タッチ (漫画)

あだち充による日本のスポーツ漫画 From Wikipedia, the free encyclopedia

タッチ』は、あだち充による日本漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)において、1981年36号から1986年50号まで連載された。高校野球を題材に、双子の兄弟である上杉達也和也幼馴染浅倉南の3人を軸にした恋愛を絡めて描いている。

概要 タッチ, ジャンル ...
タッチ
ジャンル 野球漫画ラブコメ
漫画
作者 あだち充
出版社 小学館
その他の出版社
中華民国の旗 大然文化青文出版社(新装版)
香港の旗 天下出版
中華人民共和国の旗 天津人民美术出版社
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表期間 1981年8月5日 - 1986年11月12日
巻数 全26巻
その他 ワイド版:全11巻
文庫版:全14巻
完全版:全12巻
完全復刻版:26巻
アニメ
総監督 杉井ギサブロー
監督 ときたひろこ
シリーズ構成 高星由美子→並木敏
音楽 芹澤廣明
アニメーション制作 グループ・タック
製作 旭通信社東宝株式会社
グループ・タック
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1985年3月24日 - 1987年3月22日
話数 101話
映画:タッチ 背番号のないエース
監督 杉井ギサブロー
制作 グループ・タック(アニメーション制作)
封切日 1986年4月12日
上映時間 93分
映画:タッチ2 さよならの贈り物
監督 はしもとなおと
杉井ギサブロー(総監督)
制作 グループ・タック(アニメーション制作)
封切日 1986年12月13日
上映時間 80分
映画:タッチ3 君が通り過ぎたあとに
監督 永丘昭典
杉井ギサブロー(総監督)
制作 グループ・タック(アニメーション制作)
封切日 1987年4月11日
上映時間 83分
アニメ:タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…
総監督 杉井ギサブロー
監督 永丘昭典
アニメーション制作 グループ・タック
製作 日本テレビ放送網、東宝株式会社
小学館、バップ
グループ・タック
放送局 日本テレビ系列
放送期間 1998年12月11日 - (スペシャル)
アニメ:タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜
総監督 杉井ギサブロー
監督 永丘昭典
アニメーション制作 グループ・タック
製作 日本テレビ放送網、東宝株式会社
小学館、バップ
グループ・タック
放送局 日本テレビ系列
放送期間 2001年2月9日 - (スペシャル)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ
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連載時の単行本の初版は200万部に達した[1]。その後のロングセラーにより、単行本文庫本などを合計した2004年12月時点でのコミックス総売上は1億部を突破し、あだち充にとって最大のヒット作となった[2]。第28回(1982年度)小学館漫画賞受賞[3]

テレビアニメ劇場用アニメとしてアニメ化もされ、実写テレビドラマ映画も製作された。

作品解説

連載前

本作は、高校野球ラブコメの2本を軸にしているが、基本的にはキャラクター間の三角関係の積み重ねにより物語は展開される[4]。こうした作風は、作者のあだちが過去に手掛けた『ナイン』や『みゆき』の路線を踏襲したものである[4][5]

あだち充の出世作のように語られるが、実際は『週刊少年サンデー増刊号』連載でミリオンの『ナイン』と『少年ビッグコミック』連載でダブルミリオンの『みゆき』[6] に続く、満を持しての『週刊少年サンデー』本刊での連載となった。

それまでは原作者を立てたりオリジナルであっても隔週での連載であったあだちにとって、本作はオリジナルでの初の週刊連載[7][8]。しかもその連載期間の多くは先行していた『みゆき』と重複しており、この時期あだちは週刊の『タッチ』と隔週の『みゆき』を同時進行で描いていた[7]

なお、当初の発想は「『ナイン』のような話を週刊誌のペースでやれば、形も変わるだろう」[8]、「『ナイン』の担当からの引継ぎだったし、『週刊少年サンデー』なんで、野球マンガにしようかなというぐらい。で、あとはヒロインの南をかわいく描きたいなあという、いつものアレです(笑)」[7] というものだった。

タイトルの命名

タイトルの『タッチ』は、『ナイン』や『みゆき』を踏襲する3文字の単語で、かつ野球用語であることにより着想を得ている。

ほとんどの作品で、タイトルをひらめいた後に意味をこじつけて展開をつくるあだちは、連載のごく初期に、立ち上げ時からの担当編集者との打ち合わせで「和也を死亡させる展開」を決定していた。

弟の夢を兄が受け継いでいくテーマとして、『タッチ』にバトンタッチの意味を込めることが確定された。「タッチ」と「達也の愛称のたっちゃん」が被ったのは偶然であり、後付けで関連づけることになった[9][10][11][12][13][14][15][16][注 1]

バトンタッチに至る経緯

編集長をはじめとする当時の編集部は、人気キャラである「和也を死亡させる」ことに強硬に反対し、配置替えでの後任担当編集者にも「和也を殺すな」と伝えるように命令する。だが、はじめは板挟みになっていたその担当も、あだちの側に付くことを徐々に決意していく。

コミックス第7巻の第64話『ピッチャー、黒木くん』において、和也が試合に出場しない中で、達也は病院に呼び出されて医師から「お気の毒ですが…」と告げられている。そこから3話かけて、展開を訝しがる編集長をやり過ごし、和也の死亡が確定する第67話『ウソみたいだろ』の原稿を受け取った担当は、隠れて校了を終わらせ編集部から逃亡した[注 2][17][18]

当初に構想したバトンタッチ劇となる7巻以後、重くなるストーリー展開を「なるべく軽妙にしよう」とあだちが参考にしたのは西田敏行主演のテレビドラマ『池中玄太80キロ』だった[20]。このドラマは子持ちの女性と結婚した主人公が、妻と死に別れた後、男手一つで義理の娘を育てるといった内容だが、あだちは「テーマは重いが、軽い話で泣かせた。あの雰囲気がいいなと思っていた」と語っている[20]

本作での主人公の兄弟関係の設定は、あだち充と兄の漫画家・あだち勉の関係の反映という見方も存在する[16][21]。序盤においては表面上は賢弟愚兄の物語だが、ストーリーの進行につれて弟への遠慮もあって「隠されていた才能」を兄が開花させていく。終盤では、柏葉英二郎監督代行と兄・柏葉英一郎との確執がほのめかされ、上杉兄弟との対比を通じて、英二郎と達也の気持ちの交錯も描かれた[4]

熱血の否定と再構築

本作品では、1970年代まで主流だった野球漫画やスポ根ものの定石を否定、あるいはパロディ化するような面も見られる。

作品序盤の達也は、優秀な弟の和也に対して、いい加減で不真面目なキャラとして描かれている[5]。和也の死後、達也が亡き弟とヒロインが交わした約束を引き継ぐため野球部に入り努力する形となるが、懸命な姿を前面に押し出したり声高に主張する訳でもなく、時には練習をさぼり、時にはどこか涼しい顔をしてみせる[5]。高校3年夏の須見工戦10回裏の守備の場面、疲労困憊の達也は心の内では愚痴をこぼすも、チームメイトから声がかかると軽口を叩いて見せる[22]

甲子園開幕直前、各地方大会を勝ち上がったライバル達が一堂に会して、「須見工の新田を抑えた」達也に対して名乗りを上げるが[23]、試合のシーンは一切描かれない[24][25]。最終話は主要登場人物の日常が淡々と描かれ、最後のシーンで甲子園の優勝記念皿が映し出されて結果を示すのみに終わる[23]。その日常の中で達也の前にライバル・新田明男が現れ、新たなステージでの再戦を示唆するも、達也はこれを取り合わない[4]

あだちはデビュー当初、いくつかの熱血スポーツ漫画を手掛けたが、当時は『巨人の星』や『あしたのジョー』などの影響を受けたスポ根全盛の時代であり、編集者から泥臭さや努力する姿を描くように要求されていた[8]。あだちの絵柄は当時から柔らかみのあるもので、「汗臭く、泥臭い」といった要求は望ましいものではなかった[8]。その後、知り合いの編集者が少女誌に異動したことを契機に少女誌に活躍の場を移し、ようやく自分のペースを掴むこととなった[8]。1970年代後半、再び少年誌からの誘いを受けると、「熱血ものより柔らかいもの」が読者に尊ばれる時代に移行したこともあり『ナイン』や『みゆき』のヒットへと至った[8]

熱血そのものを嫌っていた訳ではないものの、あだちが好んだ熱血は「当時流行していた熱血」とはまったく異質なものだった[7]。そのため、熱血ものの登場人物たちが「努力する姿や頑張る姿を声高にアピール」すること、あるいは1970年代後半以降に流行したラブコメディもののカップルたちが「秘めた思いを簡単に口にする」ことに野暮さを感じていた[7]。本作の描写について、あだちはスポ根や熱血の茶化し自体が目的ではなく、登場人物の内に秘めた思いを「言葉ではなく態度で伝える」、いわゆる「」な形で表現するために模索した結果だとしている[7][16]。こうした「野暮」や「粋」といった感覚は落語から学んだものだった[7][26]

