LUPIN THE IIIRDシリーズ
From Wikipedia, the free encyclopedia
シリーズコンセプト
モンキー・パンチによる漫画『ルパン三世』の原作に漂う危険な世界を引き継いだ原点回帰の作品シリーズ[3]。
なお、原点回帰の「原点」には、原作漫画だけでなく映画第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』も含まれている[6]。
同シリーズ監督の小池健は、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』にも参加しているが、シリーズ自体は『次元大介の墓標』からとなっている[7][1]。
石井克人から小池健に声がかかったことから、スタートした[8]。
本シリーズのプロデューサーとなる浄園祐と3人で方向性を話し合ったところ、3人とも『ルパン三世 PART1』が好きだと分かる[8]。中でも小池が好きだったのは、「ルパン一味と得体の知れない敵が戦う」というエピソードであり、ルパン三世に多くある「何かを盗む話」ではなく、「ルパン一味VS好敵手」という構図を描くことで、シリーズのコンセプトとなった[8]。
シリーズ一覧
映画として発表された第5作と、その第5作の前日談として配信された第4作を除き、OVA(オリジナルビデオ)として発表(後に配信)された第1作から第3作[注釈 1]は、期間限定という形で劇場公開されている[3]。
シリーズを通して、以下のスタッフは共通している。
- 原作 - モンキー・パンチ[1]
- 監督・作画監督 - 小池健[1]
- 脚本 - 高橋悠也[1][注釈 2]
- クリエイティブ・アドバイザー - 石井克人[1]
- 音楽 - ジェイムス下地[1][注釈 3]
- プロデューサー - 浄園祐[注釈 4]
- 製作・著作 - トムス・エンタテインメント[1]
- アニメーション制作 - テレコム・アニメーションフィルム[1]
| 通番 | 公開日 | 題名 | 主題歌 | 歌手 |
|---|---|---|---|---|
| 第1作[1][7][9] | 2014年11月28日[注釈 5][9] | 次元大介の墓標[1][12][9] | Revolver Fires | Gary Stockdale |
| 第2作[1][7] | 2017年5月26日[注釈 6][13][9] | 血煙の石川五ェ門[1][3][15][9] | SATORI | Rob Laufer |
| 第3作[1][7][9] | 2019年8月23日[9] | 峰不二子の嘘[1][16][9] | Innocent deceiver | TAKUMI iwasky |
| 第4作[1][7] | 2025年6月20日[17][18] | 銭形と2人のルパン[1][17] | ||
| 第5作[1][7] | 2025年6月27日[19] | 不死身の血族[1][19] | The IIIRD Eye[1] | B'z[1] |
関連作品
- 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』[1](2012年[20][9]) - 小池健がキャラクターデザイン・作画監督を担当した作品。シリーズの先駆けとなった作品[1][20]。ただし、プロデューサーの浄園祐は、この作品は、時間的にもフォーマット的にも制限があったため、小池健の本領発揮できる100%の作品にはならなかったとし、そのために作られたのが『次元大介の墓標』だったとされている[1]。
- 『パチスロ・不二子〜100億$の女神〜』[21] (2012年) - 小池健がパネルデザインを担当した作品[22]。主役となるエピソードの順番は、本シリーズと同じく次元→五ェ門→不二子→銭形の順[23]。
- 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年[24][9][25]) - 第1作・第5作に登場するマモーが登場する作品。『ルパン三世』の映画1作目の作品[24][9][25]。
登場人物
詳しくは、それぞれの個々のキャラクターの記事および各作品の記事を参照。
- ルパン三世(ルパンさんせい)[1][27]
- 声 - 栗田貫一[1][28][3][19][17][29][30][31]
- シリーズ全体の主人公。
- 次元 大介(じげん だいすけ)[1][32]
- 声 - 小林清志[1][3][19][17][29][30][31](第1作~第3作・第5作[1][1])・大塚明夫[19][33](第4作・第5作[1])
- 第1作の主人公。シリーズを通してルパン三世の相棒となっていく。銃の名手。
