鳥飼行博
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業績
開発途上国の地域コミュニティに滞在し、労働、所得・収穫、薪炭採取などに関するフィールドワークを行う。その結果、現地住民が利用する共有地や共有資源は、地域コミュニティのメンバーに限って利用できる「ローカル・コモンズ」であり、収奪的利用が抑制されていること、そのためにコモンズの悲劇は成り立たないことを示した。
ローカル・コモンズは、薪炭をもたらす森林、河川、道路脇や公有地の牧草、沿岸の水産資源など、バイオマスを中核にして、様々な形態で広範に存在する。そこで、持続可能な開発な社会を形成するためには、貿易、直接投資、政府開発援助,NGOだけではなく、地域コミュニティにおけるローカル・コモンズの持続可能な利用と適正管理に着目して、社会開発を進めつつ、環境を保全することが有効であると考えられる。これは、現地住民を、開発と環境保全の担い手として位置づける「草の根民活論」である。
経歴
著書
単著
- 『開発と環境の経済学―人間開発論の視点から』(東海大学出版会、1998年、ISBN 4486014197)
- 『環境問題と国際協力―持続可能な開発に向かって』(青山社、2001年、ISBN 4883590585)
- 『社会開発と環境保全―開発途上国の地域コミュニティを対象とした人間環境論』(東海大学出版会、2002年、ISBN 4486015851 )
- 『地域コミュニティの環境経済学―開発途上国の草の根民活論と持続可能な開発』(多賀出版、2007年、ISBN 9784811571317)
- 『写真・ポスターから学ぶ戦争の百年―二十世紀初頭から現在まで』(青弓社、2008年、ISBN 9784787220288)
- 『写真・ポスターに見るナチス宣伝術―ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』(青弓社、2011年、ISBN 9784787220424 )
- 『アジア地域コミュニティ経済学―フィリピンの棚田とローカルコモンズ』(東海大学出版部、2015年、ISBN 9784486020486 )
共著
- (宇沢弘文・田中廣滋)『地球環境政策』(中央大学出版部、1999年、ISBN 9784805725009)
- (田中廣滋)『環境ネットワークの再構築-環境経済学の新展開』(中央大学出版部、2001年、ISBN 9784805725016)
- (丸尾直美・益村眞知子)『ポスト福祉国家の総合政策-経済・福祉・環境への対応』(ミネルヴァ書房、2001年、ISBN 9784623032495)
- (奥良モト・堀ノ内雅一)学習漫画 世界の伝記NEXT『サリバン先生-ヘレン・ケラーとともに歩んだ教育者』(集英社、2011年、ISBN 9784082400484)
- (海野そら太・登坂恵里香)学習漫画 世界の伝記NEXT『ヘレン・ケラー-世界に希望の光をあたえた奇跡の人』(集英社、2015年、ISBN 9784082400668)