また、『タッチ』の初代担当編集・白井康介から担当を引き継いだ三上信一と、あだちとの間でせめぎ合いもあった[27]。三上は軟式野球経験者でラブコメディよりも熱血野球漫画を好み、あだちにも彼が初期に手掛けた野球漫画『牙戦』(原作:滝沢解)のような内容を描かせたいと考えていた[27]。一方、あだちは三上の意に反して「どんどん嫌いな漫画を描いてやろう、あいつを裏切ってやろう」と考えていた[27]。自分の要求とは異なる表現が描かれることを三上は不審に思ったものの、あだちの意図を「ラブコメっぽく見えても根底にあるのは熱血」だと理解するに至った[27]

あだちは連載当初「恋愛をも犠牲にして野球にひたすら打ち込む姿がかっこいい」とされていた風潮の中で、それに逆らい「女の子のために野球をする」姿をあえて描いたと語っている[25]。その一方で連載も佳境に入り、あだちのフォロワーが増え始めると、それとは正反対に泥臭い姿を描きたい衝動にも駆られたと語っている[25]。こうした軸のブレ、揺り戻しのような現象について、あだちは自身の「天邪鬼な性格」ゆえとしている[25]

あらすじ

幼馴染の三角関係
上杉達也上杉和也双生児。スポーツにも勉強にも真剣に取り組む弟の和也に対して、要領はいいが何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は物心付く前から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。思春期を迎えて互いが互いを異性として意識し始める。
物語の始まりでは、3人は中学3年生で、気心の知れた家族のような間柄であったが、微妙な三角関係のまま明青学園高等部へ進む。優等生でモテる和也と対極に、周囲からは「出がらしの兄」と言われる達也。しかし、南はそんな達也のことを人知れず想っていた。
和也の死
「甲子園につれてって」という南の幼い頃からの夢を叶えるため、1年生にして野球部のエースとして活躍する和也とマネージャーとして働く南。しかし南が異性として意識していたのは達也だった。達也には努力を怠ってきた自覚があり、両思いながらも南の気持ちと向き合いきれない。家族同然に育った3人の関係もまだ維持していたい。
和也は南へ異性としてのアプローチを開始し、達也にも恋の戦いから逃げないように促す。この戦いで先取点をねらうために「まずは南を甲子園につれていく」と和也は2人に誓うが、地区予選決勝に向かう途中で交通事故死する。達也は、和也の死に誰よりも大きなショックを受ける。
野球部へ入部
和也の亡き後、達也はなりゆきで入部していたボクシング部で熱心に活動するようになり、弟に恥じない人間になろうと一歩ずつ努力を重ねていく。そんな達也に心を動かされ、2年生ながら野球部の中心的人物である黒木らに強く勧められ、エースになるべく野球部へ入部することになる。
達也は当初多くの野球部員には歓迎されず、和也の親友で正捕手でもある松平には強く反発される。だが、達也なりの熱意が部員たちに認められ、しぶしぶバッテリーを組まされた松平とも徐々に信頼を深める。そして達也は、南の夢を叶えるという和也の夢を、自分が代わりに叶えることを強く意識するようになる。
ライバル達との出会い
達也たちは2年生になる。達也は勢南高校の西村勇や須見工業高校の新田明男と知り合い、ライバル意識を育む。彼らとは野球で同学年のライバルになるだけでなく、浅倉南に恋愛感情を抱く者同士としてのライバル関係も築いていく。それでも達也にとっての本当のライバルは、死んだ和也だけだった。
西村は持ち球のカーブを駆使し、甲子園出場を期待されるピッチャー。一方、新田はサードで地区最強の打者、そして亡き和也と勝負するため野球に打ち込んできた男であった。彼がいる限り須見工の甲子園出場は間違いなしと周囲で騒がれている。2年生の甲子園の地方予選では、西村が所属する勢南高校と対戦して延長戦の末に敗れる。
新監督によるシゴキ
達也たちは3年生となる。新田の妹である由加が明青学園に入学し、野球部のマネージャーに加わる。その頃、野球部の監督が病気で入院して、明青学園の校長は同校OBの柏葉英一郎に監督代行を任せようとする。だが現れたのは海外出張中の兄と入れ替わった柏葉英二郎だった。柏葉は「野球部への恨み」を隠しながら監督代行としての強権を振るう。
南は野球部マネージャーを辞めさせられ、掛け持ちしていた新体操部の選手に専念。野球部員は激しいシゴキで選手生命を断たれる寸前に。新入部員はほとんどが部を辞めてしまう。しかし、レギュラーは1人も去ること無く、夏の甲子園の地方予選を迎える。達也は和也に代わって新田に勝ち、南を甲子園に連れていく強い意志を持っていて、柏葉の過酷な指導に屈することはなかった。
最後の甲子園
達也と南にとって高校生活最後の夏、地方大会初戦で柏葉は、1年生の佐々木を先発ピッチャーに起用して明青学園を敗退させようとする。しかしチームの結束力は固く、失点を打撃でカバーし初戦を突破。柏葉のシゴキに耐えて力をつけた明青学園は大会を勝ち進んでいく。
また同時に、監督の柏葉は、高校時代の野球部でエースであった兄との確執により、先輩部員からのイジメを受け、兄に疎まれて野球部から追放された過去があった。自分のしごきに負けず、明るく前向きに野球を続ける達也たち野球部に触発され、過去と向き合っていく。
須見工との決勝戦
甲子園出場をかけて決勝戦に挑む明青学園。対戦相手は新田の所属する須見工である。接戦が続く中、達也は弟・和也の代わりを務めようとするあまり本調子が出ない。柏葉はかつて兄弟に可能性を奪われた人間として達也の姿勢をなじる。だが達也はその言葉で悩みを吹っ切り、達也としてのプレイに立ち戻る。柏葉も監督として的確な指示を出し始める。
試合は延長に入り、明青は10回表に1点勝ち越し裏の守りにつく。そして、2アウト2塁でバッターは強打者の新田。新田はその前の打席でホームランを打っており、観客も須見工の監督もこの場面では新田を敬遠するだろう、と思っていた。しかし明青ナインは、達也の力を最大限に引き出してくれるのは新田しかいないと考え、敬遠せず勝負する。
新田はファウルで粘り、互角の勝負が続く。最後の力を使い果たして投げようとした瞬間、達也は自分の投球に「和也が力を貸した」ことを感じる。その結果、新田は三振。達也は甲子園への出場を決定する。
エピローグ
和也の夢を叶え、2年間打ち込んだ目標を達成した達也は、進むべき道を見失いかける。だが甲子園の開会式当日、達也は河原で「上杉達也は浅倉南を愛しています」「世界中のだれよりも」と自分の気持ちを伝える。
エピローグにて、登場人物たちの進路と、達也を擁する明青が甲子園で優勝し、南もインターハイ新体操で個人総合優勝したことが示され、物語は幕を閉じる。

登場人物

ここでは主要人物のみ紹介。

上杉 達也(うえすぎ たつや)
明青学園高等部3年(開始当時:明青学園中等部3年)。
本作の主人公。上杉和也の双子の兄。隣家の浅倉南とは同い年で、3人揃って赤ん坊の頃から仲の良い幼馴染。
要領が良く基本的に飽きっぽい。優れた潜在能力を持ちながらも周囲からは「出がらしの兄」と見なされる。
南を女性として意識している。だが同じく南に惚れている和也との関係に配慮して、思いを表に出さないようにしていた。
和也の死後は明青のエースの座と南を甲子園に連れていくという夢を受け継ぐ。
浅倉 南(あさくら みなみ)
明青学園高等部3年(開始当時:明青学園中等部3年)。
本作のヒロイン。達也・和也の赤ん坊の頃からの幼馴染。
勉学運動ともに優れる美少女。明青学園高等部で野球部マネージャーを務めていたが、1年生の後半から掛け持ちをはじめた新体操部で一躍スターに。3年生では野球部から追い出され、新体操部に専念する。
幼い頃に甲子園に憧れ、真面目に取り合ってくれた和也に「南を甲子園につれていって」という夢の実現を約束してもらう。だが成長するにつれ抱くようになったもうひとつの夢は達也の「お嫁さん」になることだった。
上杉 和也(うえすぎ かずや)
明青学園高等部1年で死去(開始当時:明青学園中等部3年)。
本作の準主人公。上杉達也の双子の弟。
高等部1年にして明青のエースとなる。勉強もトップクラスの成績。「デキの良い弟」・「天才」と呼ばれるが実は努力家で秀才タイプ。
達也と南が惹かれ合っているのに気付き、思いを抑えきれなくなり、南に告白。達也にも自分に対する遠慮を捨てさせようとする。
恋の先取点をねらうためにまずは幼い頃の約束どおりに南を甲子園につれていくと宣言するが、地区予選決勝に向かう途中で交通事故に遭い、他界。

私立明青学園高等部

上杉達也・和也兄弟、浅倉南らが通っている高等学校。所在地は東京都で、明青学園中等部も存在する。

あだちによれば、明星学園の"校舎のモデル"は作者の母校の群馬県立前橋商業高等学校の旧校舎である(2009年新校舎完工)[28][注 3]

