高島市安曇川町の鶏肉専門店「鳥中」(1961年創業)で考案されたとされる[4][5]。
高島地域では、古くから鶏卵の採卵業が盛んであった[4]。卵を産めなくなった雌鶏は「廃鶏」と呼ばれ、鶏舎から捨てられる存在であったが、食肉用の鶏と比べると筋張っていて肉質も固いため、用途があまりなかった[4]。「鳥中」の初代店主夫妻が、廃鶏を美味しく食べるために考案したのが、赤味噌の漬けだれをまぶした「味付けかしわ」であった[4]。初代店主夫妻は近隣の焼肉店を回って試作の味見を依頼し、味噌だれのは配合を改良して、完成させた[4]。当時の「鳥中」は、精肉販売が主であり、ショーケースの一部で「味付けかしわ」の販売を開始した[4]。当時は、味付け肉というものが無かったこともあって「味付けかしわ」は人気となった[4]。
しかし、「鳥中」では「とんちゃん」と言う商品名としては販売しておらず、「鳥中」の客が愛称として呼び出したのが「とんちゃん」であって、いつ頃から呼ばれるようになったのか、名称の意味などは不明である[5]。
日本国内では「豚ホルモン焼き」を「とんちゃん」と呼ぶ地域もあり、「豚ホルモン焼き」と味付け鶏肉を焼いた料理の味が似ていたことから「とんちゃん」と呼び始めたのではないかと考えらている[4][5]。