高橋久美子 (作家)
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愛媛県出身。3人姉妹の次女で、妹は書道家として活動する高橋美佳。
愛媛県立川之江高等学校在校中から作詞を始める。鳴門教育大学に入学後軽音楽部に所属し、デイヴ・グロールやティコ・トーレスの影響を受けドラムを始める。
また、幼少時から教職に就くのが夢だったため、国語科の教員免許や図書館司書の免許を取得した。その後、同じ軽音楽部に入部してきた福岡晃子と知り合い、チャットモンチーのドラマーとして何回か勧誘されるが、教職への夢を捨てられず、また将来が保障されない音楽家という職業への懸念から誘いを断っていた。しかし、福岡から招待されたチャットモンチーのライブに足を運んだ際、アコースティックで演奏していた「橙」に感銘を受け、2003年からチャットモンチーのサポートメンバーとして活動、翌年4月4日に正規メンバーへ昇格した。
2005年、メジャー・デビューを機に上京。その後はチャットモンチーのドラマーとして活動する傍ら、2009年に画家の白井ゆみ枝らとともに「ヒトノユメ」を発足。詞・絵・建築の展覧会を開催。
2011年の春頃から「音楽に向かっていくパワーがなくなっている」「気持ちを偽りながら曲作りはできない」として脱退を考える。同年9月29日の徳島でのライブをもって正式に脱退。以降は東京カランコロン、ももいろクローバーZ、LAGOONなどへの楽曲提供、cinema staffの「小さな食卓」のショートフィルム脚本、前述の「ヒトノユメ」としての活動、エッセイや絵本・詩集の出版、各種イベントへの出演など作家・作詞家として精力的な活動を続けている[2][3][4][5][6]。
2017年5月17日、『大相撲夏場所』の中継(NHK衛星第1)に和服姿でゲスト出演。
2018年、チャットモンチーのラストライブとなった「こなそんフェス2018」のアンコールにサプライズ出演。Base Ball Bear、シュノーケルと共に「シャングリラ」を披露し、バンド脱退以来7年ぶりにステージでの演奏を披露した(初日の出演。二日目は出演せず)。
初めて絵本の翻訳を担当した『おかあさんはね』は第9回ようちえん絵本大賞、第5回積⽂館グループ絵本⼤賞、絵本ナビ プラチナブックメダルなど多数受賞した[7][8]。
2025年10月30日、「全国図書館大会愛媛大会」において記念講演のパネリストを務めた[9]。
人物
愛称は「クミコン」。チャットモンチーではほかの2人より1学年上であるため、加入当初は橋本絵莉子から「くみこさん」と呼ばれていた。
中学・高校と吹奏楽部に所属してクラリネットを担当していたが、元々肺が弱く高校1年生の時から慢性的に肺炎を繰り返すようになりドクターストップが掛かり、止むを得ずパーカッションに転向した経歴を持つ。一方で肺活量は同年代女性の平均よりも高く、またチャットモンチーの3人のうち最高であることが後に判明した。
主に作詞家として活動しており、ミュージシャンの楽曲に歌詞を提供している。また、Kaco、Awesome City Club、住岡梨奈、LAGOON、スピラ・スピカ、四星球、番匠谷紗衣といったミュージシャンとは歌詞の共作をしている(詳細は楽曲提供を参照)。
自他ともに認める低血圧。『親知らずを抜いた日は80/50だった』とも。
英検、漢字能力検定の準2級を取得していると自身が出演していた「ごごラジ!」で話している。
歴史関係の事柄が好きで、特に幕末を好む。最も影響を受けた人物は土方歳三。DVD『チャットモンチー レストラン デザート』では、織田信長の鎧を着て犬山城巡り、という企画を行っている。
大学時代はラーメン屋でバイトしていたことがある。
2016年に結婚。結婚式では”ミュージシャンの友達”と共に「バスロマンス」を演奏した。
著書
詩集
- 詩画集「太陽は宇宙を飛び出した」(2010年、絵: 白井ゆみ枝、フォイル)
- 写真詩集「家と砂漠」(2012年、写真: 干田正浩、絶版)
- 歴史詩作本「高橋久美子が行く! 第1回 小江戸川越 歴史詩作の旅」(2013年)
- 写真集・詩作本「ヒトノユメと高橋久美子が行く!」(2013年、白井ゆみ枝)
- 詩画集「今夜 凶暴だから わたし」(2019年、ちいさいミシマ社、絵: 濱愛子)
エッセイ
- 思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、(2013年、毎日新聞出版)
- いっぴき(2018年、ちくま文庫)
- 捨てられない物(2019年)
- 旅を栖(すみか)とす(2021年1月、KADOKAWA)
- その農地、私が買います 高橋さん家の次女の乱(2021年10月、ミシマ社)
- 一生のお願い(2022年8月、筑摩書房)
- 暮らしっく(2022年11月、扶桑社)
絵本
- 明日のうさぎ(2015年、絵: 高山裕子)
- 赤い金魚と赤いとうがらし(2017年、絵: 福田利之、mille books)
- あしたがきらいなうさぎ(2023年、絵: 高山裕子、マイクロマガジン社)
- こくとう ぴょ~(2025年11月、絵: 加藤休ミ、あかね書房)
小説
- ぐるり(2021年、筑摩書房)[10]
アンソロジー
「」内が高橋の作品
エッセイ
- 『靴のおはなし2』(2019年8月、ループ舎)「土踏まず」
- 『休むヒント。』(群像編集部 編、2024年4月、講談社)「お休meなさい」
- 『おでかけアンソロジーひとり旅 いつもの私を、少し離れて』(2025年3月、だいわ文庫)「一人旅のススメ」
- 『おでかけアンソロジー ふたり旅』(2026年3月、だいわ文庫)「小倉トーストと母」
小説
- 『異人と同人』(2019年11月、ネコノス)「ぼくのおばさん」
- 『異人と同人2』(2020年5月、ネコノス)「五分だけの太陽」
- 【改題】『雨は五分後にやんで』(2021年12月、ネコノス文庫)
翻訳
- エイミー・クラウス・ローゼンタール、トム・リヒテンヘルド『おかあさんはね』(2017年、マイクロマガジン社)
- スーシー『パパといっしょ』(2019年、トゥーヴァージンズ)
- スーシー『にんぎょのルーシー』(2020年6月、トゥーヴァージンズ)
- コビ・ヤマダ、ナタリー・ラッセル『あなたがいてくれたから』(2020年7月、パイ インターナショナル)
- パリス・ローゼンタール、ジェイソン・ローゼンタール、ホリー・ハタム『ディアボーイ おとこのこたちへ』(2021年、主婦の友社)
その他
ラジオ番組
- ごごラジ!(NHKラジオ第1放送 金曜パーソナリティ)2016年4月 ~ 2018年3月
- うたことば(NHKラジオ第1放送)2019年4月 ~ 2020年3月(隔週担当)[12][13]