Creeper (プログラム)
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Creeper(クリーパー)は、世界初のコンピュータワームである。また、これを駆除するために設計されたReaper(リーパー)は、史上初のアンチウイルスソフトウェアとされる。
影響
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Creeperの動作を再現したシミュレーション画面 | |
| 類型 | コンピュータワーム |
|---|---|
| 流行 | 1971年 |
| 作者 | ボブ・トーマス、レイ・トムリンソン |
| 標的OS | TENEX |
Creeperは、1971年にボブ・トーマスがボルト・ベラネック・アンド・ニューマン (BBN) で作成した実験的なコンピュータプログラムである[1]。初期のバージョンは、ARPANETに接続されたDEC PDP-10メインフレーム間を、TENEXオペレーティングシステム上で移動できるように設計されていた。後にレイ・トムリンソンがこれを改良し、単なる移動ではなく自己複製しながら他のコンピュータにコピーされるバージョンを開発した[2]。この自己増殖型Creeperが、一般的に最初のコンピュータワームとして認識されている[3][4]。
Creeperは、自己複製プログラムがネットワークを通じて拡散可能であることを実証するためのテストプログラムとして開発されたものであり、データに損害を与えることはなかった。したがって悪意のあるソフトウェアではなく、プログラムの影響は、テレタイプ端末上に "I'M THE CREEPER : CATCH ME IF YOU CAN"(「私はクリーパー、捕まえられるかな」)と表示されるメッセージのみであった[2][4][5]。
Creeperに感染したコンピュータへの影響はごく軽微であった。当時、ARPANET上でTENEXを稼働させていたマシンは最大でも28台にすぎず、感染はその範囲にとどまった[6]。また、各マシンのオペレーターはBBNの研究プロジェクトに協力していた技術者であり、トムリンソンはプログラムを実行する際に事前に許可を得ていたとされる。彼は後のインタビューで、「Creeperの実行による意図しない副作用は一切なかった」と述べている[6]。