ジホモ-γ-リノレン酸
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ジホモ-γ-リノレン酸(ジホモ-ガンマ-リノレンさん、Dihomo-gamma-linolenic acid、DGLA)は炭素 20 個からなるω-6脂肪酸である。20:3 (n−6) とも表記される。化学的には、DGLA は 20 の炭素原子と 3 つのシス結合の二重結合を持つカルボン酸であり、1 つめの二重結合はω末端から数えて 6 番めの炭素原子にある。DGLA はγ-リノレン酸(18:3 (n−6))を伸長することによって得られる。
| 物質名 | |
|---|---|
(8Z,11Z,14Z)-Icosa-8,11,14-trienoic acid | |
別名 cis,cis,cis-8,11,14-Eicosatrienoic acid; DGLA; Diroleuton (INN) | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.015.667 |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C20H34O2 | |
| モル質量 | 306.490 g·mol−1 |


生理活性
DGLAのエイコサノイド代謝物には次のようなものがある。
これらは全て、抗炎症性の効果をもち、アラキドン酸から生成するアナログとは対照的な効果を持つ。抗炎症性のエイコサノイドを作るだけではなく、DGLAはシクロオキシゲナーゼやリポキシゲナーゼに対してアラキドン酸と競合し、アラキドン酸由来のエイコサノイドの生成を抑制する。
少量を経口摂取すると、抗血栓症効果を見せる[3]。γ-リノレン酸を日常的に摂取することにより、血清中のアラキドン酸濃度を増やさずにDGLAの濃度を増やすことができる[4]と主張されているものの、現代では、リノール酸からγ-リノレン酸、ジホモ-γ-リノレン酸を経て、炎症性の誘導体の原料となるアラキドン酸に変換されるω-6脂肪酸の摂取が過剰であるとされている[5][信頼性要検証]。
