Forza Horizon 6
2026年発売のコンピュータゲーム
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『Forza Horizon 6』(フォルツァ ホライゾン 6)は、マイクロソフトより2026年5月19日にXbox Series X/SとSteam、同年後半にPlayStation 5にて発売予定のオープンワールドレーシングゲーム。略称はFH6。開発はXbox Game Studios傘下のPlayground GamesとTurn10 Studios。
| ジャンル | レーシングシミュレータゲーム |
|---|---|
| 対応機種 |
Xbox Series X/S Microsoft Windows PlayStation 5 |
| 開発元 |
Playground Games Turn10 Studios |
| 発売元 | マイクロソフト |
| シリーズ | Forza Motorsportシリーズ |
| 人数 |
シングルプレイ人数: 1 マルチプレイ対応 |
| 発売日 |
Xbox Series X/S , Windows 2026年5月19日 PlayStation 5 2026年後半 |
概要
Xboxを中心に展開しているForza Horizonシリーズの6作目となる本作は、シリーズで長年要望が多く寄せられたとされる日本を舞台としており[1]、日本の山岳地帯から高密度の都市空間などにフィーチャーされたオープンワールドが展開される[2]。
本作では、プレイヤーはHorizon Japanへの参加を夢見る観光客としてゲームがスタートし、そこからキャリアを構築し、最終的にHorizon Legendを目指すという内容でゲームが進行する[3]。
本作のカバーカーはトヨタ・GR GTとトヨタ・ランドクルーザー250である[注 1][4]。
Xbox PlayAnywhere[注 2]への対応や全プラットフォーム間でのクロスプレイ、クロスセーブに対応している[5]。
沿革
特徴
日本のオープンワールド
前述の通り、本作では日本を舞台としたシリーズ最大のオープンワールドが展開。山岳地帯に広がる日本の峠道や東京の都心部、港湾地帯などが走行可能。特に、東京エリアは過去作の都市エリアと比較して5倍以上の規模[注 3]を持つシリーズ最大の都市エリアとして構築されている。マップには富士山や東京タワー、渋谷スクランブル交差点などの実在するランドマークが複数再現されている[2]。Forza Horizon 4から導入された季節変化も引き続き導入され、ほぼ見た目の変化だけにとどまっていた4や5とは異なり、季節ごとに異なる日本の祝日や祭事などの文化的特徴も反映されるようになっている。
カーラインナップ
軽トラックやミニバンなどの日本独自の車から最新のハイパーカーに至るまで550台以上の車が収録されている。日本の車文化にフィーチャーされたシステムとしてカーミーティングが用意され、マップ上に点在するHorizonフェスティバルや大黒パーキングエリアなどで他プレイヤーの車をチェックしたり、デザインのダウンロードなどが可能[2]。また、カスタマイズ要素に関しても新機能としてウィンドウペイントをはじめとするペイント機能強化や前後で異なるホイールの装着が可能となっているほか、新たなエアロパーツやボディキット、ホイールも多数追加されている[5]。
ガレージ空間の装飾
これまでのシリーズ作と同様にマップ上にはプレイヤーの拠点となるプレイヤーハウスが存在するが、今作では新たにガレージ空間の装飾が可能となっており、他プレイヤーをその空間を共有することが可能となっている。特に、そのうちのひとつである「エステート」では広大な空き地にプレイヤーが自由に建物やオブジェクトを配置し自分だけの空間を作ることもできる。
シームレスなゲーム体験
新要素である「タイムアタック」や前述の「カーミーティング」などは、フリー走行時にロード画面を介さずに参加できるようになっており、シームレスなゲーム体験を実現している。
マップ
日本各地の地域と名所を凝縮したような架空のマップとなっている。シリーズで最も大きい規模と密度を誇る今作のマップは6つのバイオームが登場するが、バイオームがエリアごとに割り当てられているのではなく、標高に応じて環境を変化させていく手法が取られている[7]。また、東京エリアはさらに4つの地区に区別され異なる環境を持って構成される。マップは季節の変化によって景色だけでなく走行できるエリアも変化していく。マップ上には実在するランドマークなどが複数点在している。
