麦角アルカロイド

From Wikipedia, the free encyclopedia

麦角アルカロイド(ばっかくアルカロイド、: ergot alkaloid)は、麦角菌ソライロアサガオハワイアン・ベービー・ウッドローズ等に含まれる、人体に毒性を示す成分である[1][2]。1960年代から薬理の研究が進み、2000年代にも中毒の話題[3]や、妊娠中、この成分と菌に汚染された麦類を食べることに言及がある[4]。有機物として、他の医薬品を生産するため利用してもいる[5]。あるいはカベルゴリン[6]など誘導体が知られ、パーキンソン病治療薬ほかに展開できるかどうか研究が進む[7]

FDAの判断

様々な毒性を示し[8][9][10][11]、歴史上、麦角中毒(Ergotism(英語))と呼ばれる食中毒症状、向精神作用を示唆する事例をヨーロッパなどでしばしば引き起こしてきた(魔女狩りイソベル・ガウディー英語版ほか)。 獣医学では子牛の脚が部分的に壊死し、関与が疑われた例がある[12]。ベナクチジンにはイヌの中毒例が報告されている[13]

このアルカロイドの一種であるベナクチジン(Benactyzine(英語)は緩和薬として市販薬に調合された[14][15]。だがアメリカ食品医薬品局はベナクチジンの効果を疑問視して[注 1]、国内の小売り市場からこれを含む商品を撤去させた[16][いつ?]

血管の収縮

日本国内にはかねてから血管収縮作用の研究があった[20]。麦角アルカロイドが作用する脳内の部位の特定(リスリドとして[21][22][23])、またオキシトシンと比較し、分娩時の止血への応用が検討された[24]

誘導体

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI