HACHI 約束の犬
From Wikipedia, the free encyclopedia
| HACHI 約束の犬 | |
|---|---|
| Hachi: A Dog's Tale | |
| 監督 | ラッセ・ハルストレム |
| 脚本 | スティーヴン・P・リンゼイ |
| 原案 |
新藤兼人 『ハチ公物語』より |
| 製作 |
リチャード・ギア ビル・ジョンソン ヴィッキー・シゲクニ・ウォン |
| 製作総指揮 |
ウォーレン・T・ゴズ ポール・メイソン スチュワート・マクマイケル ジム・セイベル |
| 出演者 |
リチャード・ギア ジョアン・アレン |
| 音楽 | ヤン・A・P・カチュマレク |
| 主題歌 |
|
| 撮影 | ロン・フォーチュナト |
| 編集 | クリスティーナ・ボーデン |
| 製作会社 | フジテレビジョン |
| 配給 | 松竹 |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 93分 |
| 製作国 |
|
| 言語 |
英語 日本語 |
| 製作費 | 16百万ドル |
| 興行収入 | 46.7百万ドル |
『HACHI 約束の犬』(原題: Hachi: A Dog's Tale)は、2009年に公開されたアメリカ合衆国の映画。忠犬ハチ公の実話を描いた1987年(昭和62年)の日本映画『ハチ公物語』のリメイク作品である。
日本では2009年(平成21年)8月8日に全国劇場公開された。フジテレビジョン開局50周年記念作品でもあり、地上波では2010年(平成22年)8月6日に同局の番組金曜プレステージにて初放映された。
『ハチ公物語』の舞台設定を大正-昭和初期の東京から現代のアメリカ東海岸の架空の街に変更して製作された。
プロデューサーのヴィッキー・シゲクニ・ウォンは日系3世および中国系であり、1980年代半ばに来日した際に渋谷駅前のハチ公像に興味を示し、ハチ公のストーリーを映画などで知って感銘を受けて帰国後には飼い犬に「ハチコー」と名付けるなどした。その「ハチコー」が2002年に亡くなったのを期に映画製作を決めたという[2]。
ハチ役は、フォレスト、レイラ、チコという名前の3頭の秋田犬で、撮影当時2歳のレイラとチコが若いハチを、4歳のフォレストが年老いたハチを演じた。また「キス犬」と呼ばれるほど愛情深いレイラや、控えめな気質でシリアスなシーンに向くフォレストなど、犬たちの性格に合わせた演じ分けも行われた[3][4]。主演のリチャード・ギアは愛犬家でもあり[5][6]、この映画の脚本を読んだ際、涙が止まらなかったという[6][7]。
あらすじ
キャスト
(カッコ内は日本語吹替の出演者)
- パーカー・ウィルソン:リチャード・ギア(北大路欣也)
- 大学教授。ふとしたことから仔犬のハチを家に引き取り、愛情たっぷりに育ててきた。講義中に突然倒れ、帰らぬ人となる。ハチの飼い主である上野英三郎と『ハチ公物語』でのハチの飼い主である上野秀次郎に相当。
- ケイト・ウィルソン:ジョアン・アレン(真矢みき)
- パーカーの妻で建築デザイナー。かつての飼い犬ルークの死によるショックや、連れてこられて間もないハチが自分の仕事道具を壊す等した為、当初は夫がハチを飼うことに反対していたが、パーカーとハチの絆に根負けする。夫の死後、夫婦で過ごした家に居るのが辛くなり、娘宅にハチを預ける。それでもハチのことを案じてはおり、老いても駅通いをやめないハチを想い、安否を確認に駅に来訪した際は次の列車の到着までをハチと共に待つなどしている。
- ケン:ケイリー=ヒロユキ・タガワ(紺野相龍)
- パーカーの同僚。日系人で、ハチの首輪についていた「八」の字の読み方や、秋田犬の性質をパーカーに教える。パーカー亡き後のハチにも頻繁に駅前に足を運んで優しく接しており、ハチのパーカーへの想いを察し「気が済むまでそうすればいい」と語りかけた。
- アンディ:サラ・ローマー(高島彩)
- パーカーとケイトの娘。作中でマイケルの下に嫁ぎウィルソン家を離れる。両親のルークが亡くなったことを寂しく思っており、母と違ってハチを飼う事に当初から好意的だった。父の死去の後にハチをマイケルとの新居で預かるが、新居から遠く離れた駅に行くのをやめようとしない、阻めば苦しむハチを最早止められはしないと悟り、ハチが好きなこと、ここにいてほしいことは伝えながらも家から解き放ち自由にした。
- カール:ジェイソン・アレクサンダー(多田野曜平)
- ベッドリッジ駅の駅長。ハチをパーカーが駅のホームで発見した晩に飼い主が来るまで預かってもらえないかと頼まれるも、預かれて一晩で後は保健所に連れて行くしかないと申し訳なさそうに断る。パーカーの死後、駅前に毎日居つくようになったハチに居た堪れなくなり「もう待たなくていいんだ」「彼は帰ってこない」と悲しげに訴えるも、ハチには響かなかった。のちに近隣ですっかり有名となったハチと共に地元新聞の取材を受ける。その後ハチ宛に駅に届くようになった寄付金や贈り物をハチの財産としてしっかり私欲なく管理し、また寄付金はハチの餌代として管理するようになる。
