SHP (タンパク質)

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SHP(small heterodimer partner)もしくはNR0B2(nuclear receptor subfamily 0 group B member 2)は、ヒトではNR0B2遺伝子によってコードされているタンパク質である[5]。SHPは核内受容体ファミリーに属するが[6]DNA結合ドメインを欠いているという点で例外的存在である。そのため厳密には転写因子でも核内受容体でもないが、核内受容体ファミリーの他のメンバーと比較的高い配列相同性を有するためこのファミリーに分類されている。

PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
記号NR0B2, SHP, SHP1, nuclear receptor subfamily 0 group B member 2
概要 NR0B2, PDBに登録されている構造 ...
NR0B2
PDBに登録されている構造
PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧

1YUC, 2Q3Y, 2Z4J, 4DOR, 4ONI

識別子
記号NR0B2, SHP, SHP1, nuclear receptor subfamily 0 group B member 2
外部IDOMIM: 604630 MGI: 1346344 HomoloGene: 8030 GeneCards: NR0B2
遺伝子の位置 (ヒト)
1番染色体 (ヒト)
染色体1番染色体 (ヒト)[1]
1番染色体 (ヒト)
NR0B2遺伝子の位置
NR0B2遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点26,911,489 bp[1]
終点26,913,975 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
4番染色体 (マウス)
染色体4番染色体 (マウス)[2]
4番染色体 (マウス)
NR0B2遺伝子の位置
NR0B2遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点133,280,687 bp[2]
終点133,283,847 bp[2]
RNA発現パターン
さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能 DNA結合
protein homodimerization activity
protein domain specific binding
steroid hormone receptor activity
血漿タンパク結合
transcription corepressor activity
DNA-binding transcription factor activity, RNA polymerase II-specific
protein-containing complex binding
転写因子結合
retinoic acid receptor binding
peroxisome proliferator activated receptor binding
retinoid X receptor binding
甲状腺ホルモン結合
細胞の構成要素 核質
細胞核
細胞質
高分子複合体
生物学的プロセス Notchシグナリング
regulation of transcription, DNA-templated
cholesterol metabolic process
negative regulation of transcription by RNA polymerase II
response to glucose
negative regulation of DNA-binding transcription factor activity
遺伝子発現の負の調節
transcription, DNA-templated
positive regulation of gene expression
animal organ regeneration
transcription initiation from RNA polymerase II promoter
negative regulation of transcription, DNA-templated
positive regulation of insulin secretion
steroid hormone mediated signaling pathway
概日リズム
circadian regulation of gene expression
周期的プロセス
出典:Amigo / QuickGO
オルソログ
ヒトマウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_021969

NM_011850

RefSeq
(タンパク質)

NP_068804

NP_035980

場所
(UCSC)
Chr 1: 26.91 – 26.91 MbChr 1: 133.28 – 133.28 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
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機能

SHPの主要な機能は、他の核内受容体と結合して非生産的なヘテロ二量体を形成することで、その受容体の機能を抑制することのようである[7]。SHPは代謝概日時計とを連結している因子としても同定されている[8]。SHPはレチノイド受容体英語版甲状腺ホルモン受容体と相互作用し、リガンド依存的な転写活性化を阻害することが示されている。さらに、エストロゲン受容体とも相互作用し、機能の阻害をもたらす。SHPは、コアクチベーターとの競合、転写リプレッサーとしての機能、という2つの異なる段階でホルモン受容体を介した活性化を抑制していることが示唆されている[5]

構造とリガンド

SHPのリガンド結合ドメイン(LBD)は、EID1英語版由来ペプチドとの共結晶の構造が得られている。SHPの全体構造は他の核内受容体のLBDのアポ型(リガンドを結合していない状態)の構造と類似している。EID1は核内受容体がコアクチベーターとの相互作用に利用するAF-2部位ではなく、他のLBDのヘリックス1を模倣する形でSHPに結合する。一部の合成レチノイドリガンドはSHPのLBDに結合し、LXXLLモチーフを有するコリプレッサーとのAF-2部位を介した相互作用を促進する[9]

相互作用

中規模・大規模スケールの酵母ツーハイブリッド法実験や核内受容体に関する文献のテキストマイニングにより、SHPが核内受容体の二量体化ネットワークに重要な役割を果たしており、他の核内受容体と比較して高度に連結されたハブとなっていることが明らかにされている[10]

SHPは次に挙げる因子と相互作用することが示されている。

出典

関連文献

外部リンク

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