革命の時代
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革命の時代 1600年から現在までの進歩と反動(かくめいのじだい せんろっぴゃくねんからげんざいまでのしんぽとはんどう、英: Age of Revolutions : Progress and Backlash from 1600 to the Present)は、ファリード・ザカリアによる2024年の著書である。日本では2025年6月に日本経済新聞出版から発売[1]。
現在の世界は激動の時代であり、国内外の分断、混乱、再編成に直面するとしている。この書籍ではこのような変化を革命としており、この因果関係を過去の革命を解き明かしつつ検討する[一次 1]。
現代は革命の時代であり、世界中で劇的かつ急進的な変化が起きているとする。何が革命を作り出し、革命の時代はどのように終わり、どのような結果を生み出すのかについて述べる。この書籍の著者は著名なコラムニストであり、現代世界を形作った3つの革命を振り返り、血塗られた革命にしないための重大な要素を示す[一次 2]。
この書籍では自由主義革命を見ている。これは近代の曙といわれる革命であり、数世紀にも及ぶ君主制に反抗し、今の世界を支配する共和制のような形の政府を作り出した。次に見て行くのはフランス革命と産業革命であり、この2つの革命は極めて違った形であったが、今の世界を形作る革命であったとしている[一次 3]。
この書籍では近代以降の400年を技術と経済とアイデンティティの3軸で調整して、人類の進歩と反動を描く。17世紀以降の世界が1つの大きな物語とされ、この延長線上で、現代においてのポピュリズムや権威主義が台頭していることの意味を探っている[2]。
革命の時代に起きる反動が、分断に拍車をかけるとする。ここでは開放と閉鎖という新たな分化的対立がおきるとする。従来に起きていた分断というのは、右派と左派の対立であり実に単純であったのだが、ここ30年で文化やアイデンティティへの意識が高まったことから起きる分断が変わるとする。それは自由貿易や移民やオープンテクノロジーや多文化主義などの、開放派と閉鎖派の分断であり、この分断は従来の政治を根底から覆しているとする。アメリカの民主党支持者は解放派で、共和党支持者は閉鎖派であるとのこと。それまでは低所得層が民主党支持であったのだが金持ちが支持する政党になったとのこと。共和党は労働者層が支持するようになっているとのこと[一次 4]。
書誌情報
- Age of Revolutions : Progress and Backlash from 1600 to the Present. en:W.W. Norton & Company. 2024. ISBN 978-0-393-23923-2.
- 『革命の時代 : 1600年から現在までの進歩と反動』上、松本剛史(訳)、日本経済新聞出版、2025年。ISBN 978-4-296-12050-5。
- 『革命の時代 : 1600年から現在までの進歩と反動』下、松本剛史(訳)、日本経済新聞出版、2025年。ISBN 978-4-296-12051-2。
脚注
出典
- 一次資料
- ↑ 「書評『革命の時代(上・下)』ファリード・ザカリア著」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2025年8月16日。2026年1月15日閲覧。(
要購読契約) - ↑ 「<6/30新刊>『革命の時代(上)』」『日経BOOKプラス』日経BP、2025年6月27日。2026年1月15日閲覧。
- ↑ 「はじめに:『革命の時代 1600年から現在までの進歩と反動(上)(下)』」『日経BOOKプラス』日経BP、2025年6月27日。2026年1月15日閲覧。
- ↑ ファリード・ザカリア「〈ファリード・ザカリア氏〉「世界に背を向け、内向きであり続けるアメリカ――。26年以降、それがますます大きなリスクになるだろう」」『東洋経済オンライン』(インタビュー)(インタビュアー:肥田美佐子)、東洋経済新報社、2025年12月5日。2026年1月15日閲覧。(
要購読契約)
- 出典
- ↑ 「革命の時代(上) ファリード・ザカリア(著) - 日経BP 日本経済新聞出版」『版元ドットコム』一般社団法人版元ドットコム。2026年1月15日閲覧。
- ↑ 河野龍太郎(著)、東洋経済書評班(編)「〈書評〉『革命の時代 1600年から現在までの進歩と反動』『帝国陸軍 デモクラシーとの相剋』『極秘文書が明かす戦後日本外交』」『東洋経済オンライン』東洋経済新報社、2025年10月25日。2026年1月15日閲覧。(
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