MARYMOND
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ブランド名の由来
代表のユン・ホンジョは地域社会の問題を改善する学生サークル「Enactus Blooming Project」のプロジェクトで、慰安婦問題をビジネスの観点から解決しようと「フィウム」の活動をしていた[8][9][10]。大学卒業後、まだすべきことが残っているとして仲間数人と一緒にブランドを立ち上げた[11][12]。創業のきっかけとなったのはナヌムの家で初めて慰安婦に出会い、「負債の意識」を感じたこと[13][14]。ホロコーストなどのユダヤ人問題は世界的に知られたが、慰安婦問題を適切に知らせずにいる状況が恥ずかしかったという[15]。製品を着用するだけでも慰安婦問題に関心を持って参加しているというメッセージを知らせることが可能とし、慰安婦を単なる被害者ではなく一人一人の人権活動家として照明を当てたかったという[10]。
スペイン語で蝶を意味する 「mariposa」とフィンセント・ファン・ゴッホの絵画『Almond Blossom(花咲くアーモンドの木の枝)』とを組み合わせた造語[16]。蝶が飛び回って花が咲くように慰安婦の尊厳を取り戻すとの意味が込められている[17]。もう一つの意味は傷の治癒をサポートすること。自分達が日常で使うものを通して慰安婦を記憶し、慰安婦の傷の治癒をサポートすることがブランドアイデンティティだとしている[18]。
製品デザイン
創業当初は二人の慰安婦が生前に心理療法の一環で作っていた押し花をフラワーパターンに活用し、モバイルケースやタンブラー、ノートなど雑貨を製作し始めた[14][19]。2015年からは、李順徳氏は椿、金福童氏は木蓮[20]というように、慰安婦ひとりひとりの人生からインスピレーションを得た花をモチーフにして製品作りに活用している[4]。また、「あなたは今日も尊くて美しい」を表現した「I marymond you」というキャッチフレーズが使われる[21]。虐待被害児童を支援する「ツリー」プロジェクトからはアーモンドなどの木をモチーフにしたツリーパターンのエコバッグなどがある[6][22]。
経営上の特徴
売上の一部を寄付
営業利益の50%は基本、慰安婦支援として旧日本軍慰安婦歴史館建設、韓国挺身隊問題対策協議会、正義記憶財団等に寄託される[4][10]。2015年時点で、歴史館建設は「挺身隊おばあさんと共に市民の会」が、慰安婦の生活・福祉基金は「韓国挺身隊問題対策協議会」が担当している[9]。「ツリー」プロジェクト製品は営業利益の50%が虐待被害児童心理療法支援事業としてグッドネイバーズ、セーブ・ザ・チルドレン、緑の傘子供財団に寄託される[6]。売上は2016年は45億ウォン、2017年は100億ウォンに到達[10]。
雇用・教育
入社の必須条件は慰安婦問題に深い関心を持つこと[18]。入社面接は戦争と女性の人権博物館に行って来た後、行われる。日本軍慰安婦問題の解決にどのような視点を持っているかが最も重要な価値だとしている[7]。
マリークルーと呼ばれる従業員はユン代表主導の下、毎週10人位ずつグループを作り[5]、水曜集会に参加し慰安婦に会う[18][23]。2013年から集会に参加し、写真や文章で現場を知らせている。ブランドを維持するのにモチベーションが必要で、参加は義務感というよりはアイディアを得て事業の意味を捜すために続けているという。ユン代表は水曜集会がなくなるまで続けてるつもりだと話す[24]。
沿革
- 2012年、有限責任会社ブルーミングファッション設立[5]
- 2013年、韓国社会的企業振興院-青年等社会的起業家育成事業選定
- 2013年、ブランド「フィウム・ザ・クラシック」発表
- 2013年、現代車鄭夢九財団H-オン・ドリーム・フェロー選定
- 2013年、韓国社会的企業振興院主管-スター社会的起業家育成事業、優勝
- 2014年、 「フィウム・ザ・クラシック」から「マリーモンド」にブランドリニューアル[11]
- 2014年、2014年社会的企業育成有功政府賞-雇用労働部長官賞を受賞
- 2015年、韓国挺身隊問題対策協議会-金学順賞を受賞
- 2017年、(社)韓国マーケティング協会-大韓民国マーケティング大賞最優秀賞を受賞
- 2017年、第5回大韓民国愛される企業政府褒章-ソーシャルベンチャー部門・中小ベンチャー企業部長官賞を受賞[5]
- 2018年6月、プロジェクト「ツリー」、「アーモンドの木」パターン製品の発売を発表[6]
社会貢献活動
- 2015年10月、ソウルに慰安婦被害者追悼森を造成-少女たちを記憶する森を公開[25]。
- 2016年2月5日、少女像バッジの販売開始。製造原価を差し引いた純収益が「正義記憶財団」の基金に使われる[3]。
- 2016年10月18日、中国の南京に「少女たちを記憶する森」の造成計画を発表[26]。
- 2018年10月、ニューヨークで「hand x hand全世界に少女像を」キャンペーン[27]。
- 2018年1月、「平和の少女像」の公共造形物登録を促すための30万人署名キャンペーン[28]。
- 2018年6月8日〜45日間、「平和の種」キャンペーン。ブレスレットとバッジを販売。営業利益の100%が虐待被害児童の心理治癒に使われる[22]。