魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance
セブン・アークス制作による日本のテレビアニメ作品
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『魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance』(まほうしょうじょリリカルなのは エクシーズ ガンブレイズヴェンジェンス)は、Seven Arcs制作による日本のアニメ作品。2026年7月からTOKYO MXほかにて放送中。略称は「なのはEXGV」[1]。
概要
『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の劇場用作品である『魔法少女リリカルなのは Reflection / Detonation』から2年後の世界を舞台に、新たな主人公である久瀬シイナを中心として描く作品。2024年12月に制作が発表された[2][3]。
ストーリー
30年前に突如として現れた侵略性危険生物、通称「侵略種」によって人類が危機に晒されている世界の極東地域・瑞穂の離島、海女取島で暮らす久瀬シイナと久瀬セツナの義姉妹。
誰にも迷惑をかけずに慎ましく暮らしていたが、突如として侵略種の特性を有する男から襲撃を受ける。
シイナは魔人を巡る運命に巻き込まれていく。
登場人物
主要人物
- 久瀬シイナ
- 声 - 橘杏咲[4]
- 本作の主人公。瑞穂の離島に住む高校2年生にして害獣駆除ハンターである少女。
- 祖父から銃の扱いを習った後に死別、両親とも死別済み、侵略種の災害の最中に拾ったセツナを義妹として引き取り静かな生活を送っていた。
- 明朗快活な性格で、嘘吐きの類を嫌悪する。侵略種の駆除の際に、手柄を横取りされたり、弾代も出されなかったり、実働は猟友会のハンターが動くしかなかった経験から、社会やお役所を信用せず嘘吐きとみなしている。EXCEEDS設立のニュースが流れても、同じ嘘吐きの類とみなし冷ややかに見ていた。
- セツナを殺した魔人の討伐後、本土へ。本土の廃墟区画に構えていた自分のキャンプを調査していたなのはと邂逅する。なのはとフェイトとはやてからの説得の末、EXCEEDSに入ることを決める。EXCEEDSでの侵略種駆除の仕事をする合間の休日、お互いの正体を知らないままにトワと友達となって交流していく。
- セツナから譲渡された魔人の力は「紅蓮」。四肢が赤熱化する炎の肉体。大元のセツナとは異なり、銃器に炎を装填して撃ち出すという銃撃戦じみた使い方をする。足裏から炎を噴射することで限定的な飛行も可能。セツナの壊れた体では能力を十全に発揮できていなかったが、健常で鍛え上げられたシイナの手に渡ることで本来の性能を発揮するようになった。魔人の力を得て以降は髪の半分がオレンジに染まった。
- 戦闘では祖父の遺品であった銃器のショットガン、ソードオフショットガン、狙撃銃、対物ライフルを使用。EXCEEDSに入ってからはシイナの「紅蓮」に合わせてEXCEEDS装備開発部が開発した大型拳銃型デバイス「対侵略種用炎熱銃リヴォルタ」を使用。
- 久瀬セツナ
- 声 - 日高里菜[4]
- シイナの義妹である小学五年生。本土の侵略種災害でシイナと出会い、義妹として迎え入れられ、二人で静かに暮らしていた。
- その正体は魔人。シイナと出会った時点では自分がどのように生まれたのかの記憶はなかったが、己の正体が人間ではないことを自覚していた。人間でない自分を家族として迎え入れてくれたシイナに感謝し、己が人間ではないという記憶を封鎖して生きてきた。炎の力「紅蓮(壊)」を使う魔人だが、シイナと出会う前の時点に起きた何かの出来事で魔人としての機能は壊れていて力を十全に発揮できていなかった。
- 襲撃してきた魔人に捕食されて死亡する直前に己の全てをシイナへと譲渡した。シイナは私服で過ごす際、残された遺品であるセツナの服を腰に巻いている。
- 夜海トワ
- 声 - 結川あさき[4]
- 本作のもう一人の主人公。高校3年生。両親を災害で亡くし、高校に通いながら働いている。
- 大人しく優しい雰囲気の少女。街中で偶然知り合ったシイナと友達になり、互いの本当の姿を知らないまま交流している。
- 本当の姿は違法薬物「魔人化薬」を扱う組織や人物を標的として潰して回る「魔人狩り」のリーダー。自分達を魔人化薬によって無理矢理魔人にしたマナとエイジ、数年前に自分の両親を殺した「炎の魔人」の行方を探している。
- 他の魔人の能力を取り込み複数の能力を使える「暴食」の能力を持つ。能力で強化した刀を振るい、敵を凍結させたり黒い光弾を放つ。
- 高町なのは
- 声 - 田村ゆかり[4]
- シリーズを通しての主人公。国連調査機関EXCEEDSの調査員。
- 調査の最中、離島で起きた事件を発見。その生存者であるシイナを調べるうちに魔人となったことを突き止める。シイナと接触するために携帯電話の圏外の廃墟に構えていたシイナのキャンプへと訪れ、シイナと出会う。
- 戦闘時などには、自律した意志を持つデバイス「レイジングハート」を杖型などに変形させ使用する。
- 漫画版序盤で描かれた、別の次元世界での事件から一ヶ月後に瑞穂へと来訪。瑞穂では侵略種の生態調査と現地戦力のスカウトを担当する。Detonationで得た特殊能力フォーミュラも引き続き使用可能。
- フェイト・T・ハラオウン
- 声 - 水樹奈々[4]
- シリーズを通しての主要人物の一人。国連調査機関EXCEEDSの調査員。瑞穂では魔人関連調査と組織運用の法関連を担当。
- 八神はやて
- 声 - 植田佳奈[4]
- シリーズを通しての主要人物の一人。国連調査機関EXCEEDSの創設者で、総督を務める、年齢不詳の女性。
- 実は、様々な組織の人間との折衝のために魔法で成人女性として振る舞っている、なのはたちと同年代の少女である。
国連調査機関EXCEEDS
- 八神リイン
- 声 - ゆかな[4]
- はやての義理の娘。EXCEEDSの事務総長を務める。
- 八神ヴィータ
- なのはとフェイトよりも先に瑞穂へと到着。
- 八神シグナム
- EXCEEDSの本部前線を務めており、極東支部には常駐せず、世界各地を転戦している。
- ルーク・アンダーソン
- 声 - 川原慶久[4]
- EXCEEDS極東支局局長。瑞穂へと到着したなのはとフェイトを案内し、瑞穂の置かれている状況を説明した。
- 瑞穂の政府上層部が魔人化薬を作るという腐敗してる状況を察してるためか、政府上層部からは距離を取る対応をとっている。
- ノーティカ・リン
- 声 - 風間万裕子
- EXCEEDSの本部広報課に属している。
- 本作に向けたシリーズ振り返り映像ではナレーションを務めている
魔人狩り
トワに従い、悪事を行う魔人や組織を狩る集団。当人達も魔人だが人としての理性は保っている。戦闘時は黒い服とマスクで素顔を隠している。目的の為なら手段を選ばず、敵を皆殺しにする事も厭わない。EXCEEDSとは敵対はしないが協力もしない微妙な関係にある。
- 相沢シオリ
- 声 - 千春[4]
- 魔人狩りの1人。20歳。チームの最古参メンバーでサブリーダー的な存在。トワの活動を支援するスポンサーでもある。細く鋭い糸を出す「蜘蛛」の能力を持つ。小さな蜘蛛を操り、通信役にしている。
- 喜多森ユーナ
- 声 - 小林愛香[4]
- 魔人狩りの1人。17歳。シオリに次ぐ古参メンバー。普段はおおらかで優しい性格だが魔人を強く憎み、戦闘では先陣を切る。常識を超えた怪力を繰り出す「剛腕」の能力を持つ。
- 新名アオイ
- 声 - 伊藤彩沙[4]
- 魔人狩りの1人。14歳。命の恩人であるトワを強く慕っている。あらゆる扉を開け、コンピュータープログラムのセキュリティも破れる「解錠」の能力を持つ。
- 古寺ユズ
- 声 - 青木陽菜[4]
- 魔人狩りの1人。13歳でチームの最年少メンバー。空間を繋げる「扉」と大量の物体を収納して運べる「鞄」の能力を持つ。戦闘向きの能力ではないのでチームのサポートに専念しているが、自分の弱さを嘆いてもいる。
Unknown
- 篠宮マナ
- 声 - 上坂すみれ[4]
- 力を求めて暗躍する女の魔人。魔人化薬のレシピを作り出した張本人で、トワ達を人体実験で魔人にした。性格は冷酷非情、人を苦しめて殺す事を楽しむ危険人物。
- 正体は寄生型の侵略種で、マナという少女の体を乗っ取っている。他の魔人に敗れて弱体化していたがエイジと出会い、自分の血を利用した魔人化薬を作って裏社会に勢力を広げた。
- 蔵木エイジ
- 声 - 矢田悠祐
