MGM-31 パーシング II ミサイルは、1973年より開発が開始されており、それに搭載する核弾頭として軟目標攻撃用のW85と硬化目標攻撃用のW86が検討された。W85と異なり、遅延信管を用いる予定であった。しかし、MGM-31 パーシング II ミサイルは、SS-20 ミサイルに対抗するため、当初計画より射程延長の必要性が認められ、飛距離を延ばす改設計が行われた。それに伴い硬化目標攻撃任務から外されることとなった。これによりW86も開発が中止され、MGM-31 パーシング IIにはW85核弾頭のみが搭載されることとなった。なお、W86はW85と同じくB61核爆弾の派生型であった。