柿沼紫乃
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父は変人で母は変わり者だったという[7]。
子供の頃からバレーを習っていた[8]。国立音楽大学付属高等学校卒業[1]。当時はピアノ、クラリネット、フレンチホルン、ヴァイオリンを学び、音楽家を目指していた[8][9]。その頃、色々芝居を観ており当初は宝塚が好きだった[8][9]。古川登志夫作・演出の舞台『麒麟』を観て「舞台女優になりたい」と思い、劇団青杜の入団を決めた[10]。しかし、父は「よし、お父さんが、どんな劇団か調べてやろうねぇ……」と思っていたが、数日後に父は「いいんじゃない、ただ自分でやりたいと思ったその志は最後まで持続しなさい」と拍子抜けるような感じだった[10]。劇団青杜の座長だった古川は「調べたら反対する筈だから本当は調べなかったんじゃねえか?」と言っていたが、柿沼は後で訊いたところなんのことはなかった[10]。父は当時、古川がパンチ役で出演していた『白バイ野郎ジョン&パンチ』シリーズが好きで見ていていた[10]。17歳から募集だった劇団青杜で「もうすぐ17歳になるから」と年号をいつわって16歳で劇団青杜[2]に入団[8]。多くの舞台で主演を務めている一方、ラジオパーソナリティー、リポーターとしても活動[1]。その後、青二プロダクションに所属して声優としての活動を始める[1]。
人物・エピソード
劇団青杜の主宰者である声優の古川登志夫とは、1991年頃に結婚した[11]。
『美少女戦士セーラームーン』では、月野うさぎの親友・大阪なる役を担当。ダーク・キングダム四天王の一人であるネフライトとの間に恋が芽生えるという原作にはないオリジナルの物語が展開されるが、第24話でネフライトは、同じく四天王の一人であるゾイサイトの配下が放った攻撃からなるを守ろうとして致命傷を負ってしまう。死期を悟ったネフライトは、なるを騙し続けていたことを詫び、出会えたことを感謝しながら絶命する。柿沼はこの場面のアフレコで、役に入り込みすぎたために大泣きしてしまい、セリフが言えなくなって何度もNGを出し、ネフライトを演じていた森功至とスタッフに大変迷惑を掛けてしまったと語っている。これについてネフライト役の森は「ネフライトの最期の所は、なるを演じている柿沼さんがセリフを言えなくなるほど人物に入れ込んでくれたので、役者冥利に尽きる感じです」と高く評価している[12]。このエピソードは、2020年12月5日に放送された『発表!全美少女戦士セーラームーンアニメ大投票』(NHK BSプレミアム)の「あなたの好きなエピソード」の部門で第3位に選ばれ[13]、うさぎ役の三石琴乃は「アフレコしながらみんな泣いてました」と同番組で当時を振り返っている。