Tボーン協奏曲

From Wikipedia, the free encyclopedia

Tボーン協奏曲T-Bone Concerto)は、ヨハン・デ・メイが作曲したトロンボーン協奏曲トロンボーン独奏と吹奏楽のための協奏曲として作曲された。

ケンタッキー音楽教育者協会(KMEA)からの委嘱で、1995年8月から1996年1月にかけて作曲された。

曲名はトロンボーンとTボーンステーキT-bone steak)をかけており、さらに3つの楽章にそれぞれ「レア」「ミディアム」「ウェルダン」というステーキの焼き方がタイトルとして付けられている。単なる言葉遊びであり、曲自体はステーキとは関係はない[1]

吹奏楽伴奏の中で、フルートオーボエクラリネットホルンバスーン各2とイングリッシュホルンコントラバス各1による室内楽が、主題を提示するなど全曲に渡って重要な役割を果たす。

演奏時間は約25分。

楽譜は、後に書かれたブラスバンド伴奏版とピアノ伴奏版とともに、デ・メイが設立したオランダの出版社アムステル・ミュージック(Amstel Music BV)から出版されている。

初演

第1楽章のみ、1996年2月にケンタッキー州ルイヴィルで開催されたKMEAの年次大会で、ジェフリー・トーマス(Jeffrey Thomas)の独奏により初演された。

全曲の初演は、同年3月1日にオランダアムステルダムコンセルトヘボウで、ジャック・モージェフランス語版の独奏、モーリス・ハメルス(Maurice Hamers)の指揮、オランダ王立海軍軍楽隊オランダ語版の演奏により行われた。

日本初演は、1997年9月23日に大阪市北区フェスティバルホールで、呉信一の独奏、ハインツ・フリーセンオランダ語版の指揮、近畿大学吹奏楽部の演奏により行われた[2]

編成

構成

  1. レア(Rare)
    室内楽によるバロック風の主題で始まり、コラール風の中間部を持つ三部形式
  2. ミディアム(Medium)
    3/4拍子と6/8拍子の穏やかな旋律による三部形式。
  3. ウェルダン(Well Done)
    チェンバロも加わり、第1、第2楽章の主題を発展させたネオ・バロック様式で書かれ、圧倒的なヴィルトゥオーソでエンディングを迎える。

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI