2020年チュグエフAn-26墜落事故
From Wikipedia, the free encyclopedia
北緯49度51分36.6秒 東経36度38分38.7秒 / 北緯49.860167度 東経36.644083度座標: 北緯49度51分36.6秒 東経36度38分38.7秒 / 北緯49.860167度 東経36.644083度
|
事故機の同型機 | |
| 出来事の概要 | |
|---|---|
| 日付 | 2020年9月25日(ウクライナ時間) |
| 概要 | パイロットのミスによる温度制御システムの故障 |
| 現場 |
ハルキウ州チュグエフ 北緯49度51分36.6秒 東経36度38分38.7秒 / 北緯49.860167度 東経36.644083度座標: 北緯49度51分36.6秒 東経36度38分38.7秒 / 北緯49.860167度 東経36.644083度 |
| 乗客数 | 27 |
| 負傷者数 | 1 |
| 死者数 | 26 |
| 機種 | An-26Sh |
| 運用者 |
|
| 機体記号 | 56-08 |
| 出発地 | チュグエフ空軍基地 |
2020年チュグエフAn-26墜落事故(2020ねんチュグエフAn-26ついらくじこ、ウクライナ語: 2020 Чугуїв катастрофа Ан-26)は、2020年9月25日にウクライナのハルキウ州チュグエフでウクライナ空軍所属の機体が訓練中に墜落した航空事故。
事故を起こしたAn-26Sh (機体番号76 yellow、機体番号56-08、1977年10月21日初飛行) は、総飛行時間5985時間、着陸回数3450回。1996年7月、航空機修理工場410(キーウ)で改修された。


改修以来、1,800時間飛行し、2,160回の着陸を行った。この機種の場合、耐用年数は20,000飛行時間、14,000回の着陸とされている。2020年8月、アントノフ社の監督の下、耐用年数は2022年6月21日まで延長され、次のオーバーホールは2022年7月に行われることとなった。この機体にはAI-24VTエンジンが搭載された。次の修理前の右エンジン (1974年に搭載) の耐用年数は2020年10月11日まで、左エンジン (1977年搭載) は2021年6月5日までであった[1][2][3]。
同機は飛行可能な状態であり、2020年には大規模な整備は予定されていなかった。 2020年7月に公開されたプロゾロ公共調達サイトに掲載された、機体修理の契約締結に関する情報では、アントノフは同機の耐用年数を2年延長した[4][5]。
事故の概要
2020年9月25日18時50分から、ハルキウ国立空軍大学飛行・航法士コースの士官候補生が航空機の操縦・操縦技術を習得するための訓練として、 An-26Shによる訓練飛行が行われた。訓練は計画通りに進み、午後10時50分まで続く予定だった。墜落前には、同機は6回の離陸と5回の着陸に成功していた[6][7][8][9]。
乗組員は7人で構成されていた。機長は、飛行時間700時間以上の二等パイロットでこの訓練での教官でもあった。訓練生たちは交代で右席に座り、操縦技術を習得した[10][7][11]。
公式情報によると、事故の経過は以下の通り[8][9][10]。
- 20時35分、事故機はチュグエフ空軍基地から離陸し、計画に従って飛行を開始した。
- 20時38分、乗務員は左エンジントルクセンサーの圧力低下に気づき、航空管制官に報告、着陸指示が出された。
- 20時40分、乗務員は着陸を要請したが、その時点では別の飛行機が滑走路を使用中だったため、乗務員は要請から1分後に着陸の許可を得た。
- 20時43分、事故機は飛行場の長距離無線ビーコンを通過し、フラップと着陸装置を降ろし、降下を開始、着陸の準備が整ったことを報告した。
- 20時45分、着陸進入中に事故機は、空軍基地の滑走路から約1,500メートル離れた地点で地面に衝突した。その後、飛行機の胴体から火災が発生した。
事故機は高速道路M03の近くに墜落した。事故によって発生した火災は、現場に到着した国家非常事態庁と内務省の部隊によって午後9時55分に消し止められた[12]。墜落中、飛行機は高速道路を走行していた車に衝突しかけた。運転手と乗客は墜落現場に救助隊を呼び、墜落から生き残った人々に応急処置を施した。1人は火を噴いていたが消火器で消し止められ、もう1人は頭を骨折し足に切り傷を負っていたが意識があり会話可能な状態だった[13][14]。目撃者によると、士官候補生はパラシュートなしで飛び降りたという[15][16]。

