鳥谷部俊一
From Wikipedia, the free encyclopedia
開発に関与した被覆材
褥瘡治療に「食品用ラップ」を用いた治療を創始した[2]。開放性ウェットドレッシング療法、Open Wet-dressing Therapy(OWT)として、自著『褥創治療の常識非常識』で提唱した。
1996年に、創傷被覆材の研究会に参加した看護師がサンプルをもらってきて、試したいというので許可すると、床ずれが治ってくるのが分かったが、1日5000円もするため継続できず、替わりに食用品ラップを使ったらうまくいった[3]。本人のサイトによると、最初の症例は「いろいろ考えた末(中略)思い切って」ラップを使用してみたとのことである。交換の際再び傷口を作ってしまうガーゼを使用せず、消毒もしないことがポイントとなる[3]。それまではいずれ床ずれが悪化し死亡退院することが多かったが、3か月程度で治るようになったという[3]。
2001年にはホームページを立ち上げて情報を直接発信し、10年あまりで全国に普及した[3]。2005年には水切り袋とオムツを用いた「床ずれパッド」を開発、従来のラップ療法と比べてかぶれや臭いなどが改善された。その後、メーカーと「床ずれパッド」の商品化を目指した結果モイスキンパッドが誕生した[3]。