Tera Term

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Tera Term(テラターム)は、Windowsプラットフォームで動作する端末エミュレータである。シリアルポート接続、TCP/IP(TelnetSSH1SSH2)接続などの各通信プロトコルVT100・VT200・VT300・TEK4010端末エミュレーションに対応する。

作者 寺西高, TeraTerm Project
開発元 TeraTerm Project
初版 1994年2月24日 (32年前) (1994-02-24)
最新版
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安定版
5.6.0[1] / 2026年2月28日 (15日前)
概要 作者, 開発元 ...
Tera Term
Tera Termの動作例
作者 寺西高, TeraTerm Project
開発元 TeraTerm Project
初版 1994年2月24日 (32年前) (1994-02-24)
最新版
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安定版
5.6.0[1] / 2026年2月28日 (15日前)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Microsoft Windows
サポート状況 開発中
種別 端末エミュレータ、SSHクライアント
ライセンス 3条項BSDライセンス
公式サイト teratermproject.github.io ウィキデータを編集
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寺西高によって1994年2月24日に初版が公開され、その後2004年からはオープンソース化され、TeraTerm Projectによって開発されている。

歴史が長く、2025年現在では「定番の」[2]「老舗の」[3]と評されることも多い。

特徴

telnetやシリアルポートによるリモートホストへの接続を可能である。パソコン通信UNIXへのログインに使われる。また、XMODEMZMODEMなどのバイナリ転送プロトコルもサポートしている。

マクロ機能を備えている。組み込み分野ではハードウェアにシリアルポートで接続し、機器の試験のためにマクロ機能が利用されることも多い。

評価

  • 1997年12月16日、オンラインソフトウェア大賞97 入賞[4][5]
  • 1997年12月24日、1997年 窓の杜大賞 パソ通・ネット一般部門賞[6]
  • ITreview Grid Awardにて、初開催から連続して「Leader 」を受賞。2022 Springでは殿堂入りとなる[7][8]

沿革

寺西高によるオリジナルの開発

1994年2月24日、理化学研究所物理学者である寺西高によってWindows 3.1に対応した16ビット版「Tera Term」の初版が公開された[9]

1996年6月7日には、Windows 95/NTに対応した32ビット版として「Tera Term Pro Ver 2.0」が公開された。

しかし、1998年3月10日にTera Term 1.4とTera Term Pro 2.3がリリースされたのを最後に、更新が途絶えてしまう。

なお、1990年代のWindows向けフリーウェアとしては珍しくソースコードが公開されていたが、ソースコードを変更したバイナリを再配布するには原作者の許可が必要と使用条件に明記されていた。この条件がOpen Source Initiativeに拠るオープンソースの定義には合致しないため、これをオープンソースとは呼ばない。

有志による派生版、プラグイン、補助ソフトの開発

ソースコードが公開されているためユーザーによるカスタマイズが自由に行え、寺西高によるリリースに並行して多くのプラグインや補助ソフト、派生版などが生まれた。これらはTera Termの公式サイト内でも紹介されていた[10]

  • 安藤弦彦による、日本語化された「Tera Term Pro 日本語版」[11]
  • Robert O'Callahanによる、ssh1対応プラグイン「TTSSH」、安藤弦彦による「TTSSH 日本語版」[12]
  • 早川信平による、タスクトレイからTelnetへログインできる「Tera Term Menu」[13]

原作者不在の派生版開発

2000年頃になると、IPv6が使用され始めたり、TelnetやSSH1にセキュリティ上の懸念が指摘されSSH2へ移行していくなど通信プロトコルに大きな変化が起こる。しかし、原作者による開発が停止しているTera Termはこの変化に追従することが難しかった。IPv6対応版、ローカライズ版、プロキシ対応版、ウィンドウ半透明化対応版などといった派生版が有志によって開発されたが、原作者へ連絡がつかない状態であったために「再配布するには原作者の許可が必要」の条件をクリアできなかった。ソースコードの差分を配布して利用者自らがBuildするといった方法や、バイナリパッチで配布するなどの手法がとられたが、一般ユーザーには利用のハードルが高く、PuTTY等の他のソフトへ乗り換えるユーザーも少なくなかった[14]

2002年7月3日、Ayera TechnologiesはSSH2に対応したTeraTermの次世代版として「TeraTerm Pro Web Ver 3」をリリースした[15]。原作者へどのように許可を取ったのかは明らかにされていない。また、このソースコードも公開されていない。2002年10月8日リリースのVer 3.1.3まで更新が続けられた[16]

オープンソース化

平田豊を中心とするメンバーでTeraTerm Projectが結成され、2004年3月2日にTera Term Pro 2.3へのパッチという形態でUTF-8サポート版がリリースされた。同年8月にはSSH2に対応した「TTSSH2」がベータ版として公開された。

2004年9月、原作者の寺西高に連絡が取れ、TeraTerm Projectがバイナリ再配布の許可を取得したことで、パッチではなくフルパッケージで配布できるようになった[17]

2004年10月にはSSH2対応TTSSHを同梱するようになり、2004年12月にはTeraTerm Menu、2005年2月にはLogMeTTも同梱するようになる。インストーラーを採用することで派生版や補助ソフト、プラグインを必要に応じて同時にインストールできるように統合されていく。

2005年1月、修正BSDライセンスの下で「UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2」としてリリース。バージョンはオリジナル版やAyera版との重複を避けるためVer 4から開始された。

2005年1月、LogMeTTの開発者Boris Maisuradzeと平田豊は、英語圏向けのコミュニティフォーラムを構築した[18]。なおこのサイトは、2018年にBorisが引退を宣言し、閉鎖された。

2008年6月25日、Ver4.59から名称を「Tera Term」に改称された。

2014年3月、初版公開から20周年を迎えたことを記念したVer 4.81が公開[19]

2023年10月、18年ぶりのメジャーバージョンアップ「5.0」がリリースされた[20]

2023年11月、リポジトリをOSDNからGitHubへ移転した[21]

2025年3月、バージョンを「x.y.z」形式に変更し、年に2回の「定期リリース」と不具合修正の不定期「安定版リリース」の2本立てにリリースプランが変更された[22]

脚注

関連項目

外部リンク

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