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王の写本

1270年代にアイスランドで作成された羊皮紙の写本 From Wikipedia, the free encyclopedia

王の写本[1](おうのしゃほん、アイスランド語:Konungsbók[2]、ラテン語:Codex Regius, 王書、王室写本、欽定写本、レギウス写本とも。)は、『詩のエッダ』(Sæmundar-Eddu[2])が記録されているアイスランド語の写本(コデックスも参照)である。写本番号は「GKS 2365 4to」[3]など[4]。

王の写本を開いた姿。

概要

写本は、45枚の羊皮紙[5]でできており、1270年代に書かれたと考えられている。 ただし32枚目の後にあった[5]8枚のページが、現在はなくなってしまっている。 失われたのは『シグルドリーヴァの言葉』の終わりの部分から『シグルズの歌断片』の終わりの部分までであり、なくなった部分に書かれていたことは『ヴォルスンガ・サガ』の内容から想像できると考えられている[5]。 この写本に収録された詩の大部分が、唯一の情報源となっている。

1643年に、当時アイスランド南部の村スカールホルトで司教をしていたブリンニョウルヴル・スヴェインスソンの財産となるまで、その所在はまったくの不明であった。そして1662年、彼はデンマーク王フレデリク3世にその写本を贈った。

写本はその後、1971年4月21日までコペンハーゲンにある王立図書館で保管された。 それからレイキャビクへ運ばれ、以後はアウルトニ・マグヌッソン研究所(英語版)で保管されている。そのような貴重な荷物を運ぶにあたり、飛行機での移動が十分に信頼されている時代ではなかったため、写本は儀仗兵に伴われて船で運ばれていった。

内容

『スノッリのエッダ』の『王の写本』

『スノッリのエッダ(散文のエッダ)』を伝える主要な写本のうちの1つ(GKS 2367 4to)もまた、『王の写本』(Konungsbók Sn-E)[2]という名前がついている。成立は14世紀前半にまで遡り、55枚のベラム皮紙で作られている。

それはまた、前述の、ブリンニョウルヴルからフレデリク3世への贈り物の中の1つであった。1985年にアイスランドに返却され、現在はアウルトニ・マグヌッソン研究所に置かれている。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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