作中で存在が判明している運動部としては、野球部、サッカー部、バレーボール部、体操部、新体操部、柔道部、ボクシング部、テニス部がある。中でも野球部の活動は盛んで、和也が1年生の時は甲子園地区予選準優勝、達也が3年生の時には甲子園で優勝している。それ以降、甲子園からは遠ざかり、2012年に連載開始した『MIX』では、甲子園に出場したのは達也がエースだった時代が最初で最後の出場という設定になっている[31]。しかし、『KATSU!』の作中では、ラジオで明青学園が16年ぶりに甲子園出場したという実況中継が流れており、決勝戦まで勝ち進んで同作の登場人物・岬新一率いる神奈川県代表の港星高校に敗れているシーンが描かれていた。『MIX』では『KATSU!』にあった2度目の甲子園出場の設定は引き継がれなかった[31]

書誌情報

単行本

  • あだち充 『タッチ』 小学館〈少年サンデーコミックス〉、全26巻
    1. 1981年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120651-4
    2. 1982年3月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120652-2
    3. 1982年7月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120653-0
    4. 1982年10月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120654-9
    5. 1983年4月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120655-7
    6. 1983年5月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120656-5
    7. 1983年7月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120657-3
    8. 1983年9月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120658-1
    9. 1983年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120659-X
    10. 1984年5月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-120660-3
    11. 1984年7月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121131-3
    12. 1984年9月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121132-1
    13. 1984年11月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121133-X
    14. 1984年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121134-8
    15. 1985年1月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121135-6
    16. 1985年4月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121136-4
    17. 1985年6月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121137-2
    18. 1985年9月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121138-0
    19. 1985年10月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121139-9
    20. 1985年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121140-2
    21. 1986年4月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121451-7
    22. 1986年5月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121452-5
    23. 1986年8月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121453-3
    24. 1986年10月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121454-1
    25. 1986年11月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121455-X
    26. 1987年1月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-121456-8
  • あだち充 『タッチ』 小学館〈サンデーコミックス ワイド版〉、全11巻
    1. 1992年6月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123741-X
    2. 1992年8月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123742-8
    3. 1992年10月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123743-6
    4. 1992年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123744-4
    5. 1993年2月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123745-2
    6. 1993年4月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123746-0
    7. 1993年6月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123747-9
    8. 1993年8月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123748-7
    9. 1993年10月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123749-5
    10. 1993年12月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123750-9
    11. 1994年2月15日初版第1刷発行、ISBN 4-09-123751-7

文庫版

完全版

完全復刻版

小説

  • 青木ひかる(著) 『タッチ もうひとつのラストシーン』 小学館〈小学館文庫〉、2005年8月5日発売[51]ISBN 4-09-408045-7

テレビアニメ

1985年3月24日から1987年3月22日までフジテレビ系列にて放送。全101話[52]

旭通信社が長く担当して来たフジテレビの日曜19:00枠は、1982年の『さすがの猿飛』(土田プロ)、1984年の『Gu-Guガンモ』(東映動画)と、小学館の『週刊少年サンデー』系の漫画を原作とする企画ラインが続き、本作もその延長上にある。企画を立てた旭通信社の片岡義朗プロデューサーは「キャラクター商品が売りづらい」という反対の声を押し切ってアニメ化を実現した[53]

制作にあたり、1983年から1984年にかけて放送されたあだち充原作のスペシャルアニメ『ナイン』3部作を担当した杉井ギサブロー、前田実といったクリエイターによりスタッフを編成し、東宝とグループ・タックが製作会社となっている。1985年12月22日放送で31.9%の視聴率を上げたのを始め、常に視聴率20%以上を稼ぐ人気番組となった。劇場アニメ映画も3作が製作された。杉井らによる原作の魅力を引き出した演出、芹澤廣明による劇中音楽も魅力となった[52]

後番組は同じ布陣によるあだち充作品のアニメ化『陽あたり良好!』が放映された[52]

人気のみならず、質の面でも評価を受け、アニメ業界関係者によって選考される日本アニメ大賞・アトム賞を受賞[54]。背景美術を担当して作品を支えた小林七郎美術監督も本作により美術部門最優秀賞を獲得した。

全体的には原作における映画的な表現、空気感を反映しようと試みられているが、原作をそのまま映像化したものではなく、「アニメスタッフの考えや美意識が入った別の作品」とも評される[55]。そのため原作における内輪受けの話題、軽妙なギャグ(例えば高3夏の予選決勝前、『炎の転校生』の主人公・滝沢昇が現れて雨天順延を伝えるシーン)などはほぼカットされ、シリアス寄りの作風となっている[55]。アニメ版は原作と同様に明青学園対須見工戦が終盤の山場となるが[56]、いくつかの改変がなされている。

  • 高3夏の予選決勝、達也と新田の最後の対決の場面。原作では和也のものと思しい残像が現れて達也に力を貸し、新田を打ち取るが、アニメ版ではそれまで和也の投球フォームを模倣していた達也がフォームを切り替え、自らの力で打ち取るように変更されている[55]。また、原作では新田に対して最後の一球を投じる場面で、野球とは無関係な飛込競技のシーンが挿入され、間を置いた上で打ち取ったことが示される[55]。アニメ版ではこうした間を挟まず、達也と新田の勝負やその行方を見守る周囲の姿がストレートに表現されている[55]
  • 地区大会優勝後は、住友里子の登場シーンなどは省略され、明青一行が兵庫県に到着した直後、達也が南に電話で愛を告白するところで完結となっている[55]。『アニメージュ』1987年3月号によれば、アニメ版の最終回は作者のあだちが当初予定していた原作最終回のアイデアに基づいたものである[55][56]。1986年夏、連載引き延ばしのため当初の構想がお蔵入りとなったとの話を、杉井が作者から直接聞き、「TVの方はあだちさんが最初やりたかった終わり方にしましょうか」と了承を得た上での変更となった[56]。なお、作者は連載を進めながら最終盤の構想を練る作家であり、「大人の事情」もあって連載を予定より長引かせた終盤においても、最終盤の展開については思案を重ねていた。そのためアニメスタッフに最終回の内容について尋ねられた際、「知らねーよ」と思いながら答えることになった。アニメ最終回の内容はその時に答えた内容に基づいている[16][57][58]

声の出演

スタッフ

主題歌

第1期オープニングテーマ「タッチ」を筆頭に、岩崎良美が歌った主題歌がヒットした。レコード会社キャニオン・レコード側は当初、プロモーションのため新人歌手の起用を提示したが、監督の杉井ギサブローがこれに抵抗。話し合いがもつれるうちにあだち充の世界を表現できる実力のある歌手をキャニオン所属歌手から起用するということで岩崎良美に落ち着いたという[59]。あだちは元々岩崎のファンであることを公言しており、主題歌への起用を喜んでいた[60]

発売当時は、ベストテンにも入らず爆発的なヒットこそしなかった(オリコン最高12位、売上24.7万枚)が、結果的に長く愛され岩崎の代表曲となった[61][62]

オープニング主題歌「タッチ」は、21世紀に入った現在でも日本の高校野球では応援歌(ヒッティングマーチ)の定番とされている[63] など人気は高く、その後も数々のカバーがされている。なお、あだち充の母校群馬県立前橋商業高等学校では「タッチを演奏すると負ける」といわれ全く使用されていなかったが、2007年の第89回全国高等学校野球選手権大会への出場を契機に解禁されたことが報じられた[64]。この際、あだちは「封印を解くのが遅いよ」とのコメントを出した[64]

第2期エンディングテーマ「青春」は、1986年の第58回選抜高等学校野球大会入場行進曲となった[62]。その影響か第2期 - 第3期の移行ではOPとED双方の曲に使用期間にズレが生じているが、OPの主題歌表示は「青春」を使用していた回を含め「チェッ!チェッ!チェッ!」「約束」になっており、その理由は諸説あり今も不明。第4期オープニング・エンディング(エンディングは最終回まで)のみ、夢工場が主題歌を担当した。

オープニング
  • タッチ」(第1話 - 第27話){第1部}
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
作詞 - 売野雅勇 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 夢工場
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
エンディング
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
  • 青春」(第28話 - 第62話){第2部}{第3部}
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
  • 約束」(第63話 - 第79話){第3部}
作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 芹澤廣明 / 歌 - 岩崎良美
  • 「君をとばした午後」(第80話 - 第101話){第4部}
作詞 - 高柳恋 / 作曲・編曲 - 後藤次利 / 歌 - 夢工場

挿入歌

OP・ED曲や出演声優の日高のり子・三ツ矢雄二・難波圭一の他、音楽部門全体を担当した芹澤廣明・ミス南コンテストグランプリの浅倉亜季などの楽曲も使用された。タッチの楽曲は劇場版を含めカバーが多いため、複数の人物が歌っている曲も多いが、劇場版からの流用以外はBGMを含め音楽全般を網羅したCDボックス「タッチTVシリーズ音楽編」に収録されている物を基準とする。現在カバーバージョンは殆ど廃盤の為入手はかなり困難だがテレビシリーズのDVDボックスに特典として一部が収録されており、現在もインターネット通信販売などで入手可能。