- 石川 五ェ門(いしかわ ごえもん)[1][34]
- 声 - 浪川大輔[1][35][3][19][17][30][36](第2作・第4作・第5作[1])
- 第2作の主人公。斬鉄の剣技を使う剣の達人。第1作と第3作には登場しない。
- 五ェ門役の浪川大輔は、シリーズ第2作『血煙の石川五ェ門』について、交代してすぐ若い五ェ門を演じることができ、その後の作品で五ェ門を演じる上でのキーとなる作品として挙げている[36]。
- 峰 不二子(みね ふじこ)[1][37]
- 声 - 沢城みゆき[1][3][19][17][29][30][31]
- 第3作の主人公。ルパンたちとの敵か味方か不明な謎の女性。
- 銭形 幸一(ぜにがた こういち)[1][38]
- 声 - 山寺宏一[1][3][19][17][29][30](第1作・第2作・第4作・第5作)
- 第4作の主人公。ルパン三世専任捜査官。第3作には登場しない。
敵
- ヤエル奥崎(ヤエルおくざき)[1][10]
- 声 - 広瀬彰勇[1]
- プロの殺し屋[39]。次元と肩を並べるほどの早撃ちの実力の持ち主[39]。
- 第1作[39]・第3作[40]・第5作[41]に登場。
- ホーク[1][10]
- 声 - 土師孝也[1]
- 元軍人。かつては、バミューダの亡霊と呼ばれていたが、その戦場で命を落としたはずだった。
- 第2作[42]・第3作[40]・第5作[41]に登場。
- サリファ[1]
- 声 - 小堀幸[43](第2作[43]・第5作[43])・森川葵[1][44][45][46](第5作[44])・島本須美[43](第5作[43])・高山みなみ[43](第5作[43])・ゆりあ[43][注釈 8](第5作[43])
- 「御主人様」からの殺しの依頼をホークに伝えに来る少女。第5作でムオムにつかえていたことが明らかになる。
- 第2作[42]・第3作[40]・第5作[47]に登場。
- ビンカム
- 声 - 宮野真守[31][10]
- 普段は拘束具をつけられている殺人マシーンであり、銃で撃たれても倒れない不死身の男[40]。
- 第3作[40]に登場。
- 偽ルパン[48]
- 声 - 堀内賢雄[48]
- 第4作に登場。ロビエト連邦で爆破テロを行う偽のルパン三世[注釈 9]。
- ムオム[1][47]
- 声 - 片岡愛之助[1][45][注釈 10]
- 第5作に登場する不死身の男。
- マモー[注釈 11][1][47][39][50]
- 声 - 尾花かんじ[1][注釈 11]
- 第1作[1][39]・第5作[1][47]に登場。ルパンと次元を監視カメラ映像で見つめる謎の男。ムオムとの関係も示唆されている[47]。
- 監督の小池健によると、当初、第1作を作った時点では続編の予定もなかったため、「隠れた敵、好敵手」として作品に取り入れたのみ[6]で、計画的に黒幕にしようとしたわけではなかったが、うまくストーリーの軸にハマっていったとされている[6]。
用語
- 鉄竜会[51][52] - 第2作に登場。伊豆半島を根城にするヤクザ組織[51]。五ェ門が客人として用心棒を勤めていた。
- 虎刃組[51] - 第2作に登場。鉄竜組の対抗組織[51]。
- コドフリー・マイニング社[53] - 第3作に登場。年商10億ドルの金採掘企業[54][53]。
- ゴミ人間[41][55] - ムオムの命令に従う兵隊[41]。異形の存在[55]。
地名
架空の地名と実在の地名が混在している。
- 西ドロア[56]・東ドロア[56][57] - 第1作の舞台。東西に分断された架空の国家。
- マランダ共和国[56] - 東ドロアから「リトルコメット」が譲渡された国[56]。
- バミューダ海域 - 第2作ではホークが命を落とした場所として登場。第5作では舞台として登場[1]。
- ロビエト連邦[18] - 第4作の舞台。極寒の架空の国家。
- アルカ合衆国[18] - 第4作では、ロビエト連邦との関係がキーとなる。
車両
- アルファロメオ 1750GTV - 第1作に登場[60]。追撃を受けたルパン三世が盗んだ車[60]。ヤエル奥崎とカーチェイスを繰り広げた[60]。
- ダットサン・フェアレディ2000 - 第1作に登場[60]。
- ハーレーダビッドソン - 第1作に登場[61]。
- ホンダスクランブラー - 第2作に登場[61]。
- PRINCE GLORIA SUPER6 - 第2作に登場[38]。
武器
- ワルサーP38 - ルパン三世の愛銃[60]。
- M27.357 マグナム - 次元大介の愛銃[62]。『ルパン三世 カリオストロの城』以前の作品で使用されていた[62]。
- コルト・ガバメント - 銭形幸一が使用[63]。