TOKYO, I LOVE YOU
From Wikipedia, the free encyclopedia
| TOKYO, I LOVE YOU | |
|---|---|
| 監督 | 中島央 |
| 脚本 | 中島央 |
| 製作 |
齋藤隆 中山由衣 山本泰弘 |
| 出演者 |
山下幸輝 松村龍之介 羽谷勝太 坂井翔 島津見 下前祐貴 西村成忠 加藤ナナ 草野航大 奏みみ 小山璃奈 オギー・ジョーンズ 長谷川美月 テリー伊藤 田中美里 山口りお |
| 音楽 | ネゴロノブ |
| 主題歌 | iamSHUM「TOKYO, I LOVE YOU」 |
| 制作会社 | 株式会社ウィスコム |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 121分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
『TOKYO, I LOVE YOU』は、東京を舞台に「恋人」「親子」「親友」の3つの愛をテーマに描いた、2023年公開の映画。東京タワー、新宿、お台場を背景にした3つの物語が交差し、東京に暮らす人々の多様な愛の形を描き出す人間讃歌。
🗼 第1章:東京タワー
日本の首都「東京」―この大都市のいくつかの街角で起こる、恋人、親子、親友たちの愛にまつわる物語。東京タワー、新宿界隈、お台場を舞台に 3つの章から構成される壮大なる群像劇であり、ドラマチックな人間賛歌。
現代の東京。東京タワー近辺では、夢見がちなオタク青年・ケン(草野航大)が幼馴染・ミミ(加藤ナナ)の注意に耳を貸さず、バーチャル空間の中で擬似恋愛にうつつを抜かしている。ケンはバーチャル空間の東京タワーで、とある女性と運命の出会いを果たすが、その出会いが現実世界で唯一の理解者であるミミとの関係性を劇的に変えていく事になってしまう。
🏙 第2章:新宿界隈
新宿界隈では、映画監督を志す専門学生のカレン(小山璃奈)が、細々とキッチンカーを営み暮らす職人の父・ジョージ(オギー・ジョーンズ)と喧嘩を繰り返し、父娘の仲が決裂しそうになる。カレンは映画を作るために、高額なビデオカメラを父に無心するが、ジョージがなけなしの貯金をはたき、とあるカメラを愛娘のために手に入れた時に、二人の関係性に大きな変化がもたらされる。
🌉 最終章:お台場
お台場では、日本に帰国したばかりのダンサー・リヒト(山下幸輝)が、余命3ヶ月と診断された脳腫瘍に苦しむ親友・シモン(松村龍之介)を救うために、幼馴染の親友たちと力を合わせ、高額な手術費を工面しようとする。そして、リヒトと5人の親友たちが力を合わせ、シモンの命を救うための手術費を何とか稼ぎ出せる…という、その決定的な瞬間に、リヒトたちの運命の歯車を狂わせる出来事が起こってしまう。果たして、リヒトを始めとした東京の様々な街で暮らす主人公達は迫りくる危機と試練に抗い、自分達なりの愛を最後まで貫き通す事ができるのか?
監督の着想
中島央監督は、映画『TOKYO, I LOVE YOU』の着想について、『パリ、ジュテーム』や『ニューヨーク、アイラブユー』といった都市をテーマにした映画に影響を受け、「東京版を自分の手で作りたい」と考えたことが出発点だったと語っている。監督自身は東京出身であり、「生まれ育った街・東京を、自分にしか見えない視点で描きたかった」と述べている[1]。
作品のトーンについては、「ハイパーリアル(hyper-real)」という言葉を用い、 現実的でありながらどこか幻想的な東京の姿を目指したという[1]。
ロケーション選定では、お台場や東京タワー、新宿など、象徴的な場所を取り上げているが、 単に観光地を映すのではなく、監督自身が心に描いてきた“自分の東京”を表現する意図があった。 特にお台場の「夢の大橋」やモノレールのシーンは、長年撮りたいと考えていたものだという。
自伝的な作品であったデビュー作『Lily』とは対照的に、本作の脚本執筆にあたっては、できるだけ客観的な視点で物語を構築したと監督は述べている。一方で、作中で主人公・リヒトが親友たちに語る「本当の友達だけが最高の俺を引き出してくれる」というセリフについては、監督自身の親友たちへの思いが反映されていると語っている。
本作を通じて若いクリエイターに伝えたいメッセージとして、「勝ち負けや成功・失敗といった二分的な価値観にとらわれず、自分らしくあること、好きなことを続ける勇気を持つことが大切」と語っている[1]。
『TOKYO, I LOVE YOU』には、“自分自身を肯定しながら生きる”というテーマが込められているという[1]。
本作は各国の映画祭でグランプリをはじめ、作品賞・監督賞・脚本賞など複数の映画賞を受賞している。
2025年からは、Amazon Prime Video、Lemino、U-NEXT、Huluにて配信されている[2]。