  • 「僕たちのSomeday」歌 - 三ツ矢雄二
  • 「好きになるなら」 / 「ホワイト・ドリーム」 / 「夢で逢いたい」歌 - 日高のり子
  • 「夏の便り」歌 - 難波圭一
  • 「星のシルエット」 / 「風のメッセージ」 / 「永遠のランナー」歌 - 芹澤廣明
  • 「野球(ベースボール)」歌 - 岩崎良美
  • 「南の風・夏少女」 / 「雨の中のワンボーイ」歌 - 浅倉亜季
  • 蒼いメモリーズ」 / 「好きで、ごめん。」歌 - 内海和子
  • 背番号のないエース」歌 - ラフ&レディ ※本来劇場版主題歌であり、上記CDにも収録されていないが、第2部で数回挿入歌として使用されている。
  • 「さよならの贈り物」歌 - ブレッド&バター ※同じく、本来劇場版主題歌であり、上記CDにも収録されていないが、第87話で挿入歌として使用されている。

本来ミュージカル版テーマソングであり、上記CDにも収録されていないが、挿入歌として使用されている楽曲。

上記CDには収録されていないが、テレビから流れている形や喫茶店で流れている形で使用されている楽曲。

各話リスト

第1部
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話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督視聴率
第1話1985年
3月24日
誰がなんと言おーとオレたち双子です!!高星由美子ときたひろこ前田実21.4%
第2話3月31日女の直感! チョッチ気になる達也の才能早川啓二山本哲也20.9%
第3話4月7日思わず初登板! 和也の名前でお騒がせ!?水城ゆう辻初樹24.2%
第4話4月14日見たか? 見ないか!? 南の日記!!坂田純一谷口守泰25.4%
第5話4月21日熱血バトンタッチ! ゴールは正確にネ!?野寺三郎宇井孝司音無竜之介21.6%
第6話4月28日ウワサは本当!? 南と和也の気になる関係土屋斗紀雄池田はやとときたひろこ前田実20.8%
第7話5月5日えッホント!! 達也と南が結婚しちゃう!?高星由美子坂田純一早川啓二辻初樹20.3%
第8話5月12日達也打ちます!! ホンキで兄弟対決!?柳川茂野寺三郎井上修福山映二19.0%
第9話5月19日達也と原田クンのア・ブ・ナ・イ友情!水城ゆう早川啓二辻初樹23.9%
第10話5月26日みんな悩んで気分はすっかり高校生デス!土屋斗紀雄坂田純一谷口守泰23.0%
第11話6月2日来たれ野球部! 微妙に揺れる達也の心!!柳川茂野寺三郎ときたひろこ音無竜之介19.2%
第12話6月9日初練習! ハツラツ和也とヨレヨレ達也!?水城ゆう池田はやと宇井孝司前田実21.3%
第13話6月16日和也心配です! 恋のスランプ孝太郎くん土屋斗紀雄早川啓二辻初樹21.3%
第14話6月23日不満です? 南と和也はベストカップル!?金春智子小和田良博20.0%
第15話6月30日これは事件です! 達也が南を平手打ち!!立花あずま野寺三郎井上修福山映二25.4%
第16話7月7日せつないネ! 和也のハートはレモン色!高星由美子坂田純一谷口守泰22.4%
第17話7月14日ファースト・キス! 南より愛をこめて!?柳川茂早川啓二小和田良博22.5%
第18話7月21日達也の気持ちはちょっとフクザツです!土屋斗紀雄池田はやと前田実18.7%
第19話8月4日忘れたい忘れない!? 二人の大事な思い出水城ゆう野寺三郎宇井孝司遊佐和重17.2%
第20話8月11日どーするの? 達也の優しさすれちがい!!金春智子早川啓二神村幸子23.3%
第21話8月18日それでもカッちゃんは南のために甲子園柳川茂野寺三郎井上修福山映二18.6%
第22話8月25日いよいよプレーボール! 和也VS寺島!土屋斗紀雄坂田純一島崎克美24.0%
第23話9月8日南に届け! 出るか!? 恋の逆転タイムリー柳川茂池田はやと前田実20.7%
第24話9月22日甲子園まであと1つ南の夢もあと1つ!土屋斗紀雄早川啓二山本哲也24.6%
第25話9月29日南の一番長い日! 早く来てカッちゃん!!金春智子芝山努宇井孝司遊佐和重25.8%
第26話10月6日試合終了! 君がいなければ…高星由美子池田はやと井上修福山映二28.1%
第27話10月13日短かすぎた夏…カッちゃんにさよなら!鈴木卓夫遊佐和重31.1%
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第2部
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話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督視聴率
第28話1985年
10月20日
第2部開始 エースのいない野球部なんて…立花あずま永丘昭典前田実28.8%
第29話10月27日アレ? 優しいタッちゃんボクサー失格!?柳川茂早川啓二山本哲也28.0%
第30話11月3日栄光の背番号1やってやれない訳はない土屋斗紀雄坂田純一河村佳江25.4%
第31話11月10日剛腕達也! でもコントロールが課題です金春智子芝山努井上修福山映二26.3%
第32話11月17日俺は和也の恋女房デモ気になるバカ兄貴立花あずま早川啓二山本哲也25.9%
第33話11月24日誕生新体操の星! 南はやっぱり天才!?並木敏永丘昭典前田実27.6%
第34話12月1日がんばれ達也! ハラハラドキドキ初登板水城ゆう池田はやと水谷貴哉小和田良博30.6%
第35話12月8日何かと心配!? 近頃ウワサの南ちゃん!柳川茂坂田純一河村佳江28.6%
第36話12月15日2人きり! 南と達也のアブナイ夜!?土屋斗紀雄早川啓二阿部司31.4%
第37話12月22日めざせ甲子園! ただいま野球部合宿中!!石川良ときたひろこ井上修福山映二31.9%
第38話12月29日予選一回戦! 頭脳派タッちゃん登場!!金春智子池田はやと宇井孝司高倉佳彦30.9%
第39話1986年
1月5日
実力拝見! クールな新田とガッツ西村!!水城ゆう水谷貴哉松岡秀明22.6%
第40話1月12日熱投2回戦! タッちゃんVSガッツ西村並木敏永丘昭典前田実26.6%
第41話1月19日雨の延長11回! 2死満塁!! バッター西村土屋斗紀雄早川啓二阿部司29.4%
第42話1月26日もう一つの延長戦!? 南をめぐる四角関係金春智子坂田純一河村佳江28.6%
第43話2月2日揺れるエース達也!! 新田と南が急接近!?柳川茂望月智充後藤真砂子30.2%
第44話2月9日由加の探偵物語! 南と達也はどこへ行く並木敏池田はやと山崎友正福山映二27.3%
第45話2月16日エースを狙え! 僕が上杉のライバルだ!!土屋斗紀雄ときたひろこ鈴木卓夫遊佐和重27.7%
第46話2月23日ライバル宣言! 上杉和也を越えてくれ!!水城ゆう水谷貴哉清水恵子27.4%
第47話3月2日対決須見工! えッ!? ピッチャー吉田!!金春智子坂田純一河村佳江29.0%
第48話3月9日遂に上杉登場! 新田、オレと勝負だ!!並木敏石井文子後藤真砂子28.3%
第49話3月16日ダメ兄貴返上! 甲子園が見えてきた!!柳川茂鈴木卓夫井上修福山映二27.4%
第50話3月23日放課後デート!? 南と新田は危ない関係!!土屋斗紀雄小華和ためお殿河内勝棚橋正人29.7%
第51話3月30日納得しない!? 南が達也に恋人宣言!!水城ゆう小林和彦水谷貴哉山内昇寿郎31.8%
第52話4月6日恋の3元中継! ジャマ者はお前だ!!金春智子坂田純一河村佳江26.6%
第53話4月13日達也の課外授業…思い過ごしも恋の内!並木敏小林和彦後藤真砂子26.1%
第54話4月20日第2部完・いよいよ最後の甲子園だゾ!!鈴木卓夫殿河内勝棚橋正人28.5%
第55話4月27日総集編I 思い出は美し過ぎて…高星由美子池田はやと前田実28.5%
第56話5月4日総集編II エースは誰にも渡さない!29.1%
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第3部
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話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督視聴率
第57話1986年
5月11日
第3部開始・謎の新監督がやってくる!!高星由美子水谷貴哉清水恵子23.9%
第58話5月18日オレは柏葉! 甘ったれは許さない!!金春智子坂田純一河村佳江26.3%
第59話5月25日嵐の明青野球部! 南が去ってまた一難水城ゆう小林和彦後藤真砂子26.7%
第60話6月1日新マネージャー大苦戦! やっぱり南が一番柳川茂池田はやと山崎友正福山映二23.1%
第61話6月8日オイ柏葉! 南を賭けて勝負だ!!高星由美子水谷貴哉清水恵子22.4%
第62話6月15日セピア色の2人! 南と新田の海岸物語金春智子芝山努箕ノ口克己金子勲21.9%
第63話6月22日サングラスの奥の秘密! 柏葉は何者?水城ゆう永丘昭典窪秀己24.6%
第64話6月29日仁義なき練習試合! 鬼監督のお手並拝見土屋斗紀雄坂田純一河村佳江29.2%
第65話7月6日ガンバレ南! ギブ・アップは似合わない!並木敏小林和彦後藤真砂子23.3%
第66話7月13日南が生徒会長? アイドルは何かと大変!殿河内勝山崎友正福山映二24.4%
第67話7月20日ムムッ見えてきたぞ! 柏葉監督の正体!!萩田寛子水谷貴哉清水恵子24.3%
第68話7月27日ストップ・ザ・達也! 由加のむりやりデート作戦!!水城ゆう池田はやと江口摩吏介23.1%
第69話8月3日夢は甲子園! 退部届はあわてずに!!高星由美子小鹿英吉吉田健次郎金子勲20.0%
第70話8月17日夏まじか! どこまで続く落ちこぼれ騒動柳川茂永丘昭典鈴木大司23.3%
第71話8月24日夏合宿突入! 鬼監督が待っている!!萩田寛子坂田純一河村佳江20.8%
第72話8月31日鬼より恐い? お嬢様由加の合宿料理!!水城ゆう池田はやと山崎友正福山映二26.6%
第73話9月7日包丁人由加! グルメの道は険しく遠い!!柳川茂水谷貴哉清水恵子23.1%
第74話9月14日遂にきた! 南と由加のクッキング大戦争萩田寛子鈴木卓夫江口摩吏介22.2%
第75話9月21日お料理騒動完結!? 隠し味は南のスパイス島田満小林和彦後藤真砂子26.3%
第76話9月28日気にして新体操! 南は達也を待っている!?水城ゆう天海ひろし岡田聡金子勲23.4%
第77話10月5日予選組み合わせ決定! いよいよ夏本番!!萩田寛子永丘昭典鈴木大司27.0%
第78話10月12日総集編I・浅倉南18才! ただいま青春進行形!!-前田実24.8%
第79話10月19日総集編II・ファイト明青!! 柏葉なんか怖くない鈴木卓夫古川雅士
鈴木卓夫
24.4%
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第4部
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話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督視聴率
第80話10月26日本日予選一回戦! やる気だけは負けないぜ!!萩田寛子阿部司清水恵子27.8%
第81話11月2日とんでもない一回戦! 本当の敵は柏葉!?水城ゆう坂田純一小柴純弥河村佳江22.7%
第82話11月9日見えたぞ! 柏葉兄弟のふか〜い謎島田満池田はやと山崎友正福山映二29.5%
第83話11月16日どうする達也二回戦! 孝太郎大ピンチ!!阿部司清水恵子26.8%
第84話11月23日由加チャン危機一髪!! 押しかけデートもほどほどに水城ゆう小林和彦後藤真砂子24.1%
第85話11月30日執念の対決?! 今頃あいつがカムバック!萩田寛子池田はやと殿河内勝渡辺はじめ26.2%
第86話12月7日負けてたまるか三回戦! エースの力を見せてやる!立花あずま山崎友正福山映二30.1%
第87話12月14日意外!? 柏葉ロマンス! 南に似ている恋心水城ゆう坂田純一河村佳江28.2%
第88話12月21日復讐じゃない!? NOサインで4回戦!!萩田寛子棚橋一徳木場田実24.5%
第89話12月28日達也はエース? 背中に感じるプレッシャー!?清水東水谷貴哉山内昇寿郎26.2%
第90話1987年
1月4日
準々決勝! 明青VSピッチャーが3人!?池田はやと高柳哲司渡辺はじめ23.5%
第91話1月11日番狂わせ!? まだまだ勝負は判らない!島田満山崎友正福山映二28.3%
第92話1月18日せつないイメージ重なるネ! 達也は南の予想以上!金春智子坂田純一河村佳江27.5%
第93話1月25日出た!? 監督命令! 心に傷持つ柏葉采配!萩田寛子棚橋一徳柴田和子26.8%
第94話2月1日準決勝真最中! なるかタッちゃん大記録!水城ゆう水谷貴哉山内昇寿郎29.0%
第95話2月8日祝決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!萩田寛子池田はやと高柳哲司渡辺はじめ29.2%
第96話2月15日あと1つで甲子園! 叶えたい! 和也の約束島田満本郷みつる後藤真砂子28.8%
第97話2月22日GOGO明青! 勝利に向かってプレーボール!金春智子水谷貴哉山内昇寿郎29.9%
第98話3月1日誰のための決勝戦!? 本当の達也を見せて!清水東坂田純一河村佳江26.6%
第99話3月8日もう後が無い!? 出るか! 柏葉サイン!萩田寛子棚橋一徳高本宣弘山本哲也28.3%
第100話3月15日勝つぞ明青! 甲子園は俺たちを待っている!金春智子池田はやと高柳哲司渡辺はじめ29.4%
第101話3月22日新しいスタートライン・上杉達也は浅倉南を…高星由美子
並木敏
山崎友正福山映二30.8%
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放送局

