NGC 2207とIC 2163
おおいぬ座の相互作用銀河
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NGC 2207とIC 2163 (NGC 2207 and IC 2163) は、2つの渦巻銀河からなる相互作用銀河である。おおいぬ座の方角に地球から約1億2000万光年離れた位置にある。どちらの銀河も1835年にジョン・ハーシェルによって発見された。これまで、NGC 2207で5つの超新星(SN 1975A、SN 1999ec、SN 2003H、SN 2013ai、AT 2019eez)、IC 2163で1つの超新星(SN 2018lab)、両銀河の外縁部で1つの超新星(SN 2010jp)が発見されている。NGC 2207は、IC 2163の潮汐作用による分裂の渦中にある。
| NGC 2207(上の数値) IC 2163(下の数値) | ||
|---|---|---|
| 星座 | おおいぬ座 | |
| 見かけの等級 (mv) | 11.3[2] 11.6[3] | |
| 視直径 | 4.3' × 2.8'[2] 3.0' × 1.2'[3] | |
| 分類 | SAB(rs)bc pec[2] SB(rs)c pec[3] | |
| 位置 元期:J2000.0 | ||
| 赤経 (RA, α) | 06h 16m 22.030s[2] 06h 16m 27.980s[3] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | −21° 22′ 21.60″[2] −21° 22′ 33.10″[3] | |
| 赤方偏移 | 0.009143[2] 0.009223[3] | |
| 視線速度 (Rv) | 2741 ± 15 km/s[2] 2765 ± 20 km/s[3] | |
| 距離 | 1億2200万光年(37.5 Mpc) 1億2300万光年(37.9 Mpc)[注釈 1] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| UGCA 124, PGC 18749[2] UGCA 125, PGC 18751[3] |
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| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
1999年11月、ハッブル宇宙望遠鏡がこれらの銀河を観測した。
2006年4月、スピッツァー宇宙望遠鏡がこれらの銀河を観測した(以下の写真)。


相互作用により、IC 2163では目玉構造や長く伸びた潮汐尾が形成された。目玉の外側の領域(まぶたに相当)ではガスが内側へ向かって高速で流入していることが、アルマ望遠鏡による観測で明らかになった[4]。また、相互作用の影響はNGC 2207にも及び、銀河円盤の歪みや活発な星形成領域、潮汐尾が形成された。両銀河では集中的な星形成が起こっており、星形成率は概ね 24 M☉ yr-1 と推定される[5]。
両銀河は過去に、互いの端をかすめるように接近・衝突したと考えられている。シミュレーションの結果から、両銀河が最も接近した時期は約2億4,000万年前と推定される[5]。現在は互いに遠ざかりつつあるものの、既に重力的に束縛された状態にあるため、将来的に再び接近するとみられる。
合体銀河
関連項目
- 銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体
- 触角銀河
- Arp 299