高橋邦太郎
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東京生まれ。東京外国語学校仏語科及び東京帝國大學仏文科卒業後、1933年、アナウンサーとして当時社団法人だったNHKに入局[1]。戦前のNHKは軍の宣伝機関であったということもあり、今日のような分業制ではなく、アナウンサーである一方で記者としても活動していた。
一時期は文芸部に在籍し、1939年に企画、演出した連続物語『宮本武蔵』は「絶大な人気を得た」という[2]。
戦後は報道専業となり、フランス語を生かしてサイゴン(現在のホーチミン市)支局長などを務め、退職した。
東京帝大在学時からフランス文学の翻訳を行い、その後もフランス大衆小説などを翻訳。NHK退職後は上智大学講師を経て共立女子大学教授、日仏文化交流史の研究家となった。在日フランス語教師で、画家ノエル・ヌエットとは深い交流があった。
長年寄稿していた「日本古書通信」に回顧談を連載開始間もなく没した。没後に高橋邦太郎賞が設けられた。
著書
- 『巴里のうわさ』(岡倉書房) 1937
- 『防諜読本』(富士出版社) 1940
- 『川船ものがたり』(東山書房、世界名作絵本) 1948
- 『リンカーンのあごひげ』(筑摩書房、中学生全集) 1951
- 『暮しの文化史』(ダヴィッド社) 1957
- 『欧米飛び双六』(青蛙房) 1959
- 『チョンマゲ大使海を行く 百年前の万国博』(人物往来社) 1967
- 『露店の古本屋』(日本古書通信社、古通豆本) 1971
- 『ふらんす語事始 仏学始祖村上英俊の人と思想』(富田仁、西堀昭共著、校倉書房) 1975
- 『パリのカフェテラスから』(柴田書店) 1976。三修社文庫 1984
- 『私のパリ案内』(主婦の友社) 1977
- 『お雇い外国人6 軍事』(鹿島出版会) 1979
- 『花のパリへ少年使節 慶応三年パリ万国博奮闘記』(三修社) 1979
- 『日仏の交流 友好三百八十年』(三修社) 1982
- 『書痴銘々伝』(日本古書通信社、古通豆本) 1983