※放送系列は放送当時、放送日時は1987年2月中旬 - 3月上旬時点のものとする[65]

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放送地域放送局放送日時放送系列備考
関東広域圏フジテレビ日曜 19:00 - 19:30フジテレビ系列製作局
北海道北海道文化放送
宮城県仙台放送
秋田県秋田テレビフジテレビ系列
テレビ朝日系列
福島県福島テレビフジテレビ系列
新潟県新潟総合テレビ現・NST新潟総合テレビ。
長野県長野放送
静岡県テレビ静岡
富山県富山テレビ
石川県石川テレビ
福井県福井テレビ
中京広域圏東海テレビ
近畿広域圏関西テレビ
島根県鳥取県山陰中央テレビ
岡山県・香川県岡山放送
広島県テレビ新広島
愛媛県愛媛放送現・テレビ愛媛。
福岡県テレビ西日本
佐賀県サガテレビ
熊本県テレビ熊本フジテレビ系列
テレビ朝日系列
沖縄県沖縄テレビフジテレビ系列
青森県青森テレビ水曜 16:30 - 17:00TBS系列
岩手県テレビ岩手日曜 7:15 - 7:45日本テレビ系列
山形県山形テレビ月曜 19:00 - 19:30フジテレビ系列
山梨県山梨放送木曜 17:30 - 18:00日本テレビ系列
山口県山口放送月曜 17:15 - 17:45日本テレビ系列
テレビ朝日系列
徳島県四国放送月曜 19:00 - 19:30日本テレビ系列
高知県テレビ高知日曜 8:00 - 8:30TBS系列
長崎県テレビ長崎木曜 16:30 - 17:00フジテレビ系列
日本テレビ系列
大分県テレビ大分水曜 16:30 - 17:00日本テレビ系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列
宮崎県テレビ宮崎月曜 16:30 - 17:00
鹿児島県鹿児島テレビ火曜 16:30 - 17:00日本テレビ系列
フジテレビ系列
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再放送

本放送終了後、フジテレビ再放送権を喪失してからは、様々な局で再放送が行われている。

地上波キー局では日本テレビにて1990年代中盤から2000年代中盤にかけて再放送が度々行われた[注 4]

日本テレビにおける再放送の時間帯は午前枠と午後枠に行った事例がある。1998年ではスペシャル(新作)放送の関係から夏休み期間からスペシャル本放送前の12月上旬まで、16時台の再放送枠(月曜 - 木曜)で集中的に放送された。1996年前後と2002年から2005年までは、夏休み期間の40日内で平日の午前中(多くの場合10:25 - 11:20まで)に放送。最初の期間が1部と2部、翌年の夏休みが3部と4部。これを繰り返していた(これは作品のテーマでもある夏の高校野球の期間と同じである)。これらの枠で再放送される際は後番組がフライングスタートの『ニュースプラス1』あるいは『NNNニュースダッシュ』前のミニ番組枠がある関係で、番組時間を短縮する必要があった。オープニング曲は独自に短く編集し、映像はオリジナル(ノンテロップ)で原作・監督など最低限のクレジットタイトル(製作者(フジテレビ・東宝)も省略)を新たに作成したスーパーインポーズに載せたものとなっており、エンディングは放送されない形態が多かった[注 5][注 6]。2006年以降、日本テレビで再放送は行われていない。

NHK BS2では「夏休みアニメスペシャル」の枠で劇場版3部作が2006年7月23日〜25日に放送された。

本放送を行ったフジテレビでは1987年に再放送が行われた。また、系列局で放送されたところもある。フジテレビ系列のテレビ静岡では平日の17:25 - 17:55または16:55 - 17:24で再放送が行われていたことがある。系列外の独立局で放送されたケースもあり、2010年11月16日及び2014年4月7日よりTOKYO MXで再放送を行っている[注 7]。後にtvkでも2022年2月20日の22:30から再放送された。

CSではキッズステーションがテレビアニメ版と劇場版アニメ版の放映権を取得して、1999年頃より断続的に再放送を行っていた[注 8]

2012年10月5日からはTwellVにて、毎週金曜20:30 - 21:00の時間帯で再放送が開始され、2013年4月6日からは20:00 - 21:00に放送枠が拡大された。

