断で密かに進める。このことでナポレオンの逆鱗に触れたコティは解任され、さらにナポレオン関係の秘密情報を隠し持ったことでフランスにいられないまでに追い詰められてしまう。妻の死後、同棲していたコティの愛人がナポレオンの情報を提出したことで、コティは領地への帰還を許され、静かに余生を送る。
ロシア遠征を決意したナポレオンはコティを呼び出し、意見を求めるが、コティは遠征が無謀であることを説く。しかし、ナポレオンは考えを改めなかった。コティはロシア帝国地図印刷用銅板を置き土産にして、ナポレオンのもとを去る。これで政治の未練を吹っ切ったコティは愛人と静かな生活を取り戻す。コティの予言通り、ロシア遠征は失敗し、ナポレオンはコティに再仕官を求める手紙を送る。そのころ、未だ手紙を見ていないコティは愛人と趣味の散歩を楽しんでいた。