HAT-P-3
おおぐま座の恒星
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HAT-P-3 は、おおぐま座の方角にある12等星で、太陽系から460光年離れた位置に存在する。スペクトル型はK型で、太陽より小さく暗い恒星だと考えられている。2009年までに太陽系外惑星が1個発見されている[3]。
| HAT-P-3 | ||
|---|---|---|
| 仮符号・別名 | Dombay[1] | |
| 星座 | おおぐま座 | |
| 見かけの等級 (mv) | 11.86[2] | |
| 分類 | K型星 | |
| 位置 元期:J2000.0 | ||
| 赤経 (RA, α) | 13h 44m 22.585s[2] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | +48° 01′ 43.18″[2] | |
| 固有運動 (μ) | 赤経:-20.426 ミリ秒/年[2] 赤緯:-24.294 ミリ秒/年[2] | |
| 年周視差 (π) | 7.26 ± 0.48 ミリ秒[2] | |
| 距離 | 460 ± 40 光年 (140 ± 13 パーセク[3]) | |
| 絶対等級 (MV) | 5.86 ± 0.20[3] | |
| 物理的性質 | ||
| 半径 | 0.834+0.018 −0.026 R☉[4] | |
| 質量 | 0.936+0.036 −0.062 M☉[3] | |
| 表面重力 | 4.61 ± 0.05 (log g)[3] | |
| 自転速度 | 0.5 ± 0.5 km/s[3] | |
| スペクトル分類 | K[2][3] | |
| 光度 | 0.442+0.078 −0.057 L☉[3] | |
| 表面温度 | 5,186 ± 46 K[3] | |
| 色指数 (B-V) | 0.67[2] | |
| 金属量[Fe/H] | 0.27 ± 0.04[3] | |
| 年齢 | 4+65 −3 億年[3] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| GSC 03466-00819, TYC 3466-819-1, 2MASS J13442258+4801432, 1SWASP J134422.58+480143.2., TOI-1419 | ||
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
恒星
HAT-P-3は等級が低いため、ヒッパルコス衛星による年周視差の測定対象に含まれておらず、直接的な手法による距離の測定は行われていない。そのため、惑星の発見にあわせて間接的な距離の推測が行われ、460±40光年(140±13パーセク)という結果が得られた[3]。
この推定に基づくと、恒星の質量は太陽の94%、半径は83%、光度は44%となる[3][4]。表面温度は5,186Kで太陽より600Kほど低く、重元素は太陽の2倍近く含まれている。恒星進化モデルを単純に適用した場合、恒星の年齢は4億歳と計算されるが、この方法では誤差が1億~69億歳の範囲に広がっており精度が悪い。他の推定としては、リチウムの存在度に基づく値として7億歳以上、彩層活動の度合いに基づく値として13億歳前後という値が出ている[3]。
惑星系
名称
2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、HAT-P-3はロシア連邦に割り当てられる系外惑星系となった[6]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、ロシア連邦国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[7]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、HAT-P-3はDombay、HAT-P-3bはTeberdaと命名された[1]。Dombayは、北コーカサスの山岳地帯にあるリゾート地ドムバイを指し、山と森に囲まれており、野生動物が豊富に生息する。熊も多く、おおぐま座に位置するこの星系にふさわしいという意味もある[1]。Teberdaは、ドムバイ地域から流れ下るテベルダ川を指し、その急流が惑星の公転の速さを象徴する[1]。