2021年にはCSテレ朝チャンネルでも再放送された。

映像ソフト

劇場版公開終了後(1980年代後半)に、小学館を発売元・東宝を販売元とした劇場版VHSソフトと、3作品を収録したLD-BOX『タッチ 劇場版』が発売。

1990年代にキティエンタープライズを販売元としたテレビアニメ全話収録のLD-BOX「TVシリーズ レーザーディスクコレクション」が発売。1995年以降キティエンタープライズはポリグラム傘下入りしたため(後のキティMMEユニバーサルシグマ)、ポリドール映像販売会社による通信販売が行われていた。2004年11月26日に全話収録のDVD-BOXが東宝から発売。

  • 「実写版 タッチ」の公開を記念し、2005年8月26日に劇場版3作品を収録したDVD-BOXと単巻DVDが発売された。2006年2月24日 - 3月24日に単巻DVDが発売。全17巻。

『タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は』のVHSソフトとLDソフトが2000年6月に発売(発売元:小学館、販売元:東宝)、DVDが2001年2月21日発売(発売元:小学館、販売元:バップ)。『タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜』のDVDが2001年5月21日発売(発売・販売は上記DVD版と同じ)。2006年3月24日に上記2作品を同時収録したDVDがバップから発売。また、同日より上記単巻DVDをマスターとしたレンタルDVDの供給をバップから開始。

劇場アニメ

劇場版はテレビアニメ版のスタッフとキャストによるものであるが、概ね原作に忠実だったテレビアニメに対して、オリジナル要素を大幅に織り交ぜて再構成されている[66]。製作は、東宝、フジテレビ、グループ・タック、旭通信社など。東宝系で公開。

第1作である『背番号のないエース』は、2年後に公開された劇場アニメ『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』(望月智充 監督)において、作中で登場人物が鑑賞する映画作品として、一部が二次使用されている。

タッチ 背番号のないエース

1986年4月12日公開。同時上映は『テイク・イット・イージー』(吉川晃司 主演・大森一樹 監督)[66]。配給収入は9億円[67]。物語冒頭から高校1年時の夏の甲子園予選決勝までの映画化。予選決勝当日に交通事故にあった和也に代わって達也がマウンドに上がる[66]。部員達は和也ではないことに気づきつつも勝負の行方を見守る、といったオリジナルストーリーが展開される。製作時は続編の想定はなく、本作で話が完結する形になっている[68]。予告編では「誰も知らないラストシーンが待っている」といったキャッチコピーが掲示され、話題となった[69]

スタッフ
  • 原作 - あだち充
  • 監督 - 杉井ギサブロー
  • アニメーション監督 - 前田庸生
  • 脚本 - 原田遊人[注 9]、並木敏、杉井ギサブロー
  • 作画監督 - 前田実、遊佐和重
  • 絵コンテ - 永丘昭典、池田はやと
  • 美術 - 金村勝義
  • 編集 - 古川雅士
  • 音楽 - 芹澤廣明
  • 音響監督 - 藤山房延
  • プロデューサー - 藤原正道、岡正、片岡義朗
  • 制作プロデューサー - 対木重次
  • アニメーション制作 - グループ・タック
  • 製作 - 東宝株式会社、フジテレビジョン、旭通信社
主題歌
挿入歌

タッチ2 さよならの贈り物

1986年12月13日公開。同時上映は『恋する女たち』(斉藤由貴 主演・大森一樹 監督)[66]。和也の死後から高校2年夏の甲子園予選までのストーリーで、原作の内容から大幅に変更されている[66]。新田との出会いをきっかけに野球を続ける決意をした達也が、翌夏の予選決勝で新田の須見工と対戦。和也のコピーに徹する達也に対し、達也本人との勝負を望む新田は興味を示さず、9回裏最後の対決を迎える、といった内容[66]

スタッフ
  • 原作 - あだち充
  • 総監督 - 杉井ギサブロー
  • 監督 - はしもとなおと
  • アニメーション監督 - 前田庸生
  • 脚本 - 金春智子
  • 作画監督 - 江口摩吏介
  • 画面構成 - 前田実
  • 絵コンテ - 小林治
  • 美術 - 金村勝義
  • 撮影監督 - 杉村重郎
  • 編集 - 古川雅士
  • 音楽 - 芹澤廣明
  • 音響監督 - 藤山房延
  • プロデューサー - 藤原正道、岡正、片岡義朗
  • 制作プロデューサー - 対木重次
  • アニメーション制作 - グループ・タック
  • 製作 - 東宝株式会社、フジテレビジョン、旭通信社、小学館、オービー企画
主題歌
  • 「さよならの贈り物」(オープニング)歌 - ブレッド&バター
  • 「岸辺のフォトグラフ」(エンディング)歌 - ブレッド&バター
挿入歌
  • 「哀しみのカレリア」歌 - 芹澤廣明

南が新体操をしているときに流れるピアノ伴奏曲は、THE ALFEEの「Sweat and Tears」

タッチ3 君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-

1987年4月11日公開。同時上映は『いとしのエリー』(国生さゆり前田耕陽 主演、佐藤雅道 監督)[66]。西尾監督の入院により柏葉英二郎を代理監督に迎えた達也らが、高校3年最後の甲子園予選に挑むストーリー[66]。映画第2作において達也の精神的葛藤をすでに描いたため、本作は柏葉を中心とした構成となっている[66][70]。また新田の妹・新田由加が登場しない[66]

スタッフ
  • 原作 - あだち充
  • 総監督 - 杉井ギサブロー
  • 監督 - 永丘昭典
  • アニメーション監督 - 前田庸生
  • 協力監督 - はしもとなおと
  • 脚本 - 高星由美子、杉井ギサブロー
  • 作画監督 - 江口摩吏介
  • 画面構成 - 前田実
  • 絵コンテ - 芝山努、前田康成、水谷貴哉、鈴木卓夫
  • 美術 - 金村勝義
  • 撮影監督 - 杉村重郎
  • 編集 - 古川雅士
  • 音楽 - 芹澤廣明
  • 音響監督 - 藤山房延
  • プロデューサー - 藤原正道、岡正、片岡義朗
  • 制作プロデューサー - 対木重次
  • アニメーション制作 - グループ・タック
  • 製作 - 東宝株式会社、フジテレビジョン、旭通信社、小学館、オービー企画
主題歌
挿入歌
  • 「18番目のサマーホリデー」歌 - 芹澤廣明

※挿入曲はいずれも「アニメーション タッチ オリジナル全曲集」に収録。

テレビスペシャル

テレビスペシャルは、1998年に『タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…』、2001年に『タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜』を日本テレビ系列の『金曜ロードショー』枠で放送した。原作にないオリジナルの続編で、前者は大学に進学した達也と南を主軸とした物語[71][72]。後者は「和也を知らない世界」での達也自身としての野球を目指して渡米し、独立系マイナーリーグチームで投げる達也を主軸とした物語である[73][74]。制作は日本テレビ、東宝、小学館、バップ、グループ・タックによるもので、2005年公開の実写映画版の制作委員会にもフジテレビではなく日本テレビが参画している。

原作、連続TVアニメ共に甲子園での描写は省かれたが、『タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…』では決勝相手の尾知商業を3-2で破り優勝する場面が描かれる。このとき達也は151km/hを投げ、その後ドラフトを断り大学に進学する。南もインターハイ新体操で個人総合優勝を果たしている。

なおこれらアニメ版独自の続編に関して、あだち充はアニメスタッフからの要望を受けて制作の許可を出したものの、自身は制作内容には一切関与しておらず、いわば“ノー・タッチ”である[7][75]

タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…

1998年12月11日放送[71]。原作から3年後、大学生となった達也と南を描いたストーリーで、達也の受験失敗により別々の大学に通い、高校3年夏の告白後も恋人にもなり切れない微妙な関係が続いていた[76]。野球をやめた達也、新体操で忙しい南の間に大学生の水野香織(アニメオリジナルキャラ)が割って入り、さらに大学野球で活躍する新田も加わった四角関係となる、といった内容[77]。2001年01月27日、日本テレビ系列「土曜パラダイス」にて再放送。

スタッフ
  • 原案 - あだち充
  • 総監督・絵コンテ - 杉井ギサブロー
  • 監督・絵コンテ - 永丘昭典
  • 助監督 - 木村隆一
  • 脚本 - 金春智子
  • 作画監督 - 前田実
  • 美術監督 - 金村勝義
  • 撮影監督 - 渡辺英俊
  • 編集 - 古川雅士
  • 音楽 - 芹澤廣明
  • 音響監督 - 藤山房伸
  • プロデューサー - 山下洋、藤原正道、植田文郎、大島満、対木重次
  • アニメーション制作 - グループ・タック
  • 製作 - 日本テレビ放送網、東宝株式会社、小学館、バップ、グループ・タック
主題歌
  • 「タッチ(フライデーナイト・バージョン)」歌 - 沢井なつ美 & Quick-Times
  • 「Hi Hi High」歌 - 熊谷幸子
挿入歌
  • 「あれから、君は…」歌 - 芹澤廣明
  • 「Song For You」歌 - 熊谷幸子

タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜

2001年2月9日放送[73]。前作から一転してふたたび野球を始めることを決意した達也がアメリカに渡り、マイナーリーグの「エメラルズ」に入団。ブランクを感じさせない投球を見せる。一方の南は日本でスポーツカメラマンの助手を務めるなど、ふたりは遠距離恋愛を続ける、といった内容[77]

スタッフ
  • 原案 - あだち充
  • 総監督 - 杉井ギサブロー
  • 監督 - 永丘昭典
  • 監督助手 - 雄谷将仁、小林智樹、志村宏明
  • 脚本 - 金春智子、杉井ギサブロー
  • 総作画監督 - 前田実
  • 作画監督 - 江口摩吏介、高田晴仁、田村一彦、阿部航
  • 絵コンテ - 永丘昭典、杉井ギサブロー、小林治
  • 総美術監督 - 金村勝義
  • 美術監督 - 井置敦
  • 撮影監督 - 舘信一郎
  • 編集 - 古川雅士
  • 音楽 - 芹澤廣明
  • 音響監督 - 藤山房伸
  • プロデューサー - 山下洋、斎春雄、植田文郎、大島満、対木重次
  • アニメーション制作 - グループ・タック
  • 製作 - 日本テレビ放送網、東宝株式会社、小学館、バップ、グループ・タック
主題歌
挿入歌
  • 「青い扉」歌 - 坂本サトル
  • 「青春」歌 - 佐伯日菜子
  • 「タッチ」歌 - 芹澤廣明

実写ドラマ

概要 タッチ, ジャンル ...
タッチ
ジャンル テレビドラマ
原作 あだち充
企画 岡正
脚本 胡桃哲
演出 植木善晴
出演者 岡本健一
浅倉亜季
エンディング月曜ドラマランド」と同じ
製作
プロデューサー 宅間秋史
高橋勝
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1987年6月1日
放送時間月曜19:30 - 20:54
放送枠月曜ドラマランド
放送分84分
回数1
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フジテレビ系列の「月曜ドラマランド」(毎週月曜日19:30 - 20:54、JST)で1987年6月1日に放送された[78]

南役は1986年に開催されたミス南コンテストグランプリの浅倉亜季。達也と和也は男闘呼組岡本健一が一人二役で演じた[78]。プロデューサーは岡正、音楽は芹澤廣明がアニメと共通だった。

アニメ版エンディングテーマ「君をとばした午後」が劇中歌で流れている。EDテーマをおニャン子クラブが歌っている(月曜ドラマランド枠で放送していたため)。

キャスト
スタッフ

実写映画

概要 タッチ, 監督 ...
タッチ
監督 犬童一心
脚本 山室有紀子
製作 本間英行
山中和成
出演者 長澤まさみ
斉藤祥太
斉藤慶太
音楽 松谷卓
主題歌 YUKI歓びの種
撮影 蔦井孝洋
編集 普嶋信一
配給 東宝
公開 日本の旗 2005年9月10日
上映時間 116分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 12億円
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2005年に東宝系で公開[79]。主演は長澤まさみ[80][81][82][83][84]。原作をベースにしたオリジナルストーリーとなっている[83]。達也と和也の役を双子の斉藤祥太慶太兄弟が演じる[79][81]

キャスト
スタッフ
「タッチ」制作委員会
テーマ曲
  • 主題歌 - 「歓びの種」歌 - YUKI
  • 挿入歌 - 「タッチ」歌 - ユンナ
  • 挿入歌 - 「夢の続き」歌 - ユンナ
主なロケ地
製作

2005年3月クランクイン[80]斉藤祥太慶太兄弟とも野球経験者[81]

プロモーション

長澤まさみの出身地(静岡県磐田市)をバスの運行エリアとする遠州鉄道が、ICカードナイスパス」利用者を対象に、当映画の試写会に抽選で招待するキャンペーンを行った。浜松市TOHOシネマズでは「ナイスパス」提示による当映画の料金割引も実施した。2006年3月24日のDVDリリースの翌日、テレビに『タッチ』のプロモーションで出演した長澤まさみが、自身の役柄について「南ちゃんは調子がいいと思った。女の子からは受けなさそう。自分は女の子にも共感を得られるキャラクターに見えるように演じた」と、原作/アニメ化当時に支持された浅倉南というキャラクターを、軽々と否定した[83]

興行成績

大ヒットとは至らず[83]

小説

実写版映画の公開に合わせ2005年に 『タッチ もうひとつのラストシーン』として発売[31]。執筆は青木ひかるが担当したが、あだち充のアドバイスを得たものとなっている[88]。甲子園での優勝から20年後、とある弱小野球部の監督となった松平孝太郎の視点で、過去の思い出などが描かれる[31][88]

ゲーム

テレビアニメと映画を制作した東宝より、ゲーム化作品が発売された。ただしいずれも野球ゲームではない。

タッチ 
パソコンPC-8801/SR向けのアドベンチャーゲーム。1987年1月に発売。
概要 ジャンル, 対応機種 ...
CITY ADVENTURE
タッチ
MYSTERY OF TRIANGLE
ジャンル アクションゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 コンパイル
発売元 東宝[89]
人数 1 - 2人
発売日 1987年3月14日
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CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE(シティ・アドベンチャー タッチ ミステリー・オブ・トライアングル)
ファミリーコンピュータ向けのアクションゲーム。1987年3月14日発売[89]
異次元空間に落ちた愛犬パンチの10匹の子供たちを助けるために、上杉達也・和也の双子と幼馴染のヒロイン浅倉南の3人が異次元に向かい、パンチで攻撃したり野球のボールなどを投げて異次元の敵と戦うという設定[90][91][92][93]。野球についてはボールを投げる点ぐらいであり、原作の世界観とは大きく異なるゲーム内容となっている[91][93]
攻撃力0の浅倉南を引き連れながら、無駄に多くて強い敵を倒しながら広いフィールドを歩き回るゲーム内容であり、難易度は高い[91]
ファミリーコンピュータMagazine』別冊「大技林」の「ウル技」において、ゲームをクリア同然の状態から始められるパスワードが紹介されたが、原作およびファンを馬鹿にしたような非常に下品なパスワードであった。しかし、このソフトはパスワードのチェックが緩いためにかなりでたらめな文字列でも通ってしまうということがソフトの処理を解析した結果わかっており[94]、実際は特定のパスワードを1文字づつチェックするような処理は行っておらず、製作者が元からこのパスワードを仕込んでいたわけではない。また、これにあだちが激怒し、原作をゲーム化することが二度とできなくなったため、タッチのゲームは本作以降出ていないという都市伝説が存在する[91][92]が、このゲームが発売された後もあだち原作のゲームは発売されており、事実に反する[注 11]

ミュージカル

子供向けに翻案したミュージカル「バャリースMUSICAL タッチ」(主催:フジテレビジョン・関西テレビ、後援︰少年サンデー、協賛:アサヒビール、制作:イマジン[95])が1987年3月から4月にかけて関東と関西で上演された。坂上忍(上杉達也・和也)、工藤夕貴(浅倉南)、林家こぶ平(現・九代目林家正蔵)(松平孝太郎)、柄沢次郎(新田明男)、岡本舞子(新田由加)、近藤洋介(柏葉英二郎)出演。脚本:剣持亘田波靖男、演出︰佐藤浩史、振付:坂上道之介、音楽:芹澤廣明、プロデュース︰山田比古三。ストーリーは原作に準拠していたが、オリジナルの歌が入るため、原作の雰囲気とは大きく異なる。

1988年5月1日から7日にかけて中野サンプラザで「イマジンミュージカル タッチ」が再演された。浅倉南役は月曜ドラマランド版でも演じた浅倉亜季[96]。上杉達也・和也役は坂上忍、山本陽一[95]のWキャスト。制作は同じくイマジン。

ラジオ

オールナイトニッポン』の特別番組として、浅倉南のオールナイトニッポン(あさくらみなみ-)が放送された。パーソナリティーは浅倉南役の日髙のり子[97]。放送時間は2004年9月30日未明(29日深夜) 水曜1部 1:00 - 3:00[97]。タッチのアニメ20周年とアニメ版DVD-BOX発売を記念して放送され、日高以外にも上杉達也役の三ツ矢雄二や上杉和也役の難波圭一も登場[97]。浅倉南としてのトークはオープニングのみで以降は名乗ってはいないものの、「私のもどかしい純愛」と題してメールを募集したほか、日高自身の当時の裏話等のトークを行った。また、日高にとってオールナイトニッポンの担当は『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』以来となった。

評価

総合的評価

漫画コラムニストの夏目房之介は1991年に刊行された『消えた魔球 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか』で本作について、「基本的には三角関係の重層によって成り立つメロドラマであるが、それと野球漫画の合体によりこの時期の漫画の代表作とたり得ている」「弟が南に果たした約束(甲子園出場)を兄が果たすという、三角関係への野球のからめ方がうまい」とし、当時のラブコメものにありがちだった「軟弱御都合主義」(だらしのない主人公と、美人で頭もよくて優しいヒロインとの相思相愛ドラマ)とは一線を画していたと評している[4]