- 篠宮マナと共に魔人化薬のレシピを作り出した男。マナとは互いに信頼し合っており、彼女を楽しませる為ならどんな悪事も厭わない。
- 10年前はブラック企業で働く普通の人間だった。災害復旧に取り組んでいたところをマナと出会い殺されかけたが、顔が好みだと気に入られて血を分けられて魔人になった。
その他
- 魔人(堂士馬ゴウ)
- 声 - 蓮岳大
- 久瀬家を突然襲撃した魔人。元人間としての理性は無いに等しく、捕食融合の特性のままに動く文字通りの人の形をした侵略種に成り果てていた。セツナを捕食殺害するが、魔人としての力をセツナから譲渡されたシイナによって全身の細胞に炎を撃ち込まれて消し飛ばされた。
用語
- 国連調査機関EXCEEDS
- 国連災害対策本部危険生物調査機関EXCEEDSとも。
- 侵略種災害の鎮静化のため活動している、国連の調査機関。特殊技能「魔導」を扱う、「外国」から来た「魔導師」を調査員兼、主要戦力として擁する。シイナを侵略種災害への対策、特に原種の駆除におけるキーマンとみなしてスカウトを行った。
- 真の正式名称は「管理局外局 特例調査機関EXCEEDS」。瑞穂のある世界においては「国連」の関連機関として活動している。
- 『Reflection / Detonation』で描かれたマクスウェル事件を受けて、八神はやてが時空管理局の外局として立ち上げた組織。時空管理局や聖王教会は大規模な事件にならないと動けない、大規模組織故の制約があるからこそ、小回りのきく組織にした。
- 各次元世界の崩壊を未然に防ぐことを目的として、存亡の危機に直面した現地世界の問題がその世界自身の手で解決されるための調査および手助け、人員のスカウトなどを行うのが主な活動。
- 体面上は現地世界の治安維持組織の正式な関連機関として振る舞うため、活動には現地協力組織の意を汲む必要もある。
- 瑞穂
- 本作の舞台となる次元世界における、極東地区のいち国家。
- 文明や文化としては地球の日本とほぼ変わりはないが、ひらがなは使われず、カタカナと漢字を主体とする。
- 侵略種
- 30年前に突如として現れた人類に敵対する生命体。この存在によって本作の世界の人類は明日というほど逼迫はしてないが、滅亡のいくつか手前まで追い込まれている。正式名称とその表記揺れは「侵略性外来生物」「侵略的外来種」「侵略性危険生物」など。
- どこから出現したのかはわかっておらず、当時の観測記録も侵略種による世界崩壊で途絶えている。
- 種類はいくつものタイプに分かれている。
- 捕食融合という特性を持ち、同族を喰らうことで強力に変異していく。この特性は侵略種の遺伝子を取り込んだ魔人も同様。
- 特に危険なのは全ての侵略種の発生源とされる超大型侵略種「原種」。戦闘力、繁殖力、再生力が桁外れの域に達しており、同じ侵略種の力を用いないと討伐できない。瑞穂には多くの原種が存在し、EXCEEDSはこれの駆除を最優先目標とする。
- 魔人
- 正式名称は「侵略種因子適合人類」。侵略種の遺伝子を取り込むことでなるのだが、身体性能や再生力はむしろ遺伝子元となる侵略種を上回っている。首を刎ね飛ばした程度では死なず再生するほどの脅威的な再生力で、現時点では同族喰いか、全身の細胞を消し飛ばさない限りは討伐不可能。同族に対する強烈な捕食本能を侵略種から継いでおり、この場合の同族というのは侵略種だけでなく人間も含まれる。魔人によって人喰いも起きる。
- EXCEEDSが確認した魔人は大半が侵略種の体組織に侵されての異形化、精神の異常化が見られたが、唯一、人間としての精神を保っているのが久瀬シイナである。
- 一般人には情報統制で隠蔽されている。魔人が起こした人的被害が出た事件すらも薬物中毒者による犯行というカバーストーリーで隠匿される。
- 魔人化薬
- 篠宮マナとクラギエイジがレシピを開発した違法薬物。侵略種の遺伝子の抽出、魔人からの遺伝子抽出によって作り出される。使用することで人間を魔人にする。
- 反社会勢力だけでなく、各国の上層部までもがこれを作ることに手を染めている。瑞穂において、魔人問題が解決できない大きな原因となっている。
スタッフ
- 原作・脚本 - 都築真紀[4]
- 監督 - 浜名孝行[4]
- 副監督 - 佐藤博暉[4]
- キャラクターデザイン - 新垣一成[4]
