RRM2B

From Wikipedia, the free encyclopedia

RRM2B (リボヌクレオシド二リン酸レダクターゼ サブユニットM2 B、英:Ribonucleoside-diphosphate reductase subunit M2 B) はヒトのRRM2B 遺伝子がコードしている酵素である[5][6][7][8]。RRM2Bタンパク質をコードしている遺伝子は8番染色体英語版の8q23.1に位置している。この遺伝子および遺伝子産物は別名MTDPS8A、MTDPS8B、p53R2でも知られている。

PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
記号RRM2B, MTDPS8A, MTDPS8B, P53R2, ribonucleotide reductase regulatory TP53 inducible subunit M2B, RCDFRD
染色体8番染色体 (ヒト)[1]
概要 PDBに登録されている構造, PDB ...
RRM2B
PDBに登録されている構造
PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧

2VUX, 3HF1, 4DJN

識別子
記号RRM2B, MTDPS8A, MTDPS8B, P53R2, ribonucleotide reductase regulatory TP53 inducible subunit M2B, RCDFRD
外部IDOMIM: 604712 MGI: 2155865 HomoloGene: 56723 GeneCards: RRM2B
遺伝子の位置 (ヒト)
8番染色体 (ヒト)
染色体8番染色体 (ヒト)[1]
8番染色体 (ヒト)
RRM2B遺伝子の位置
RRM2B遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点102,204,502 bp[1]
終点102,238,961 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
15番染色体 (マウス)
染色体15番染色体 (マウス)[2]
15番染色体 (マウス)
RRM2B遺伝子の位置
RRM2B遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点37,924,196 bp[2]
終点37,961,562 bp[2]
RNA発現パターン
さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能 金属イオン結合
血漿タンパク結合
酸化還元酵素活性
ribonucleoside-diphosphate reductase activity, thioredoxin disulfide as acceptor
細胞の構成要素 ミトコンドリア
細胞核
核質
細胞質
細胞質基質
ribonucleoside-diphosphate reductase complex
生物学的プロセス deoxyribonucleoside triphosphate metabolic process
renal system process
腎臓発生
酸化ストレスへの反応
mitochondrial DNA replication
DNA損傷刺激に対する細胞応答
deoxyribonucleotide biosynthetic process
DNA複製
negative regulation of intrinsic apoptotic signaling pathway by p53 class mediator
アミンへの反応
DNA修復
nucleobase-containing small molecule interconversion
出典:Amigo / QuickGO
オルソログ
ヒトマウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_015713
NM_001172477
NM_001172478

NM_199476
NM_001357022
NM_001357023

RefSeq
(タンパク質)

NP_001165948
NP_001165949
NP_056528

NP_955770
NP_001343951
NP_001343952

場所
(UCSC)
Chr 8: 102.2 – 102.24 MbChr 8: 37.92 – 37.96 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
閉じる

機能

リボヌクレオシド二リン酸レダクターゼリボヌクレオシド二リン酸を還元してデオキリボヌクレオシド二リン酸に変換することで、DNA複製に必要なヌクレオチド前駆体を産生する酵素であり、RRM2B 遺伝子はこのリボヌクレオチドレダクターゼの2種類あるR2サブユニットの内の片方をコードしている。RRM2B 遺伝子がコードしている方のR2サブユニットはp53によって誘導され、増殖してない細胞における正常なDNA修復ミトコンドリアDNA合成に必須である。R2サブユニットのもう1種類は分裂細胞でのみ発現する[9]

相互作用

RRM2BはMdm2[10]およびATM[10]タンパク質間相互作用を示す[10]

臨床との関係

この遺伝子の異常はミトコンドリアDNA枯渇症候群 (MDDS)の原因の1つである[11][12]。この遺伝子の変異は新生児の筋緊張低下英語版、成長の遅れ、脳症と関連しており、てんかんの発作、難聴乳酸アシドーシスを伴う。この症候群は致死的であり、幼年期早期に呼吸不全を起こして死亡する[13][14]

この遺伝子はまた小児急性肝不全のいくつかの症例とも関連していた[15]。この遺伝子の変異は進行性の外眼筋麻痺を引き起こすことが示されている[16]。RRM2Bの発現増加は胆管癌細胞においてゲムシタビン耐性とも関連しており[17]、ヒトのがんにおいてゲムシタビンの臨床的利益がえられないかもしれないと予測されている。

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI