BYD・シーライオン 7

BYDが生産・販売している電気自動車 From Wikipedia, the free encyclopedia

シーライオン7(シーライオン セブン、: 比亚迪 海狮07EV: BYD SEALION 7)は、中国の自動車メーカー、BYD2024年から生産・販売しているクロスオーバーSUV型の乗用車である。シールをベースに設計された電気自動車であり、日本国内では2025年4月15日より販売している。

概要 BYD・シーライオン 7 UK型, 概要 ...
BYD・シーライオン 7
UK型[1]
RWD フロント
RWD リア
RWD インパネ
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中国 常州工場
販売期間 日本の旗 日本 : 2025年4月 -
デザイン ヴォルフガング・エッガー
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ クロスオーバーSUV
駆動方式 RWD/AWD
プラットフォーム e-Platform 3.0
パワートレイン
モーター : かご形三相誘導モーター
 : 永久磁石同期モーター
最高出力 システム総合最高出力
RWD : 230 kW (312 PS)
AWD : 390 kW (629 PS)
最大トルク RWD : 380 N・m
AWD : 690 N・m
変速機 eアクスル
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,930 mm
全長 4,830 mm
全幅 1,925 mm
全高 1,620 mm
車両重量 RWD : 2,230 kg
AWD : 2,340 kg
その他
駆動用バッテリー容量 82.56 kWh(日本仕様)
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概要

シーライオン7は、BYD 海洋シリーズ初の中型SUVの電気自動車であり、「海獅(シーライオン)」ブランド初のモデルである。中型セダンであるシールをベースに設計され、e-Platform 3.0と呼ばれるプラットフォームを採用している。中国本土の他、欧州や日本で販売されており、BYDの世界戦略車として重要な役割を担っている。

デザイン

外装

シーライオン7のデザインは、BYDのデザイン統括責任者であるヴォルフガング・エッガーが担当している。海洋シリーズに共通するデザイン言語として「海洋生物の自由さと美しさ」を採り入れ、フロント部分は海洋シリーズの特徴である「OCEAN X Face」を採用し、ブーメラン型のLEDライトを搭載している。側面には空と海の境界線を表現したダブル・ウエストラインがあり、ドアハンドルは走行中に格納されるようになっている。ルーフは後端に向けて穏やかに傾斜するクーペスタイルであり、リアゲートにはダックテール型のリアスポイラーを組み込むことで、空気抵抗値は0.28を実現している。リアには貫通式のLEDコンビネーションライトが配され、一文字のテールライトは水平線を、その内部にちりばめられているドットライトは水滴をイメージしている。日本仕様車のボディカラーはオーロラホワイト、シャークグレー、アトランティスグレー、コスモスブラックの4色が設定される。

内装

5名乗車のシートにはナッパレザーを採用し、フロントシートにダイヤ模様のキルティング加工を施している。ダッシュボード中央には回転可能な15.6インチのタッチスクリーンを搭載し、ボタン類はシフトレバーの周囲に集約している。オーディオシステムには、デンマークのオーディオメーカーであるディナウディオ社製の12スピーカーによるHi-Fiオーディオを採用している。また、ルーフには電動ブラインド付きのパノラミックガラスルーフを搭載している。日本仕様車の内装色はタウマスブラック1色のみとなっている。

メカニズム

シャシー

シーライオン7は、e-Platform 3.0と呼ばれるEV専用プラットフォームをベースに、バッテリーパックに車体の構造体としての役割を持たせたCTB(Cell to Body)を採用している。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式、リアに5リンクのマルチリンク式を採用し、可変ダンピングアブソーバー[注釈 1]を装備している。

パワートレイン

RWD(UKXYT型)とAWD(UKXYA型)があり、RWDは最高出力230kW(312 PS)、最大トルク380 N・mの永久磁石同期モーターをリアに搭載し、AWDはそれに加えて最高出力160 kW(217 PS)、最大トルク310N・mのかご形三相誘導モーターをフロントに搭載している。また、AWDにはiTAC(インテリジェンス・トルク・アダプテーション・コントロール)と呼ばれるトルク配分制御ユニットを搭載しており、前後モーターの回転角度を最小0.022°で検知可能とすることで出力トルクを瞬時に制御し配分を調整することができる。

リアアクスルには最高回転数23,000rpmの永久磁石同期モーターを搭載し、バッテリーマネジメントシステムやDC-DCコンバーター、オンボードチャージャー、高圧配電モジュール、車両コントロールユニット、モーターコントロールユニット、駆動用モーター、トランスミッションを搭載した8in1となっている。

駆動用バッテリーは、82.56 kWhのLFP(リン酸鉄)リチウムイオンバッテリーを搭載し、WLTCモード計測値で590 km(RWDの値。AWDは540 km)の一充電走行距離を実現している。空調用ヒートポンプシステムとバッテリー温度管理システムを統合したヒートポンプシステムを備えており、充電予熱機能を採用することで低い温度環境下でも安定した充電を可能としている。急速充電時の最大受入容量105 kWとなっている。

インフォテインメントシステム

15.6インチの回転式タッチスクリーンは、クアルコム社製のSnapdragon 8155チップが搭載され、タッチスクリーンから窓や電動ブラインド、アンビエントライトなどの車両操作が可能となっている。また、音声検知範囲が後部座席に拡大され、後席からの音声による車両操作が可能である。BYDストアからアプリを追加できるほか、Apple CarplayAndroid Autoのワイヤレス接続に対応している。スマートフォンとの連携機能として、BYDアプリで車両状況の確認、施錠解錠、エアコンなどのコントロールが可能であり、スマートフォンまたはスマートウォッチのウォレットにNFCカードを追加することで施錠開錠やイグニッションONが可能である。

年表

2023年11月17日
広州国際モーターショー2023で世界初公開。
2024年10月14日
パリモーターショー2024で欧州発表。予約受付開始[2]
2025年1月10日
東京オートサロンで日本初披露[3]
2025年3月15日
日本での事前予約受付を開始[4]
2025年4月15日
日本国内販売を開始。事前予約受付で100台以上の受注を獲得[5]
2025年11月11日
第35回(2026年次)RJCカーオブザイヤー「RJCインポート・カーオブザイヤー」を受賞[6]

脚注

関連項目

外部リンク

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