M109 (天体)
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NGC3992説
NGC3953説
しかしながら、ギンガリッチが算出した位置には、実際には何もなかったわけである。「メシエ・カタログ」 の草稿におけるメシエ自身の記述に従えば、メシャンが発見した天体は、γ星の南にあるNGC 3953の方がむしろふさわしいといえる。
2006年、オランダの天文愛好家ヘンク・ブリル (Henk Bril) は、1795年にパリで刊行された 『フラムスティード星図』 の第3版[3]において、γ星の南側に星雲を示すマークが記載されていたことから、メシャンが発見した天体=NGC 3953説を唱えている。『フラムスティード星図』 のパリ・第3版は、ラランドとメシャンによって編集されたものである。このメシャンこそM109の発見者とされるメシャンその人である。
ブリルは、NGC 3992とNGC 3953がほぼ同じ明るさでNGC 3953の方が小さいことも根拠として挙げている。星雲や銀河の明るさは広がりを持った全体についていったものなので、同じ光度でもサイズが大きくなれば淡くなるし、サイズが小さければ明るく見えるからである。
ブリルはまた、メシエが1781年3月24日に観測したのはNGC 3992で、12日前にメシャンが観測したNGC 3953と混同してしまったのではないかとも主張している。