- サブキャラクターデザイン - 平原みなみ、井戸田あかね、牧孝雄[4]
- キャラクター・デバイス・バリアジャケット原案 - 川上修一[4]
- デバイスデザイン - 大河広行[4]
- 武器デザイン - 村松尚雄[4]
- クリーチャーデザイン - 森木靖泰[4]
- プロップデザイン - 鈴木典孝、岩畑剛一[4]
- 色彩設計 - 吉田小百合[4]
- 美術設定 - 妹脊百合子[4]、小野寺里恵、高橋武之
- 美術監督 - 中尾陽子[4]
- 3DCG - グラフィニカ[4]
- 3DCG監督 - 五来聖文[4]
- 撮影監督 - 二村文章[4]
- 編集 - 関一彦[4]
- 音響監督 - ハマノカズゾウ[4]
- 音響効果 - 斎藤みち代、小山恭正
- 音響制作 - グロービジョン
- 音楽 - 塩野海
- プロデューサー - 小松怜奈、藤井貴大、植木達也、畑中悠介、丸然、外川明宏、山中隆弘、中路亮輔
- アニメーションプロデューサー - 持田章寛
- 制作統括 - 伊藤將彦
- 制作 - Seven Arcs[4]
- 製作 - NANOHA EXCEEDS PROJECT(キングレコード、ブシロード、Seven Arcs、三洋物産、ムービック、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、グッドスマイルカンパニー)
主題歌
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| #01 | 久瀬シイナ Origin 〜離島で暮らす少女が「魔人」として 生きることになった理由と、そこから始まる物語〜 | 浜名孝行 | 布施木一喜 |
| 新垣一成 | 2026年 7月5日 |
| #02 | 国連調査機関EXCEEDS/魔人狩り 〜この世界の問題/立ち向かう者たちが生きる道〜 | 高橋幸 | 福元しんいち |
| 7月12日 | |
| #03 | 久瀬シイナと夜海トワ 〜二人の出会いと秘密/それぞれの現在〜 | 中山岳洋 | 山崎茂 |
|
| 7月19日 |
| #04 | 夜海トワ Origin 〜実験素材だった少女が「魔人狩り」になった 理由とその心の拠り所〜 | 坂田純一 | コークン |
|
| 7月26日 |
| #05 | 遭遇 〜「魔女狩り」とEXCEEDS/篠宮マナが欲しいもの〜 | 高橋幸 | 中釜勇亮 |
|
| 8月2日 |
| #06 | 蔵木エイジと篠宮マナ/陽光 〜ブラック会社員と死にかけ魔人の 人生逆転物語/守れなかったもの〜 | 岩畑剛一 | Seven Arcs演出部 |
|
| 8月9日 |
| #07 | 第四管区地下鉄道・追跡駆除戦 〜邂逅/魔人、2人〜 | 坂田純一 | 須藤典彦 |
|
| 8月16日 |
| #08 | 夜海トワ Descent 〜衝突と別離/魔人狩りたちの決断〜 | 林宏樹 | コークン |
|
| 8月23日 |
放送局
BD
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|
| BD | ||||
| 1 | 2026年10月7日 | 第1話 - 第2話 | KIXA-91029 | |
| 2 | 2026年11月4日 | 第3話 - 第7話 | KIZX-90745/6 | |
| 3 | 2026年12月9日 | 第8話 - 第12話 | KIZX-90747/8 | |
Webラジオ
『RADIO EXCEEDS GV(ラジオエクシーズガンブレイズ)』のタイトルで、HiBiKi Radio Station と魔法少女リリカルなのは YouTube OFFICIAL CHANNELにて2026年7月10日から配信。パーソナリティは、橘杏咲(久瀬シイナ役)、結川あさき(夜海トワ役)。
関連作品
コラボレーション
アリス・ギア・アイギスにて7月13日からコラボレーションイベントが開催。
プレイアブルキャラおよびバックアップキャラとしてとして「高町なのは」「久瀬シイナ」が登場。
なのは、シイナともに通常の装備に加え、アリス・ギア・アイギス側の兵装「アリスギア」を追加でまとって戦う。両者ともにオリジナルデザインのアリスギアも用意されている。
イベントシナリオは都築真紀監修で、イベントオリジナルの要素なども登場する。