GJ 1002

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変光星型疑わしい[2]
GJ 1002
星座 くじら座
見かけの等級 (mv) 13.837[1]
変光星型 疑わしい[2]
分類 赤色矮星
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  00h 06m 43.1973190107s[1]
赤緯 (Dec, δ) −07° 32 17.019101068[1]
視線速度 (Rv) -33.7 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経:-811.566 ミリ秒/[1]
赤緯:-1,893.251 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 206.3500 ± 0.0474ミリ秒[1]
(誤差0%)
距離 15.806 ± 0.004 光年[注 1]
(4.846 ± 0.001 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) 15.4[注 2]
物理的性質
半径 0.137 ± 0.005 R[3]
質量 0.120 ± 0.010 M[3]
表面重力 5.10 ± 0.06 (log g)[3]
自転速度 (v sin i) < 3 km/s[4]
自転周期 126 ± 15 日[3]
スペクトル分類 M5.5V[5] (dM5.5[6])
光度 0.001406 ± 0.000019 L[3]
表面温度 3,024 ± 52 K[3]
色指数 (B-V) 1.97
色指数 (U-B) 1.78
金属量[Fe/H] -0.25 ± 0.19[3]
他のカタログでの名称
LHS 2[1]
G158-27[1]
NSV 15022[1][2]
LCC 0380[1]
TESS 176287658[1]
2MASS J00064325-0732147[1]
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GJ 1002 は、地球からくじら座の方向に約15.8光年離れた位置にある、太陽系の近傍赤色矮星である。

見かけの明るさは14等級と非常に暗く、肉眼で観測することは出来ない。

2つの太陽系外惑星が周囲を公転していることが知られている。

比較的不活発な恒星で、明確な変光は観測されていないが、変光星総合カタログにおいて変光が疑われる恒星が掲載される「NSVカタログ」には掲載されている[2]

大きさの比較
太陽 GJ 1002
太陽 Exoplanet

この恒星はパロマー天文台の観測によって大きい固有運動を持つ星として発見された[7]。1971年にこの星の年周視差が初めて測定され、その値は224±8ミリ秒角とされた[7]ガイア計画によるデータリリース第3版より、現在では約206.35ミリ秒角という値になっている[1])。当時、太陽系から5パーセク(16.3光年)以内にある既知の恒星としては最も暗い天体の一つだった[7]

GJ 1002は質量の小さい赤色矮星としては不活発で、自転速度 (v sin i) は検出できないほど遅く(3 km/s以下)、電磁スペクトルの各種活動性指標も低い値を示している[4][8]。15個の赤色矮星を対象とした2014年の研究では、GJ 1002の活動性指標は、最も低いGJ 1061に次いでGJ 3128と並ぶほぼ最低の水準であった[8]

惑星系

GJ 1002の周囲を公転している2つの太陽系外惑星ドップラー分光法を用いて2022年に発見された。どちらも地球に近い下限質量を持ち、GJ 1002のハビタブルゾーン内を公転している。これらの惑星はトランジットを起こさないが、欧州超大型望遠鏡(E-ELT)のANDESスペクトログラフなどの将来の機器を使用して、惑星の大気の存在とその組成を決定できる可能性がある[3]

GJ 1002の惑星[3]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b ≥1.08±0.13 M 0.0457±0.0013 10.3465±0.027
c ≥1.36±0.17 M 0.0738±0.0021 21.202±0.013

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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