アルプス地域
日本アルプス周辺を彷彿とさせる最も標高が高いエリア。一年を通じて雪に覆われており、エリア内にはスキーリゾートや雪の回廊などが広がる。
高原地帯
季節変化に応じて四季折々の風景を見せる標高が高いエリア。マップにはビーナスラインにインスピレーションを受けた道路が広がる。
丘陵地帯
なだらかな地形となっており、ススキで覆われた環境が広がる。
低山地帯
マップのあらゆる環境を補完するバイオームとして再現されるが、このエリア内には木々が生い茂る回廊や峠道がいくつも存在する。
平野
岩山や海岸線、田園地帯などが広がる。
東京
本作でメインとなる都市エリア。4つの地区に分けられ、首都高速道路で階層化されている高密度の都市空間となっている。
郊外
閑静な住宅街が広がり、雑然とした生活感のある環境が広がる。
造船所
湾岸エリアの広大な土地に広がり、辺りはコンテナやクレーンなどで満たされている。新イベント「Horizon Rush」もこのエリアで開かれる。
工業地帯
近郊の独立した人工島に広がり、レインボーブリッジを経由してアクセスする。工場が広がるほか、大黒パーキングエリアもここに点在する。
ダウンタウン
商品展開
ゲーム本編
- スタンダードエディション、デラックスエディション、プレミアムエディションの3種類が展開。
- Xbox Game Pass(Xbox Cloud Gaming含む)には「標準版」がリリースされる。
スタンダードエディション
- ゲーム本編
デラックスエディション
- ゲーム本編
- カーパック
- ウェルカムパック
プレミアムエディション
- ゲーム本編
- カーパス
- 拡張パック1,2
- VIPメンバーシップ
- ウェルカムパック
- タイムアタックカーパック
- イタリアンパッションカーパック
- アーリーアクセス権(4日間)
DLC
Forza Horizon 6 VIPメンバーシップ
限定特典を入手できるメンバーシップ。
- 限定のForza Editionマシン3台
- 2倍のレース報酬
- 毎週のSuperWheelspin配布
- 限定の装飾アイテム
- プレイヤーハウス
Forza Horizon 6 ウェルカムパック
- 限定のチューンアップマシン5台
- 車と衣料品の無料引換券
Forza Horizon 6 カーパス
合計30台の新規車種を入手可能。発売より毎週1台ずつ配信、入手できるようになる。
Forza Horizon 6 タイムアタックカーパック
- 1990 Honda #19 CRX WTAC
- 1992 Honda #21 Hardrace/JDMYard Civic WTAC
- 2001 Honda #33 BYP Racing Integra WTAC
- 2004 Honda #52 Evasive Motorsports S2000 WTAC
- 1990 Mitsubishi #269 Attacking the Clock Racing Minicab Time Attack
- 1993 Nissan #32 Skyline WTAC 'Xtreme GTR'
- 2000 Nissan #36 Silvia WTAC
- 1995 Toyota J&J Motorsport Supra WTAC
Forza Horizon 6 イタリアンパッションカーパック
- 2025 Ferrari F80
- 2021 Alfa Romeo Giulia GTAm
- 1990 Alfa Romeo SE 048SP
- 1967 Ferrari 275 GTB4 Spider
開発
舞台を「日本」とした理由
開発チームは「舞台を決めることは一筋縄ではいかない」とする中で、日本はゲームを構築する多くの要素が整っていたとしている[注 4]。1作目の発売より長年に渡り舞台化の要望が多くあったことや、開発チームにとっても念願の舞台であったとし、これらを踏まえて日本を舞台とすることを決定したとしている。
このタイミングでの実現となった理由に「敬意を持った表現」「技術面の進歩」が挙げられている。