1998年に宝島社より刊行された『いきなり最終回 あの傑作が終わる…』ではヒットの理由について「ポスト・スポ根時代の新しい人生観が示されていた」点を挙げ、本作の登場により「マンガは新しい時代に突入したのだと言える」と評した[98]。同誌の中で、編集者の斎藤宣彦は「和也の交通事故」「高3夏の予選決勝、優勝の瞬間」「最終回とその1回前の間にあるはずの甲子園の野球シーン」など重要な場面が一切描かれない、この「はぐらかし」こそが、あだちの真骨頂と評している[25]

2006年に小学館より刊行された『現代漫画博物館1945-2005』は、「高校野球が背景に選ばれているが、好きな女の子のためにがんばる兄弟と美少女との淡くせつないラブコメに特化している点で、それまでのスポーツ漫画とはまったく趣を異にして、読者から絶大な人気を博した」と評している[99]

京都国際マンガミュージアム吉村和真は、「高校野球が舞台だが、従来のスポ根マンガとは異なる新境地を開いた。甲子園への道のりと、恋愛や友情を等価に扱うことで、男女の枠を越えた幅広い支持を得た。また、あだち充独特のテンポのよい笑いや登湯人物たちの恩盧深いセリフも、感動の奥行きを広げている」と評している[100]

漫画評論家の中田健太郎は本作を「弟・和也の遺志をついで甲子園を目指す兄・達也が、弟の死を乗り越えて自己実現を果たす物語であり、また和也とのおわらない三角関係をひきうけた達也と南が、それでも恋のスタートラインにたつまでを描いたラブコメの名作である」と評している[101]

野球漫画としての評価

本作の最終話で、達也がライバルの新田に向けた「新しいステージでの再戦の誘いをやんわりと拒否」する台詞について、夏目は前掲書の中で「この一言で熱血スポーツ少年マンガはコケたわけです」と評している[4]。夏目の評価について、編集者の斎藤宣彦は従来型の「熱血の終焉」[102]、マンガ研究家の岩下朋世は「熱血スポ根にとどめをさした」[103]、ポピュラー文化を研究する西原麻里は「スポ根の終焉」と解釈している[104]

1996年に宝島社から出版された『70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか!』では、本作が「主人公が弟の遺志を継ぐ宿命的展開」「ライバルとの対決」といった従来型の熱血ものの要素をしっかりと押さえつつも、「命がけで真実を追求」「男を磨く」といった求道者的な価値観は一切描かれなかったと指摘[105]。最終話の台詞をもって「熱血は死んだ」と評している[105]

漫画評論家の米澤嘉博は本作の最終話について、達也が野球での自己実現よりもヒロインとの終わりのない日常を選んだものと解釈し、「このマンガの登場によって、野球マンガは終わったと結論づけられるかもしれない」と評している[5]。ただし「一生懸命さに距離を置くことで、自分なりの生き方を全うしようとしていた」段階はともかく、作品終盤の須見工戦での展開については「ただひたすら野球をする少年のひたむきさがもたらすものであり、従来の野球ドラマの味わわせてくれたそれだったような気がする」と評している[5]。米澤は、達也のひょうひょうとした態度の裏に隠れた熱血少年としての一面についても指摘している[5]

タレントの伊集院光は『球漫 - 野球漫画シャベリたおし!』の中で、達也が和也の遺志を継ぐ展開について、「弟の遺志っていうのは、野球に関してもあるんだろうけど、大部分は南ちゃんへの恋心なのね。だから兄貴が悩んでいるのもそのことだし、野球でモヤモヤを忘れようとしている」と評している[106]。そのため伊集院は本作を「球漫」ではなく、「童貞漫画」「DT漫」の最高峰と捉えているが、これに対し編集者の岸川真は本作を野球漫画と捉えている[106]。こうした見解の相違について伊集院は「それまであの手のマンガって、どちらかに寄ることで片方お茶を濁してたと思う。お色気をギャグっぽく入れるか、野球をおまけにするか。けれど、あだち先生はお茶を濁さなかったから、年下の岸川さんには球漫で、ぼくにはDT漫の傑作ってことになるんじゃないかな」と評している[106]

前出の岩下は本作を「アンチスポ根なスポーツマンガの代表格として一時代を築くことになった」とする一方で、ボクシング漫画『がんばれ元気』(小山ゆう)と同様に「(理想的存在の)喪失の経験が主人公たちを強く動機づけ支配する物語」と指摘[103]。先行する梶原一騎の作品群を再構築した『がんばれ元気』の流れを汲んだ作品と見ている[103]。さらに岩下は、あだちが本作の発表以降も「鏡像的、分身的な人物配置を用いながら、喪失の彼岸に去った人物をめぐる作品を繰り返し描く」ことになったとしている[103]

元漫画編集者でライターの島田一志は、本作についての「汗臭いスポ根漫画を終わらせた作品」といった評価は、ラブコメものとしての華やかなイメージに引きずられたものであり、実際は骨太の野球漫画だと評している[107]。過去の作品より恋愛の比重が大きく、魔球も登場しないものの、達也が「鬼監督による理不尽なしごきに耐えたり、指から流血しながらボールを投げる」といった柏葉英二郎の登場以降のシーンなどを例に挙げ、こうした表現は「どちらかといえば昔ながらのスポ根漫画の“定型”だといっていい」と指摘[107]。「『タッチ』という作品は、「スポ根漫画を終わらせた」のではなく、極めて80年代的なスポ根漫画だった、と考えたほうがいいのではないだろうか」と評した[108]

影響

本作は『うる星やつら』(高橋留美子)、『さよなら三角』(原秀則)などとともにラブコメブームを牽引し、『週刊少年サンデー』が1980年代前半から中盤にかけて部数を大きく伸ばす原動力となった[109]。競合誌でもこれに追随し、『週刊少年マガジン』では『翔んだカップル』(柳沢きみお)の終了以降も編集部主導の形でラブコメ路線を継続しようとしたものの、サンデー的な爽やかさを獲得できずに部数が低迷した[109]。勝負ものを得意としていた『週刊少年ジャンプ』ではスポーツ漫画へのラブコメの導入が試まれ[109]、『キックオフ』(ちば拓)のような本作の茶化しを狙った作品も連載された[109][110]

本作のファンが自分の子供に登場人物の名前を付けるケースも見られた。タレントの亀梨和也は上杉和也に[111]、プロゴルファーの勝みなみ浅倉南[112]フジテレビアナウンサーの佐久間みなみもその一人)、プロ野球選手の清水達也上杉達也にちなんでいる[113]

アニメ化の影響などもあり、ヒロイン・浅倉南は「スポーツ美少女の代名詞」と見なされ[98][100]、フジテレビ系列のニュース番組『FNNスーパータイム』には彼女の名を冠した「南ちゃんを探せ!」なるコーナーも設けられた[98][114][115]。このコーナーは5分内の枠で学園のスポーツ美少女を紹介するといった内容のもので、1986年から4年間におよび放送された[98]

また、南は新体操の選手に転向するまでは野球部の女子マネージャーを務めており、マネージャーの役割を社会的に認知させた[116]。厳密には1960年代に日本テレビ系列で放送された青春学園シリーズ、1970年代には複数の少女漫画において女子マネージャーの姿は描写されていたが、本作の影響により女子マネージャーは女子生徒のあこがれとなった[116]。1992年7月2日付の『朝日新聞』(大阪版)の報道によれば、とある学校では野球部員の数を女子マネ-ジャーが上回るケースも見られた[116]

お笑い芸人のいとうあさこは南が新体操を演じる姿に扮してブレイク[117]。その縁で2019年に『MIX』がアニメ化された際には毎回異なる端役で出演した[117]

その他

  • 作中に登場する喫茶店「南風」のモデルになったのは東京都練馬区の喫茶「アンデス」(1971年開業)ともいわれている[118]。喫茶「アンデス」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により2020年夏に閉店した[118]
  • 高校3年夏の予選決勝直前、島本和彦の『炎の転校生』の主人公・滝沢昇がゲスト出演し、明青学園ナインに雨天順延を伝えるシーンがある[55][119]。これは、あだちと島本の担当編集が同じだった縁で、島本が手伝いに来た時のもので、あだちはこの回を「まず島本のキャラをどうやって出すかを考えてストーリーを作った」と語っている[119]
  • 作品終盤、高校総体新体操競技の会場として鳥取市民体育館が描かれている[120][121]。近隣の新袋川(または大路川)の河原で達也が南に告白するシーンが描かれていることから、同体育館は「クライマックスの舞台」とも称されるが[121][122]、老朽化と耐震性の問題による建て替え工事のため2020年12月に閉館した[120][121][122]
  • 2021年1月、マクドナルドの人気商品「チキンタツタ」の初登場から30周年を記念し、定番の「チキンタツタ」に加え、新商品「チキンタツタ 瀬戸内レモンタルタル」を発売。"甘酸っぱい青春"をコンセプトに「迷うって、青春だ。」をキャッチコピーに掲げ、「タッチ」とコラボレーション。キャンペーン媒体に、達也・南・和也が起用されている。なお、CMソングはテレビアニメの主題歌『タッチ (岩崎良美の曲)』の替え歌を岩崎良美本人が歌唱している[123]

脚注

参考文献

外部リンク

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