高田正子
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作品・評
- 結社名にもなった「青麗」は第3句集の名であり、第3回星野立子賞受賞作[3]でもある。「青麗」には両親や郷里のことを詠んだ句が含まれており、書籍『星野立子賞の十年』で師の黒田杏子は下記のように評している。[4]
大川の水の匂へる雪蛍
昔からずっと流れている隅田川に対する作者の想い。隅田川を称えるような気持ちを心の内に置いた上で「雪蛍」という生き物を持ってこられた。繊細で、趣きが深いと感じます。
- 三十句抄で「母もまた母恋ふるうた赤とんぼ」「喪の家も枯れゆくもののそのひとつ」に続く句として、小澤實は下記のように評している。
父に湯たんぽ父に家捨てさせて
父をひきとった際にはかく詠む。人生から逃げていないのだ。家と湯たんぽではまったくバランスがとれないし計算が合わない。そこにやぶれかぶれのおかしみが生まれている。そしてどこか不思議の匂いがする。