ドイツ語原題は Im Volkston。フレデリック・ドゥエ(Frederik Due, 1853年 - 1906年)の旋律による。ドゥエはノルウェーの外交官で、パリ駐在大使などを務めたが、一方でアマチュアの音楽家でもあり、歌曲やピアノ曲を作曲した。本曲に用いられた旋律は、1894年にグリーグがパリでドゥエと出会った際に贈られたものである[1]。
曲はこの旋律を、主題呈示を含めて5回変奏するのみの、単純なものとなっている[1]。
ドイツ語原題は Kuhreigen und Bauerntanz。この訳題は菅野宏和によるもので、原題の正確な訳ではないが、作品の素材となった原曲の原題(ノルウェー語)ないし内容を参照して、より作品内容につながるものにした、としている[2]。
この曲自体がさらに2つの小曲からなるが、これらは続けて演奏される[1][2]。どちらの小曲も『25のノルウェーの民謡と舞曲(フランス語版、オランダ語版)』作品17からとられており、「牛寄せ歌」は第22曲「湿原に呼ばわる」(牛寄せ歌)の旋律、「足踏み踊り」は第18曲「つまづき踊り」の旋律による[2]。