類関数
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定義
性質
例
コンパクト群のヒルベルト環
→「位相群の群環」も参照
G をコンパクト群として、その上のハール測度 λ を平行移動不変な唯一の確率測度として定義する。L2(G) は G 上の自乗 λ-可積分函数全体の成すヒルベルト空間とすれば、この空間上に以下の二つの演算を入れることができる:
これらにより L2(G) は対合バナハ環となり、さらにヒルベルト環を成す。この環に関する研究は G の連続表現に関係する(ピーター–ワイルの定理を参照)。
この関係性は L2(G) の中心を通じて示される。実際、直接計算により可測函数 f, g が自乗可積分ならば
であり、また函数 f が L2(G) の中心に入る必要十分条件は、任意の g ∊ L2(G) に対して二つの畳み込み f ∗ g と g ∗ f が殆ど至る所一致することだが、これらは連続ゆえ至る所一致する。したがってこれは G の任意の u, v に対して f(uv) = f(vu) と同値である。
L2(G) の中心は、G 上の自乗可積分かつ中心的な可測函数(の類)全体の成す閉部分空間である。
コンパクト群の指標
コンパクト群 G 上の有限次元連続表現とは、有限次元複素ベクトル空間 V に対して、連続写像 ρ: G → GL(V) のことを言う。付随する指標は
で定義される類函数である。同値な二つの表現は同じ指標を持つ。
連続既約表現に付随する指標を既約指標と呼ぶ。任意の既約指標は L2(G) に属し、互いに同値でない既約指標は互いに直交する。また既約指標の全体は L2(G) のヒルベルト基底を成す。
有限群 G に対しては、既約表現の数は G の共軛類の数に等しい。
参考文献
- Serre, Jean-Pierre (1977). Linear representations of finite groups. Graduate Texts in Mathematics. 42. Berlin: Springer-Verlag
関連項目
- 有限群上の類函数
- 位相群の群環: 局所コンパクト群の C*-環