Uku
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2024年4月リリースの前作『wood mood』以来、約2年ぶりとなるスタジオ・アルバム。サウンドプロデューサーは『wood mood』から引き続き石若駿が担当[1]。
収録曲は全13曲で構成されている。今作ではゲストボーカルとして上白石萌音とnever young beachの安部勇磨の二人が参加しているが、自身のアルバムに客演アーティストを迎えるのは今作が初となる[2]。またノラ・ジョーンズに提供した「Don’t Know Why」でグラミー賞を受賞したジェシー・ハリスが「Blue Blue Blue」と「Carol」に作詞として参加している[3]。
アルバムのアートディレクターは佐藤裕吾、写真は小林光大が担当。
制作背景
『uku』は前作『wood mood』の流れを汲む続編的作品と位置づけられており、同作に引き続き石若駿をサウンドプロデューサーとして起用している[4]。
藤原は2024年に『wood mood』を発表後、発声障害および耳の不調を理由に音楽活動を一時休止した[5]。『wood mood』が自身の不調に対して葛藤を抱えながら制作した作品であったのに対し、『uku』はその状況を抜けた先へ進むことを志向して制作が開始された[4][6]。
アルバムタイトル『uku』は、「ウクレレ」で制作した楽曲が多かったことと、日本語の「浮く」という言葉に由来する[7][8]。「溺れそうな時にもがくとより苦しくなるため、浮かんで流れに身を任せることが大切[7]」であり「今の自分は全部味わってただこの状況に浮かぶことが必要[7]」だという思いが含まれている。また本作を単にトロピカルな明るい作品ではなく「波のようなアルバム」と表現しており、自身の浮き沈みのある心境を反映した作品であるとしている[8][9]。いわゆるタイアップ曲が収録されていないアルバムとなっており、「今自分が1番カッコ良いと思うものをやろう[8]」という思いをもって制作された作品である。
制作の構想の段階から、サルサやチャチャチャやレゲエなどラテン音楽の要素を取り入れたトロピカルな音楽性を志向していた[6][10]。ラテン特有の複雑なリズムを体得するため、サルサダンス教室に通っていたことも明かしている[4][11]。一方で、『uku』のサウンドを特定のジャンルに限定するのではなく、どこかの島に存在するかもしれない自分にとっての理想郷を表現するというようなコンセプチュアルな作品である[6]。
制作期間中は西岡恭蔵の『南米旅行』や細野晴臣の作品を聴いていたと述べている[12]。
ボーカルレコーディングでは、「Angle」と「Carol」は藤原の自宅で録音された音源が採用され、それ以外の楽曲は友人でもある草野華余子のスタジオで録音された。発声については草野とともに模索を続けている段階であると語っている[6][13]。
今作には前作に続き藤原や石若駿がフィールドレコーディングした音が使用されている[8]。
収録曲
| 全編曲: 石若駿。 | ||||
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「Angel」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 2. | 「OK」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 3. | 「My summer」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 4. | 「girl of yours dreams」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 5. | 「Interlude」 | 石若駿 | ||
| 6. | 「深海」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 7. | 「one」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 8. | 「Carol」 | ジェシー・ハリス | 藤原さくら | |
| 9. | 「だって ずっと このまま? Feat.上白石萌音」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 10. | 「Blue Blue Blue」 | ジェシー・ハリス | 藤原さくら | |
| 11. | 「little baby Feat.安部勇磨」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 12. | 「scent of the time」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
| 13. | 「Every day」 | 藤原さくら | 藤原さくら | |
合計時間: | ||||