開発にあたり、チームは「絵葉書で見るような風景」や「欧米からの視点でみた日本」の要素[注 5]に捉われない、「人々が暮らす世界」を再現することを目標としている。開発には日本人のカルチャーコンサルタントを長期に渡って起用しているほか、チームが実際に日本を訪れて現地の環境の収集だけでなく、感じ方そのものまでゲーム内に落とし込んでいる[注 6]。
技術面では日本を再現するにあたってはファンからの期待に応えられるよう、それ相応のスペックのコンソールや開発ノウハウを必要とすることから最適なタイミングを見計らっていたとする。過去作の開発から時間が経過したことでコンソールの性能をより効率的に活用することが出来るようになったことや開発経験が役立っているとしており、例として前作の拡張DLCである「Hot Wheels」は、本作で広がる首都高速道路の制作に大いに役立ったとしている。
なお、開発において本作の核となる部分が「日本が舞台であること」にならないように注意を払ったとしており、シリーズ最新作として順当な進化をさせた上でそれに必要な舞台が「日本」であるという構図を持って制作したとしている。
マップ制作
マップは日本の道路や環境を細かい単位で正確に再現するのではなく、そのエッセンスを凝縮してかつリアリティーをもって再現することに重点が置かれている。これにより日本での運転体験を感じられながら、シリーズでおなじみの爽快感のあるドライブ体験の両立を図っている。これまでと同様にその国の象徴的な環境やランドマークを自然に融合させたいいとこどりで制作されたマップであることには変わりないが、制作におけるアプローチを変更している。これまではマップ全体をいくつかに分け、そのエリアごとに異なるバイオームを割り当てて制作されていたのに対し、本作では「標高」に応じて環境を変化させる手法が取られている[7]。また本作で東京を再現するにあたり、過去作と比較しても面積と密度が大規模になることからマップ制作チームを2つに分け片方は東京、もう片方はそれ以外の地域を制作しているとしている[注 7]。なお、レースゲームである都合上歩行者を道路上に配置できない問題については、街中の至る所にHorizon Festivalのブランディングやバナー看板を掲げたエリアを配置し、そこに人々を集めることで活気を演出する手法が取られている[注 8]。
車の表現
本作では新たにヘッドライトやテールライトの表現に新たな屈折シェーダーの採用や、排気ガスが可視化できるようになり、より表現を本物に感じられるようになっている。カスタマイズ要素の新機能である「ウィンドウペイント」の実装には巨額の投資が必要であった[注 9]としつつも、プレイヤーから多くの要望があったことで実装したとしている。また、シリーズファンから不評であった汎用エアロパーツ[注 10]は車種ごとに新たにデザインされたものに置き換わっており、さらに装着された牽引フックや翼端板などが細部に分けてペイントを施すことができるようになっている。また、既存車種に特別なカスタムを施した「Forza Edition」仕様の車も立ち位置が変更されている。これまでは限定のカラーリングやスキルブーストの実装程度の違いだったのに対し、今作においては東京オートサロンやアメリカのSEMAショーに出典されるような独創的で過激なカスタムを施した車両として再定義されている。これまでと同様オートショーでは購入できず、非Forza Editionの同じ車種でも同じカスタムができないようになっているため、より明確に区別される形で登場する。
「日本」を感じる体験
本作で体験できる要素の多くが日本固有の文化から着想を得ており、前述の「コレクションジャーナル」や「エステート」は日本の切手収集の歴史や空き家問題から着想を得ている。ドライブ体験においても、新要素である「カーミーティング」は神奈川県に存在する大黒パーキングエリアでの集会から着想を得ている。ゲームではこの集会から峠バトルへと発展することができ、その峠の再現においても頭文字Dの舞台でもある榛名山のほかに、磐梯吾妻地域からもインスパイアを受けている。
その他
本作のカバーカーに起用されたトヨタ・GR GTはゲーム発売時点ではまだ市販化されていない段階であるが[注 11]、本作の起用に伴いトヨタの協力を得て「2025 GR GT Prototype」として収録を実現[4]。カバーアートにおいても日本の水墨画から強い影響を受けており、デザインにあたり墨絵師の協力を得ている。