82年生まれ、キム・ジヨン
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 82年生まれ、キム・ジヨン 82년생 김지영 | ||
|---|---|---|
| 著者 | チョ・ナムジュ | |
| 訳者 | 斎藤真理子 | |
| 発行日 |
| |
| 発行元 |
| |
| 国 |
| |
| 言語 | 朝鮮語 | |
| 形態 | 四六判 | |
| ページ数 | 192 | |
| コード | ISBN 978-4-480-83211-5 | |
|
| ||
| ||
| 82年生まれ、キム・ジヨン | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 82년생 김지영 |
| 漢字: | 82年生김지영 |
| 発音: | パルシビニョンセン キムジヨン |
| 英題: | Kim Ji Young, Born in ’82 |
『82年生まれ、キム・ジヨン』(はちじゅうにねんうまれ、キム・ジヨン、朝鮮語: 82년생 김지영)は、韓国の作家チョ・ナムジュの小説。韓国で130万部以上の販売部数を記録するベストセラーとなった[1][2]。
本作は、主人公である「キム・ジヨン」という女性の記憶に基づいた告白と、その告白を裏付ける各種統計資料と記事という二つの軸で語られている。1982年に生まれたキム・ジヨンというありふれた名前の女性の少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通して、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧や生きづらさを映し出す。過去と比較すれば制度的な性差別は緩和された時代において、未だ残存する見えない差別がどのように女性の人生を制約し、抑圧するのかを著者は本書で描いている[4]。
主人公の氏名は、韓国で最も一般的な名字の一つである「김(キム)」と、1970年代後半から1980年代初期に産まれた女子に最も多く名付けられた名前である「지영(チヨン)」を組み合わせたものである[5]。
著者のチョ・ナムジュ[6]は、2001年に梨花女子大学を卒業後に韓国の社会派テレビ番組『PD手帳』の放送作家として10年間務めたが、育児のため止むを得ず専業主婦になったという経歴を持ち、本書は彼女自身の話でもある[7]。
2016年10月から2017年5月14日までの教保文庫の統計によれば、韓国における本書の主な購買層は20~30代女性で、購買者の38.1%が30代女性であり、27.0%が20代女性だった。30代男性が9.4%、40代女性が9.1%と続いた[8]。
2017年5月には、魯会燦正義党院内代表が文在寅大統領の就任記念に「82年生まれ、キム・ジヨンを抱きしめてください」というメッセージを添えて文夫妻に本書を贈り、話題になった[9]。
2018年11月、出版から2年余りで100万部を突破。2009年に出版されたシン・ギョンスクによる小説『ママをお願い』以来、初めて100万部を突破した韓国小説となった[10]。
2018年12月8日には、筑摩書房から邦訳版が出版された[3]。発売2日目にしてアマゾンジャパンのアジア文学部門でベストセラー1位となり、重版が決定。2019年8月までに計13万部以上が販売された[11][12]。