ERMファミリー

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Ezrin/radixin/moesin family
モエシンのN末端ドメインの結晶学的構造[1]
識別子
略号 ERM
Pfam PF00769
InterPro IPR011259
SCOP 1ef1
SUPERFAMILY 1ef1
利用可能な蛋白質構造:
Pfam structures
PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj
PDBsum structure summary
PDB 1ef1, 1e5w, 1sgh
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ERMファミリー(ERM protein family)は、3つの密接に関連するタンパク質であるエズリン[2]ラディキシン[3]及びモエシン[4][5]からなる。脊椎動物はこの3つのパラログを持つが、その他の種はERM遺伝子を1つだけ持つ。従って、脊椎動物のパラログは遺伝子重複により生じたと考えられている[6]

ERMタンパク質は、進化を通じて高度に保存されている。脊椎動物、ショウジョウバエ属カエノラブディティス・エレガンスホモログN末端及びC末端領域は、75%以上の配列同一性が見られる[7]

ERMタンパク質は、以下の3つのドメインを含む[5]

  • FERMドメインと呼ばれるN末端の球状ドメイン。このドメインがあるため、ERMファミリーのタンパク質は細胞膜の膜内在性タンパク質や細胞膜直下に局在している足場タンパク質と相互作用することができる[6]。FERMドメインは、F1、F2、F3の3つのサブドメインから構成され、クローバーの葉状に配置されている。
  • 伸長したαヘリカルドメイン
  • 荷電したC末端ドメイン。このドメインがF-アクチンとの相互作用を介在する。

エズリン、ラディキシン及びモエシンは、中央のヘリカルドメインとC末端ドメインの間にポリプロリン領域を持つ。

機能

ERMタンパク質は、マイクロフィラメント細胞膜を架橋する。マイクロフィラメントと細胞膜の相互作用部位にCD44と共局在しており、N末端ドメインでCD44と、C末端ドメインでマイクロフィラメントと結合している[5][8]

モエシンは、in vitroではN末端のFERMドメインを介して微小管と直接結合し、in vivoでは細胞皮質の微小管を安定させる。この相互作用は、有糸分裂における特定のERM依存的機能に必要である[9]

活性化

出典

外部リンク

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