- ジェス・シャビール:エリック・アヴァリ(永田博丈)
- 駅前のホットドッグ屋台の店主。パーカーにハチを番犬にどうかと問われるが、ホットドッグ屋が犬を飼うのはおかしい、飼い犬は世話が面倒だとパーカーに犬という存在を否定的に話す。死んだパーカーを駅で待ち続けるようになったハチに毎日の餌やりを買って出るようになり、開店時は「おはよう、ハチ」、店じまいの際は「おやすみ、ハチ」と呼びかけていた。
- メアリー・アン:ダヴェニア・マクファデン(柴田理恵)
- 駅前の本屋の店主。当初パーカーが迷い犬のポスターを店先に貼らせてもらうついでに君で良ければハチの貰い手となってもらえないかと頼まれ可愛さもあって乗り気ではあったが、飼い猫のアントニアがハチを嫌って引っ搔いてしまい破談になる。駅長のカールやホットドッグ屋のジェスとは親しく、よく駅前でハチを話題に雑談する。
- マイケル:ロビー・コリアー・サブレット(山口史人)
- アンディの夫。義父のパーカーや妻のアンディらウィルソン家と違いあまりハチに懐かれておらず少し悔しい思いをしている。それでもハチのことは大切に思っており、アンディとの結婚式の際は妻をずっと愛することについて「ハチが証人です」と家族に笑顔で述べている。
- ロニー:ケビン・デ・コステ(新井海人)
- アンディの息子。冒頭とクライマックスで、彼の通う学校のクラスにて「自分のヒーロー」というテーマのスピーチでハチのことを語っている。
- その他:戒怜菜、安心院信之助、岬凛、佐藤健輔、若松紫織、上田麻奈美、上城龍也(ミルトン 役)、安永亜季(マイラ 役)、中尾一貴、広田みのる
音楽
HACHIの映画音楽はヤン・A・P・カチュマレクが作曲、2010年10月12日リリース。[8]
トラックリスト
- "Japan" (03:26)
- "New Home" (01:47)
- "The Foot" (02:40)
- "Dance Rehearsal" (02:15)
- "Storm and the Rescue" (01:36)
- "The Second Dance" (00:51)
- "Under the Fence" (01:51)
- "Treats from Cate" (01:52)
- "Parker's Dance Played on Piano" (03:42)
- "Parker and Hachi Walk to the Station" (02:04)
- "Baby" (01:23)
- "Marriage Bath" (03:27)
- "Fetch" (02:12)
- "To Train Together" (03:25)
- "Packing Boxes" (02:15)
- "Parker and Hachi" (03:28)
- "Hachiko Runs Away" (04:27)
- "Memory of the Storm" (01:36)
- "Hachi Waiting for Parker Again" (02:51)
- "Hachi's Last Trip to the Station" (02:06)
- "Goodbye" (02:10)
- "Hachi, Parker, Cate and Memories" (03:58)
- "Hachi's Voice (Version 1)" (Bonus track) (00:14)
- "Hachi's Voice (Version 2)" (Bonus track) (00:10)
- "Hachi's Voice (Version 3)" (Bonus track) (00:11)
- "Hachi's Voice (Version 4)" (Bonus track) (00:09)
主題歌
北米公開
当初、2009年12月18日の北米公開が予定されていたが、2009年12月現在、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからは2010年3月9日のDVDおよびBlu-ray Discでの発売のみ予定されており、「Studio: No U.S. Release Planned」[9]、インターネット・ムービー・データベースでは「USA 9 March 2010 (DVD premiere)」となっており[10]、いくつかの映画祭で公開された以外には大規模北米公開は予定されていない。12月18日現在、ソニーStage 6からはこの北米公開中止の理由についての説明は行われていない[11]。