QあんどA
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庵堂厚は、父の転勤のために6年間離れていた町へと帰ってきた。久しぶりに再会する前沢遊歩や知り合いたちが覚えているのは、6年前に事故で亡くなった、運動神経抜群で人気者だった兄・久(通称・キューちゃん)だけだった。そんな影の薄い厚が住みなれた家に引っ越してきたその夜見たものは、6年前の小学生のままの姿の久の幽霊だった。久は厚にしかその姿が見えないことをいいことにイタズラし放題。
そんな中、かつて久に何をしてもかなわなかった陣野力は、その復讐を厚へするべく自らが部長を務める陸上部へと引っ張り込もうとする。久の策略もあり、厚は陸上部に入部し活動することになる。
冬になり、ときどき厚の目には久の姿が霞んで見えるようになる。そしてある日、久が消え去っていく感覚に襲われる。その感覚から覚めた厚は、見知らぬ部屋で寝ていたこと、時がまだ引っ越してきたばかりの春先であることに気づく。