Rの書斎
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| Rの書斎 | |
|---|---|
| ジャンル | ラジオドラマ風電子小説 (ラジオドラマとサウンドノベルの複合作) ホラードラマ・ホラーゲーム |
| ラジオ:Rの書斎 | |
| 放送期間 | 第1週:1997年6月1日 - 7日 第2週:1997年6月8日 - 14日 |
| 放送局 | セント・ギガ |
| 放送時間 | 各話日曜日 - 土曜日 19:00 - 20:00 |
| 放送形式 | 録音 |
| ディレクター | 板倉洋行 |
| プロデューサー | 薬師寺文佳 |
| ミキサー | 武田浩治 |
| 脚本 | 菱田達也 学研『わたしの怪奇ミステリー体験』1~3 より一部引用 |
| ラジオ:Rの書斎 第二幕 | |
| 放送期間 | 第1週:1997年11月30日 - 12月6日 第2週:1997年12月7日 - 13日 |
| 放送局 | セント・ギガ |
| 放送時間 | 各話日曜日 - 土曜日 19:00 - 20:00 |
| 放送形式 | 録音 |
| ディレクター | 板倉洋行 |
| プロデューサー | 薬師寺文佳 |
| ミキサー | 武田浩治 |
| 脚本 | 中田雅康 菱田達也 |
| ゲーム | |
| 対応機種 | サテラビュー |
| 開発元 | 任天堂 |
| プロデューサー | Rの書斎:大和聡 Rの書斎 第二幕:上村雅之 |
| ディレクター | Rの書斎:菱田達也 Rの書斎 第二幕:中田雅康 |
| プレイ人数 | 1人 |
| その他 | 放送日時はラジオ日程参照 |
| テンプレート - ノート | |
『Rの書斎』(アールのしょさい)は任天堂とセント・ギガがサテラビュー用番組として制作し1997年6月[1][2]に放送した、ラジオドラマとサウンドノベルの複合作品。自称ジャンルは「ラジオドラマ風電子小説」。
同年11月末から12月[3]には続編となる『Rの書斎 第二幕』(アールのしょさい だいにまく)が放送された。両作品ともこの項目で解説する。
中年男性「甲山たけし」を主人公とした物語を軸に、彼が日記を見る形式でホラーの体験談を複数紹介するラジオドラマ番組。1時間のラジオ番組とデータ放送によるゲームソフトを連動させたサテラビューのコンテンツ「サウンドリンクゲーム」の1作として各々2話、全4話放送された。ゲームをメインコンテンツとしラジオ放送はそれに付随する音声として補助的に供給された他のサウンドリンクゲームと異なり、本作はラジオ放送をメインに単独のラジオドラマ番組としても聴取できる内容とされ、ラジオ番組冒頭においては「ラジオドラマ風電子小説」と説明された。
番組本編にナレーションはなく、甲山または日記の人物による一人称で語られる。体験談は心霊現象をはじめとした超常現象・オカルトが主となるが、殺人などそれらの要素がない事件や事故の話、ホラーから外れた滑稽な結末や感動を誘う話も含まれる。第1作の一部体験談は学習研究社の書籍『わたしの怪奇ミステリー体験』シリーズより引用された。
サテラビューを使用するとサウンドノベルやノベルゲームに類似した構成の画面が表示される。ここではラジオドラマを文字に起こした自動更新の字幕、ラジオドラマの内容に沿った実写画像の表示が行われる。表示される画像は場面背景のみで、一部の例外を除き作中の登場人物を描画することはない[注釈 1]。さらに特定の体験談においては途中で2択の選択肢が登場する。ゲーム上の操作はこのどちらかを選択するのみとなる。一方はラジオ放送のまま進行するが、もう一方はデータ放送で事前受信された分岐用の音声データが再生され、ラジオ放送とは異なる話を聴くことができる。音質はラジオ放送と異なるため容易に区別できた。
サウンドリンクゲームの多くはスコアランキングなどの応募イベントを実施したが、本作はイベントを実施せず、番組の感想と次回作用の体験談を募集した[1]。しかし第二幕は任天堂スタッフによるシナリオのみで制作され、応募シナリオは採用されていない。第二幕放送時も引き続き体験談を募集したものの、続編は放送されなかった。
登場人物
あらすじ
Rの書斎
ある日、新聞記者の甲山たけしの元へ封筒が届けられる。中身は主婦を自称する女性が語る不可解な体験談を途中まで吹き込んだカセットテープと
「これは本当にあった話です。続きは私の部屋で A区 R研究所」
と記された手紙が入っていた。しかし手紙にも封筒にも研究所の詳しい住所は書かれていない。
甲山はR研究所の所在地を突き止める。ところがそこは古びた雑居ビルにある小さな書斎で、部屋の壁にある書棚は日記で埋め尽くされていた。Rと名乗る老人はここに集まってくる不思議な体験談の日記を1人で管理しており、日記の声を聞ける者を探しているという。甲山がRから渡された日記を読むとテープで聞いた女性の声が頭に響いてくる。甲山はRに促されるまま次々と書棚の日記を読んでいく。
後日、研究所と称した書斎、日記、R老人の謎を探りたい甲山は再度R研究所を訪ね、前と同じように日記を読み進めていく。しかし時間が経ってふと気づくとRの姿はなく、「あなたが書斎の新たな主だ」と笑いながら告げるRの声だけが響いて消える。書棚を埋めていた日記と書斎の出入口も消えており、甲山は書斎の新たな管理人をあてがうためのRの罠にかかったこと、日記を集め書棚を埋めなければ書斎から脱出できないこと、そして書棚に1冊だけ甲山の日記があることに気づく。
Rの書斎 第二幕
甲山は出口のない書斎に閉じ込められたままで、Rが「集まってくる」と言っていた日記も一向に現れない。その甲山の元に幼い少女・若い女性・老婆らしい複数の声が語り掛けてくる。声たちは正体を明かさずつかみどころのない発言をしつつも、日記を得るには不思議な体験をした人の心と同調する必要があり、その協力をするという。
甲山は声たちの助けを借りながら様々な人物の日記を手に入れる。しかし部屋の書棚を埋めるには足りず、謎の声たちも消え去る。甲山は書斎に閉じ込められる前に抱いていた「多数の不思議な体験談を読み続けていたい」という欲望が、今この状況下で満たされていることを自認する。
テーマ曲
番組テーマ曲としてマーク・ゴールデンバーグの楽曲Queen of Swords(剣と女王)を使用し、全話オープニング曲、第1作第2週を除いた各話エンディング曲として用いられた。