P-TEFb

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RNAポリメラーゼIIの伸長の制御、Pol IIは転写開始直後に負の伸長因子(DSIFとNELF)の制御下に置かれる。P-TEFbは2つの負の因子とポリメラーゼをリン酸アすることで、生産的な伸長過程への移行を媒介する。この過程は、7SK snRNPとの結合によって調節される。

P-TEFb(positive transcription elongation factor b)は、真核生物においてRNAポリメラーゼII(Pol II)による転写の調節に必要不可欠な役割を果たすタンパク質複合体である[1]。ヒト遺伝子の大部分では、Pol IIは転写の開始直後にプロモーター近傍でトラップされる[2][3]。P-TEFbはサイクリン依存性キナーゼであり、DSIF英語版(DRB sensitivity inducing factor)[4]NELF(negative elongation factor)[5]、Pol II大サブユニットのC末端ドメイン(CTD)[6]リン酸化し、これによってPol IIは生産的(productive)な伸長過程へ移行し、mRNAの合成が行われる。P-TEFbは7SK snRNPとの可逆的な結合によって部分的に調節される[7]。P-TEFbの阻害剤であるDRB英語版フラボピリドール英語版で細胞を処理することで、mRNA産生の喪失、最終的には細胞死が引き起こされる[6][8]

P-TEFbの調節

出典

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