FIM女子世界選手権
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2023年4月29日に開催されたロードレース世界選手権第4戦スペイングランプリ内で創設することが発表された[2]。同年10月には、選手権の詳細が発表され、2024年7月にスーパーバイク世界選手権の日程と重なる6戦で合計12レースで開幕すると予測された。また、18歳から50歳までのレギュラーライダー22名と、各レースで2名の招待ライダーが、ヤマハ・YZF-R7とピレリタイヤで競うように計画されていた[3]。当初はワンメイクシリーズであったが、複数のメーカーが参加する意向である[2]。
パフォーマンスでは、スーパースポーツ300とスーパースポーツの中間に位置する[4]。
レースフォーマットは、スーパーポールを含む予選セッションと、サーキットごとに2レースで構成されている[5]。2024年6月4日、YouTube公式チャンネルを通じて無料で全戦ライブ配信されることが発表された[6]。
概要
FIMは、より多くの女性をモーターサイクルに迎え入れ、モーターサイクルに関わるすべての女性に平等な機会と待遇を提供することを目的として、2006年にFIM女性モーターサイクル委員会(CFM)を設立したことを発端とし[7]、2013年、アルバセテ・サーキットでFIM女性ロードレーストレーニングキャンプを開催し、 BMWとの提携で24名の参加者にBMW・S1000RRを提供し[8]、2014年にブルノ・サーキット[9]、2015年にロサイル・インターナショナル・サーキットでトレーニングキャンプが開催された[10]。
CFMプログラムの一環としてモリワキエンジニアリング代表の森脇護の支援を受けて、2014年にメリッサ・パリス、シェリーナ・モレダ[11]、2015年にモレダ、アバロン・ビドルを擁し、鈴鹿4時間耐久ロードレースに参戦した[12]。
2014年、ドルナとFIMヨーロッパとの共同による新たな取り組みとして、スーパーバイク世界選手権のヨーロッパラウンドのサポートレースとして開催されていたヨーロピアン・ジュニア・カップ(EJC)と併せて女子ヨーロピアン・カップ(WEC)が開催されることが発表された。EJCの女性ライダーは、EJCとWECの両方でポイントを獲得することができ、14歳から23歳までの女性に参加資格を有していた[13]。 2016年には上限年齢が24歳に引き上げられ[14]、2017年にはスーパースポーツ300世界選手権が新設されたことで、EJCは不要となり[15]、WECとともに廃止された[16]。
2020年に女子ヨーロピアンカップが復活し、EMGイベンティとモトックスレーシングが主催し、FIMヨーロッパとイタリアモーターサイクル連盟の認可を受けたこのシリーズでは、300ccのオートバイが使用された。イタリアスピード選手権のサポートレースとして、イタリア国内のサーキットで6戦行われた[17]。2023年、スーパースポーツ300女子ヨーロッパ選手権に昇格し[18]、イタリア、スペイン、チェコの3か国で行われた。また、イタリア女子スピード選手権と女子カップエントリーレベル・トロフィーと2つのフィーダーシリーズが作られた[19]。
モトクロス、エンデューロ、トライアル、下位カテゴリで女子世界選手権が既に設立されている中、FIMは2023年にドルナと共同でWorldWCRを創設した[1]。
レギュレーション
技術規定
2023年のユーロ5仕様の689cc水冷直列2気筒DOHC搭載のヤマハ・YZF-R7 (2022年型モデル)[20]が全競技者に供給され、ヤマハ・GYTRレースキットが装着されている[5]。メンテナンスとセットアップはJiRが行うが、チームはセットアップに微調整を加えることができる[4]。
タイヤはピレリがワンメイクとして供給され、スーパーバイクシリーズで使用されているディアブロを使用。晴用はフロントが120/70-17、リアが180/60-17のSC1コンパウンドタイヤで[21]、雨天用ではではSCR1コンパウンドで、リアは200/60を使用[22]。
燃料はモルグループ傘下のパンタ・レーシング・フューエル、潤滑油はモチュールから供給されている[21]。
競技規則
スーパースポーツ世界選手権同様金曜日にスーパーポール、土曜日と日曜日に1レースずつと計2レースが行われる[5]。各レースの最短距離は40 km (25 mi)、最長距離は70 km (43 mi)[23]。
レース1のグリッドはスーパーポールによって決定され、レース2では、上位9名はレース1のファステストラップによって決定され、残りの順位はスーパーポールのタイムによって決定される[24]。
グリッドは24名のレギュラーライダーで構成され、各ラウンドで、開催国の連盟は2名のワイルドカードエントリーを指名でき、さらにドルナは「1イベント」エントリーを指名ができる[25]。規定では最大30名のライダーが認められ、18歳から50歳までのライダーが参加資格を有している[2]。
参加費は25,000ユーロに設定されており、ヤマハ・YZF-R7、GYTRレーシングキット、ピレリ、燃料、オイル、レーシングサービス、パドックビレッジへのアクセスが組み込まれている[26][27]。
ポイントシステム
| 着順 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | 25 | 20 | 16 | 13 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
歴代チャンピオン
主な日本人ライダー
- 平野ルナ 2024年
